ぼくらの地球規模イノベーション戦略―――IT分野・日本人特許資産規模№1社長のこれまでと次の挑戦
- ダイヤモンド社 (2015年8月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478083758
作品紹介・あらすじ
日本人特許資産規模No.1社長はその時何を考えたのか?今、初めて明かされる、その迫真の真実・証言の数々。
感想・レビュー・書評
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オプティムは、農業のAI化をしている会社とおもったら、ソフトウェアのインフラの基本をきちんと作っている会社だった。オプティムリモートというのが、有名らしい。
オプティム代表の菅谷俊二は、真摯で、常に前向きに取り組み、時代を見る目がちゃんとある。佐賀が情報発信の始まりであるのがなんともいい。田舎から世界を攻めている。ITとは、そんなふうに始まった方が物語やレジェンドになる。情報通信分野において、個人特許資産規模で、日本人第一位。数々の特許を作り出した秘訣が書かれている。人に対する感謝も忘れない。随分と大人だと感じた。
どうやって、数々の特許を作り出せるのか?その秘訣を本書は明らかにする。
「世界を変えたい。世界初のサービスを創りたい」「新産業のクリエーターたれ」という。
オプティムは、「ネットを空気にかえる」というスローガンで、事業に取り組んでいる。
「明日の世界を、テクノロジーの力によって最適化していこう」
インターネットは、電気、ガス、水道に次ぐ、第4の生活インフラ。
スマートデバイスの業界で、モバイルデバイスマネジメント市場でシェアナンバー1を目指す。
最初は、「秋葉原仮想電気街」から始まった。
小学3年生で、トミーの販売していた子供向けコンピュータ「ぴゅう太」で遊ぶ、そして「MSX」でゲームのプログラムを作る。1987年、小学6年生の時に、エレクトロニクスのコンテストで佳作をとった。その頃から、プログラミングに馴染んでいたのだ。いやはや。すごいと言わざるを得ない。
大前研一のプロデュースによるビジネスコンテスト「第1回ビジネスジャパンオープン」での特別賞をとる。そこには審査員として孫正義がいた。孫正義がそれを売らないかもしくは出資する
といわれても、断った。まぁ。こういうことが伝説となる。ダウンロードの時間に、広告を流すサービスのアイデアをうる。「フレッツリモートサポートサービス」で大きなヒットとなった。「Optimal Biz」「Optimal Green」「Remote Experience Sharing」「農業 X IoT」
とにかく、どんどんとビジネスモデルを変えて行く力を持っている。ビジネスの展開の仕方が柔軟なのだ。2000年に最初の特許を取ってから、知的財産戦略をきちんと持っているのが、躍進する大きな要因だと思う。「誰にとってもそれは必要だろうな」と思える技術、「盲点となっていて以外にも世の中に存在していない」という技術に着目して、シンプルかつニーズの高い発明を継続的に取り続けて行く。ふーむ。この会社は伸びるね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上場に合わせて出版された取締役自著本。
今では有名な会社として日本の大企業と商売していることそのものが強み。
IT活用とはいうが、この規模で活躍している大手若手会社はなかなかないだろう。
地に足が着いた今後も楽しみな会社と見る。 -
まさにグローバルに羽ばたくベンチャー企業
が出てきた感じです。菅谷社長の凄さと人間味の
両方がこの会社を引っ張っているのでしょう。
これからの時代をさらに牽引していく予感が
いっぱいです。