脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]――[脳科学×瞑想]聞くだけマインドフルネス入門

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478101919

感想・レビュー・書評

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  • 七つのメソッドが収録されていますが、雑念を「サルの乗った電車」になぞらえて自分と思考を区別するモンキーマインド解消法と、怒りや衝動を「他人事」のようにとらえるRAINが気に入りました。マインドフルネスは雑念を消すための修行ではなく、雑念が生まれることを前提に設計されたスキル。呼吸は意識の錨。「自分自身」と「自分の考え」を同一視しない。マインドフルネスの全体像がようやくボンヤリと見えた気がします。音声ガイド付で、私のような初心者にピッタリの内容です

  • オーディオブックがおすすめです。
    オーディオブックの指示が間合いが程よく、マインドフルネスを実践しやすいです。

    読みものとしては、CDブックではない方が面白いですが、日々の生活でマインドフルネスを実践するにはこちらの方が効果的だと思います。

  • ■ひとことで言うと
     瞑想で「今ここ」に意識を集中し、脳を休める

    ■キーワード
     ・マインドフルネス=脳の休息法
     ・DMN:脳活動のベースライン。エネルギーの60~80%を消費。(無意識の脳活動)
      →DMNの活動を抑えることで脳が休まる
     ・脳疲労は「過去」「未来」に意識が向くことで生じる(「雑念」が脳を疲弊させる)
      →「今ここ」に注意を向けることでDMNの活動を抑え、脳疲労を和らげるための手段が「瞑想」
     ・瞑想によって脳は変化する(可塑性)
     ・呼吸は意識の「錨(アンカー)」
      →呼吸に意識を向けることで「今ここ」に注意が戻る
     ・前頭葉:理性、扁桃体:本能 を司る脳の部位
     ・認知行動療法:現象を認知し、受け入れ、対処することで疾患を治療する方法
     ・考えを傍観する
      →「考えていること(内容)」と「考えている自分(自己)」を切り離す
     ・自分の感情を認知し、ありのままを受け入れる(RAIN)
      →ノンジャッジメンタル(良し悪しを判断しない)を持つ
     ・レジリエンス=復元力:ストレスから回復しようとする力
      →楽観性やソーシャルサポートによって向上

  • 『感想』
    〇脳を休ませるには睡眠だけではダメなのか。確かに睡眠で解決するなら、誰もがリフレッシュできるはずだもんな。

    〇自分の感情を客観的に考えること、その上でどうするかを考えることがいいのかな。

    〇脳はいつも過去か未来を考えているというのはそうなのかもしれない。終わった過去や来るかもわからない未来を考えることで疲れるのは意味のないこと。今に集中するために雑念を追い払い、今している呼吸や体の感覚を感じることで今の位置を掴むのはよい気がする。

    〇理論的には分かった気になったが、普段の特に疲労や衝動的な感情が高まっていない時にマインドフルネスをしようとしても、時間がもったいない気がして他事を始めてしまう。

    〇CD(というか音声)での説明はよいと思うが、バックミュージックになってしまい、そうするとしっかり聴いているわけではなくなる。今この感想を書いている時も正にそう。

    〇刺激的な感情に襲われたときにやってみようかと思う。湯船に浸かっている時や寝る前などもいいかも。

  • 「日々のパフォーマンスを最高なものにするために、いかに脳を休息させるか」について書かれている本。
    呼吸というものがいかに大事かがわかる。
    そして決まったやり方はなく自由に行なえるのもポイント。
    意識すべき点は「自分自身の感覚や呼吸に並大抵ではない注意を向ける」ということのみ。
    イスに座って深呼吸するのが一般的な形ではあるが、いくらでもアレンジが効くのでいつでもどこでもできる。

    起きてすぐ、寝る前、眠いときに実践してみようと思う。

  • 借りたもの。
    ビジネス自己啓発としてのマインドフルネス本。
    それは「仕事を効率よくするために、脳をいかに的確に休めるか」という前提に立っている。
    それによって得られるゆとりや活力、ブレない意識が、的確に仕事をこなす能力に繋がってゆく。
    呼吸法と、自身を客観的に捉えてゆくのは、今流行りの瞑想法と何ら目新しいものは無い。
    しかし、ケースによって使い分ける瞑想法の紹介が、ビジネスのハウツー本らしい体裁。

    本を読むだけでは分からない瞑想の仕方を、CDの誘導によって行う。
    聞き流すのではなく、誘導に合わせて呼吸をしたり、意識を向けたり……そういう能動さが大切。

  • どれだけマインドフルネスが体に良いのか、科学的に説かれている本。納得感があると思う。
    CDやダウンロード版の音声付きで、実践することこそがこの本の目的。
    それぞれ違う目的をもったマインドフルネスのプログラムが試せる。
    そのプログラムごとの解説が本で読める。
    良いかどうかは人それぞれとして、ひとつひとつのプログラムの分数は10分程度。導入としてはとっつきやすいと思う。
    自分は今までマインドフルネスを実践してきているため、もう少し長いプログラムがあったらもっと良かった。

  • 易しくわかりやすいマインドフルネスの解説と実践CD

    7つ症状にあわせた実践法
    脳の疲れ、マインドフルネス呼吸法
    気づくと考えごと、ムーブメント瞑想
    ストレスで体調不良、ブリージングスペース
    思考のループ、モンキーマインド解消法
    怒りや衝動、RAIN
    身体に違和感や痛み、ボディスキャン
    他人へマイナス感情、メッタ

  • 「日々のパフォーマンスを最高なものにするために、いかに脳を休息させるか」について書かれている本。 呼吸というものがいかに大事かがわかる。 そして決まったやり方はなく自由に行なえるのもポイント。 意識すべき点は「自分自身の感覚や呼吸に並大抵ではない注意を向ける」ということのみ。 イスに座って深呼吸するのが一般的な形ではあるが、いくらでもアレンジが効くのでいつでもどこでもできる。 起きてすぐ、寝る前、眠いときに実践してみようと思う。

  • 初心者でも分かる脳の基本的な働き、休め方等を学ぶことができた。

    冒頭に具体的な休息法の記載がある。文章、図解のみだと難しいかもしれないがもう少し詳しいと良いかも。

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著者プロフィール

医師(日・米医師免許)/医学博士。イェール大学医学部精神神経科卒業。日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、イェール大学で先端脳科学研究に携わり、臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。著書にベストセラーとなった『世界のエリートがやっている 最高の休息法』『脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]』 (以上、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『脳を最大限に活かす究極の運動法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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