香りを創る、香りを売る

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著者 : 塩野秀作
  • ダイヤモンド社 (2012年12月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478083246

香りを創る、香りを売るの感想・レビュー・書評

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  • 私たちの生活に"香り"は深く関わっている。懐かしい記憶を呼び起こす香りに不意に出会った経験がある方も多いのでは。塩野香料㈱はそんな香りをビジネスとして扱う会社だ。今まで天然だと思っていたものが実は人工的に創られていたり、香りを付けなければおいしく食べられないものがあったり、香りビジネスの奥深さを知ることができる。

  • 塩野香料株式会社 社長が著者。
    香料会社に入社希望の人向け。
    前半は香料や会社の歴史等。ここはほとんど読み飛ばしてしまった。後半は、香料の説明や、パフューマーの仕事内容など。

    香料は、幅広い。本当はないような香りを表現したりする。食品の試食評価だって、多種多様に違う評価が出るところを・・・・香りはそれ以上に広いんだな。でもおもしろい。以下の最後にメモした、商品の魅力を語り合うっていうのは、これからは意識してやってみたい。

    <内容メモ>
    ・レトルトカレーや即席めん類などの加工食品には食品素材を加熱調理して濃縮したペーストタイプのものがある。即席めん類に求められる風味は時に炊き出し感と表記されるものがある。炊き出し感とは、ラーメン店に入ったときに漂うスープを作っているときの香りです。この香りを香料で再現するためには、鶏がら、葱、しょうが、にんにく、煮干、コンブといった原料を動植物油脂で加熱抽出します。

    ・機能性香料
    抗菌:常在菌について調べた。香料により選択性あり(この香料は大腸菌にきくなど)。耐性ができない。ウイルス耐性もあり。
    眠りを誘う香料

    ・研究中
     ・乳化。油分をもつ香料を飲料に!
     ・呈味改善剤。食品に添加しても、味にそれほど影響を与えることなく、味の質を和らげる作用をもつ、食品添加物や食品素材のこと。刺激性のある酸味や好ましくない苦味、渋みを感じにくく。また、味のコクをだしたり。
     ・健康志向。低カロリー飲料の甘味料は少ない使用量が求められている。合成甘味料の好ましくないにおいをマスキングして、砂糖と同じような温かみのある甘さを表現するのは難しい。

    ・調香師として必要なこと
    イミテーション。イミテーションができるとは、目指すものを創ることができるということ。
    感性を磨く。プライベートでも香りを意識。その風景から感じる香りは?例えば、青い香り、つぶつぶ感を感じさせるイチゴをお願いされたりする。

    ・話題の商品、なぜ魅力的か社内で話し合う

  • 良くも悪くも香料メーカーの社長が書いた本。会社についての記述が多すぎ。もっと香料の魅力について述べて欲しかった。高いけど中身はうっすい。

  • 就活生のための会社紹介本。

    香りを創ることに関して興味があっても
    本書を読んで得ることは少ない。

  • 「香りを創る、香りを売る」(塩野秀作 ダイヤモンド社 2012・12 1575円)という本を読んだ。

    塩野氏は出光ラグビー部の後輩である。

    塩野氏は道修町で江戸時代から続く薬種問屋(現在は塩野香料株式会社)の当主である。



    現役の商売人が書いた出来立てホヤホヤの本を読んで学ぶところ多かった。

    大別して食品香料をフレーバー系、化粧品香料をフレグランス系というらしい。

    江戸の薬種問屋はもっぱら輸入原料に頼っていたが、現在の塩野香料は多角的に工場生産をしている。

    上海、台湾でも製造・販売している。



    私が最も感心したのは、本書中に年号以外は数字が出て来ないことであった。

    普通会社の物語といえば売上高とか従業員数とか数字が並ぶものだが、この書には無い。

    大阪商人の見識というか素養が偲ばれる。

    そうそう、<調香師が30人ほど・・・>の数字があった。就職希望者の殆どが調香師に憧れているからだろう。



    「香りを他者に伝える第一の手段はまず言葉です。」 これが塩野秀作の言葉だ。

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香りを創る、香りを売るはこんな本です

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