人生100年時代の新しい働き方――生産性を高め、パフォーマンスを最大化する5つの力と14のスキル

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478102244

感想・レビュー・書評

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  • 読書時間:2時間

    大きな話題となったLIFE SHIFTや自身のイタリアでの生活にインスパイアされた執筆した本。仕事を人生をより良い方向にシフトさせながら幸せを見つけるには?という問いに対して下記5つのソフトスキルの重要性を説いている。

    それらは
    1.見出す力・・・未来を見通し、アイディアを小さな変化から見抜き、ありのままを眺める力
    2.聞き出す力・・・情報をキャッチし、相手の本音を引き出して聴き、深掘り質問から訊く力
    3.嗅ぎとる力・・・トラブルやトラップを嗅ぎ取り、そう行った情報が自分に集まりやすくするようにする力
    4.掴む力・・・率直に話し、手触り感のある情報で相手の心を掴みながら、中傷などはうまくスルーする力
    5.味わう力・・・味わいフレーズで相手のモチベーションと生産性を高め、仕事を味見して自分の好きを見つけ、雑談力で味付けしていく力

    どれも読みやすく、すぐに使えて誰にでも取り入れやすいテクニックが多く紹介されていて実践に結びつきやすいのが良い。

    特に参考になったのは、5の味わう力で褒め方を「相手の発言や言動にすぐに応える形で褒める方法」と「評価面談などで事後的にまとめて褒める方法」の2つに分け、前者の方がより相手に響き、相手のモチベーションを上げやすいことが触れられていた点。

    褒めるのが苦手な日本人が取り入れるとすぐに目に見える効果があるのでは、と思った。

  • こういったライフシフト的な考えはもっと浸透して、色々と人が流動的になっていけばよいのにとよく思う。けど昔ながらの古くさい考え方に固執している人はこういった本も読まなさそう。
    実際この本を読んで心動かされたところはあまりなかったが、もっと人のことは褒めていこうと思った。めちゃくちゃ久しぶりにレビューを書いてみた。

  • ロジカルシンキングではなく、五感を使って「ライフシアター」として軽やかに世を渡れとつづられている。
    嫌いなことは避けるとか、多種多様なことを体験して、それを活かすとか、、、
    要は仕事とプライベートをいい意味で区切らない生活なのかなーと感じた。
    学びも多いけど、こういう生き方が難しいというか、苦手だとか、やったことないから上手くできないとかあると思うし、こうなっていくにもかなりの鍛錬が必要で、その割に実践的エクササイズの記述は少ないなと感じた。

    1番いいなと思った教えは、「打たれる場数を増やして打たれ強くなれ」。
    打たれ強さと切り替えの良さは絶対武器になるよな、と思った。

  • 借りたもの。
    ロジカルではなく、感性から仕事効率を高める(図るのではない)方法を推奨する一冊。

    人生100年時代、専門特化することで固定化するのではなく、臨機応変にやり方を変えてゆくこと――それをライフシフターと呼ぶ――を念頭に置いている。
    尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』( https://booklog.jp/item/1/4344031822 )に言及されていたような、働き方やその動機の変化と似ている。過去の定番の働き方……タテ割社会の限界と反省だろうか。
    そしてAIでできない仕事、人間だからこそできることは何かという問いに対し、創造性を挙げる。
    五感を鍛え、それを「なんとなく」の感覚でおわらせるのではなく、分析し言語化(ロジカル)にすることで、ビジネスに活かしたり適切な判断につなげてゆくことを解説する。
    海外の著者翻訳のものでもこうしたものがあるが、そこは日本人著者。日本の企業体質にあわせてかみ砕いた?文脈だと思った。
    各章ごとの終わりに、日常で五感を鍛えるちょっとしたエクササイズ付き。

    山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 』( https://booklog.jp/item/1/4334039960 )に通じるものがある。

  • 読みやすく、ヒントがたくさんありました。
    新しい働き方を五感に合わせて、大きく5つのスキルに分割しています。最後の「味わう力」(味覚)は、人生を楽しむために今一番大事なスキルだと感じました。

  • 人生100年時代のバーターですよね。これ。

  • TABLE FOR TWO代表・小暮さんの著書。人生100年時代となり、節目で多様な生き方・働き方を選択できる「ライフシフター」として生きることが求められることを前提として、そのために養うべきソフトスキルが「五感」というフレームに沿って紹介されている。

    意義があると思ったのは、コンサル出身の小暮さんが、人々の潜在能力を開花させるのはロジカルシンキングではなくソフトスキルであると断言していること。
    物事を「見る」こと、他者の考えを「聴く」こと、リスクを「嗅ぎとる」こと、周囲の心に「触れる」こと、自他の関係を「味わう」ことができて初めて、論理的思考を行うことに意味が見出だせると感じた。

  • 雑談の章が印象に残った。

  • 激動する時代で、活躍するには何が必要か?  異色のキャリアを歩む著者が、今後働く上で重要となる5つの力と14のスキルを紹介する。

    はじめに 「AI×ライフシフト」時代に求められる、これからの働き方
    第1章 どんな些細な気づきからも最高のアイデアを生む「見いだす力」――ライフシフターの5つの力〈1〉視覚
     1-1 Foresight 「未来想像力」で常識にとらわれない広い視野を持つ
     1-2 Insight 「アイデア直感力」で物事の本質を見抜く
     1-3 Viewing 「ありのまま観察力」で人や企業のパフォーマンスを判断する
    第2章 どんな相手からも最良の情報を手に入れる「聞きだす力」――ライフシフターの5つの力〈2〉聴覚
     2-1 Hearing 「情報キャッチ力」で未来につながるチャンスを聞き逃さない
     2-2 Listening 「共感聴力」で相手の本音を引き出す
     2-3 Asking 「深掘り質問力」で欲しい情報を漏れなく手に入れる
    第3章 どんなに未知の環境でも危機を避けられる「嗅ぎとる力」――ライフシフターの5つの力〈3〉嗅覚
     3-1 Smell Trouble 「トラブル察知力」で危機を未然に解決する
     3-2 Smell a Rat 「トラップ回避力」で情報の確かさを精査する
    第4章 どんな職場・チームでも人を動かせる「つかむ力」――ライフシフターの5つの力〈4〉触覚
     4-1 Touch Someone's heart 「巻き込みストーリー力」で相手の心をわしづかみにする
     4-2 First-hand Experience 「現場情報力」で肌感覚を磨いて、オリジナリティを発揮する
     4-3 Thick Skin 「建設的スルー力」で新しい可能性を図太く追求する
    第5章 どんな仕事でも生産性を最大化できる「味わう力」――ライフシフターの5つの力〈5〉味覚
     5-1 Finesse 「味わいフレーズ力」でモチベーションと生産性を上げる
     5-2 Not My Taste 「仕事テイスティング力」で好きを得意につなげてパフォーマンスを上げる
     5-3 Small Talk 「カジュアル雑談力」でミーティングのクオリティを最大化する

  • 図書館に入っていたので読みました。
    が、「新しい」とは言うものの、本質的な内容は従来通りのビジネススキルかなぁと感じました。
    書いてあるスキルの必要性に同意はしますが、新しい発見は無かったかな。

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