- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478102053
感想・レビュー・書評
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社内政治から誰も逃れられない。
という前書きに興味を持ち読みました。
社内政治、要は人が集まれば対立や軋みが起きるので、そこを上手くやっていかないとね。
という趣旨。
その通りだとおもう。
ただ、アメリカの事例なので、社員達がわりと肉食にガツガツ行ってる事例が多く。
解決策も教科書のようなロジカルな回答で、自分にはあまる、グッと来なかった。
いらない衝突はなるべく避けて、味方のネットワークを構築、戦う時は戦う。
という感じでしょうか、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何とも軽い内容で残念。
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期待に反した内容であった。これがHBSで教えられているとすると少し残念に感じる。
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原題は"HBR guide to office politics"であり、「社内」という範囲にこだわらずに、広く参考にできるケース集であった。とはいえ「職場の政治学」題名をつけたら売れなかったのかもしれない。
書かれている内容としては、アメリカの企業内で起こるごく日常的なケースを、抽象化してまとめたものであり、いわゆるビジネス書である。付き合いにくい人との人間関係、リソースの入手法、出世、派閥、権力闘争といったことがトピックとして取り上げられている。事例の感じ方には個人差があるだろうし、ましてや一般化できるものでもないが、読者の置かれている状況によっては参考になる部分が少しはあるかもしれない。
また読了後、少しweb上の情報を探してみた。
ciniiで社内政治を検索しても、学術論文としては紀要が1件ヒットするのみ。あとは雑誌の記事が中心となった。
Office Politics や Workplace politics で検索すると以下のとおりだった。
https://www.mindtools.com/pages/article/newCDV_85.htm
http://www.managementstudyguide.com/workplace-politics.htm
しかし、検索語を再考し、「組織内政治」としたところ、以下がヒットした。
http://repo.lib.hosei.ac.jp/handle/10114/6786
これは優れたレビュー論文といえよう。大学における組織内政治に関する研究例はなく、リサーチには労苦が伴うと予想される。教育学より経営学の組織論分野といえよう。 -
良いタイトルではないが事あるごとに読み直したい。対立を支配するという言葉が印象的だった。