- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478102091
感想・レビュー・書評
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文春砲と言われるスクープ記事に、私は興味があったりなかったりだが、これをやってる中の人はどんな人で、何を考えているのか、その点には興味があった。
記事を書く上での基本的な方針から、編集部としてのチームプレイと編集長としての姿勢等々。そのあたりももちろんおもしろかったが、一番最後の「売れない」時代のマーケティングの章が非常に興味深かった。こちらはまだ発展途上で試行錯誤をしているのだが、その経緯が書かれていて、ネット時代に紙メディアがどう取り組むのか、マスコミやメディア関係じゃなくても参考になるのではないだろうか。
それ以上に、しばしば出てくるフルスイングという言葉。全力を出して、真摯に、真剣に取り組めということだが、その姿勢がクリティカルヒットとなる文春砲を生み出すというわけだ。私自身、最近フルスイングで物事にあたっていないなぁと反省した次第でありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。編集長の「number」在籍時代の話が面白かった。というか「number」って文藝春秋の発行だったんだ。裁判の話があって、文春側が勝った話が多かったが負けた時の話が知りたかった。いくらぐらい賠償金を支払うんだろう?
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我々がするのはあくまで「ファクト」の提示である。
メディアの武器は、論よりファクト。それこそが報道機関による権力との戦い方である。
「世の中の人が興味を持っている人物や事件」について「建前やきれいごとではない本音の情報」を「なるべく本質に迫るような内容」で「わかりやすく」、ときに「おもしろく」提供していくこと。それが週刊文春の仕事だ。 -
文春の記事の生産体制から、スクープという目的に特化した組織と評価指標の作り方。
自分たちの本質的価値であるコンテンツを軸に360度で収益化する体制を作り上げていくのはメディア運営として汎用的な内容も多く仕事に活かせる。
文春特有のと言うよりは、本来他の雑誌メディアでも近しい運営を行うべきとは思うが権力や親会社からの圧力で記事が潰されてしまうかどうか、裁判に対する向き合い方など、全ての「やらなければいけない事を絶対にやる」という意識を感じる。 -
熱血と冷静な判断とのせめぎ合い。
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スキャンダルを撮りたいよりも、人間の本質としての欲求が強いということがわかった
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多忙なはずの編集長がどのように話題記事を連発する仕組みを作ったか興味を持ち購入。
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昨今、文春砲なるスクープで話題をかっさらうのがお馴染みとなっている週刊誌の
編集長の仕事へのポリシーが書かれた一冊。
本人が書かれているのでどこまで自分に対してもファクト主義なのかは
わからないが、週刊誌のスクープに取り組む姿勢はやはり他誌とは一線を画す
考えを突き通してるとは感じる内容。
マスゴミと言われるメデイアも多くなってきている中で
ポリシーを貫き、取材相手とも渡り合うことは興味深い。 -
意気込みは伝わる‼️
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チームの作り方、上司とは
そう言ったものに対する1つの解答かもしれないと思う内容でした
著者自身が何回も相反するものを含有する雑誌だと言っているように感じたけれど
この語り口調も中身も、好き好きあるかなと思います
ただ、理想に向かいひたむきに、著者曰くフルスイングする姿勢には頭が下がります