猫はためらわずにノンと言う

  • ダイヤモンド社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478104187

感想・レビュー・書評

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  • もっと自分勝手に生きろ、他人のことはそいつ自身に世話をさせておけということを、猫にかこつけて柔らかく言う本。
    猫に関する引用がたくさんあるのが気に入った。

    「猫の清潔さ、愛情、忍耐、威厳、そして勇気を思う時、私たちのどれだけが猫のようになれるだろうかと思う。」フェルナン・メリー(獣医、動物作家)

    「はじめに神は人を創った。しかし、人があまりにも弱いのを見て猫を与えた。」ウォレン・エクスタイン(作家、動物トレーナー、動物愛護活動家)

    「もっとも汚らしい野良猫でさえ気品がある。背伸びなどしない。彼らは猫であって、ただそれだけのことなのだ。」フレデリック・ヴィトゥー

    「われわれはみんな、同じような忙しさに汲々としている。猫はそんなことには振り回されずに生きる勇気を持ち合わせている。」ジム・デイビス(漫画家)

    「静けさという概念は座っている猫の中にある」ルネ・シャール(詩人)

    「猫は何の役にも立たないことを名誉なことだと考えている。だから家の中では犬よりも上位に立とうとする。」ミシェル・トゥルニエ(小説家)

    「猫と哲学者について深く研究した。明らかに猫は哲学者よりも賢い。」イポリット・テーヌ(哲学者、批評家、文学史家)

    「一度しかない人生だから、猫と一緒に暮らさなければ。」ロバート・スターン(建築家)

    「その昔、中国に皇帝がいた。国中の偉大な賢者たちを集めて彼は言った。
    「いいことであれ悪いことであれ、人が一生のうちに抱くすべての感情を言い表し説明できる魔法の言葉を探せ」
    この命令に言葉を探しに出かけた賢者たちは、しばらくののち一つの言葉を持ち帰った。(中略)。「すべては過ぎ去っていく」」p.30

    「猫が目を開けた。太陽が入った。猫が目を閉じた。太陽はそこにとどまった。だから夜、猫が目覚めると、そこに太陽のかけらが二つあるのに気づく。」モーリス・カレーム(作家、詩人)

    「この世で唯一私を理解してくれるのは、うちの猫だ。」ディアヌ・ゴンチエ(作家)

    「人間は種の中で唯一、自分の種を受け入れない。猫は猫でいることに何の困難も感じない。単純なのだ。猫は、犬になろうなどというコンプレックスも矛盾も葛藤も意思ももち合わせていない。」アブラハム・マズロー(心理学者)

    「教育のかなめは好奇心だ。もし好奇心が猫を殺したとおっしゃるなら、私は猫がその気高さゆえに死んだのだと答えよう。」アーノルド・エディンボロー(作家)

    「猫は存在することに満足している。”いる”という動詞が最も似合うのだ。」ルイ・ヌスラ(作家)

    「言葉にできない美しさがある。猫がまさしくそれだ。」ルイ・ヌスラ(作家)

    「猫の友情を勝ち取るのは困難だ。猫は哲学的でまじめで、静かで自分の習慣を大事にし、秩序と清潔さが大好きである。そして誰にでも軽々しく愛情を示したりしない。あなたが友人としてふさわしいと思えば、友人にはなるが、決してあなたの奴隷になりはしない。」テオフィル・ゴーチェ(詩人、小説家)

    「私が猫好きなのは、猫がリビングを歩く時も生まれ落ちた”雨どい”を歩く時も、同じ態度でいるからだ。(フランス語では雑種の猫を”雨どい猫”という)」シャトー・ブリアン(政治家、作家)

    「猫と犬との違い。犬は人に食べさせてもらい保護してもらっているから、人を神だと考える。猫は人に食べさせてもらい保護してもらっているから、自分を神だと考える。」アイラ・ルイス(俳優)

    「もしあなたが猫の愛情にふさわしいなら、猫は友人にはなるが奴隷にはならない。」テオフィル・ゴーチエ(詩人、小説家、劇作家、評論家)

    「猫は賢いうえに、自分が賢いと知っている。」トミー・ウンゲラー(児童文学作家、イラストレーター)

    「猫はとりあえず欲しいものを要求するのはタダだと思っている。」ジョセフ・ウッド・クラッチ(作家、批評家)

    「猫の静けさは伝染病のように周囲に広がっていく。」アニー・デュプレー(俳優)

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/729719


    他人の目を気にしてばかり。
    せわしない日々を送っていませんか。
    猫の行動に習って自由と幸福に生きる方法を教えてくれる、フランスのベストセラー!

  • ( ..)φメモメモ
    犬は人に食べさせてもらい保護してもらっているから、人を神だと考える。
    猫は人に食べさせてもらい保護してもらっているから、自分を神だと考える。

  • 猫のように生きたい。ずっとそう思っている。

    仕事で超絶しんどい時、何かヒントになれば…と思って手に取った。
    ものすっごくヒントがあった訳ではないが、やれるところまでやり切って
    「ノン」と言えたのは本当に良かった。

    その選択は今でもよくやった、と思ってるし、そのチャレンジと行動が今の状況に繋がっている。

  • 自分はまるで猫のようだと周りに言われることがある。それは私自身猫に憧れてるからかもしれない。私は好奇心旺盛、人からの評価を気にすることはない、正直者、人の話を相手に立場になって聞くところは猫に近いと思う。でも私に足りないのは自分が自分でいることに対する自信かもしれない。私は私のことがあまり好きではない。でもそれは自分のことを理解してあげられてないからなんだろう。自分が存在しているだけでみんなを幸せにしているという意識がわたしには足りないのかも。向上心があることはいいことだけど、それをしていないと私はダメな人間だと思っているところはどこかにあった。私は私でいることに価値があるということを猫に倣って生きてみよう。

  • 猫は自分がネコであることに満足している

    猫的生き方をすると生きやすいということ

    余計なことを考えずに黙って寄り添う

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/729719

    他人の目を気にしてばかり、せわしない日々を送る人間たちへ。
    猫の行動に習って自由と幸福に生きる方法を教えてくれる、フランスのベストセラー。

  • 人間から見た「猫ってこうだよね」に絡めて、猫のこういうところをマネしてみたら、もっと気楽に生きられるよということが、書かれている本である。

    基本的には、人に振り回されず、自立して、自由に生きよう!人からの評価とか気にしなくていいよ、猫だって気にしてないから!みたいな感じ。

    不思議なくらい後に残らない、中身のない本だった。

  • 猫のきもちになるのですよ、的な、そんな話。

  • さほど面白みない。
    ただ、挿絵の猫が秀逸だ。

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著者プロフィール

1974年、フランス、リヨン市生まれ。小説家・エッセイストとして活躍し、これまで35冊以上の著作を刊行している。著書『猫はためらわずにノンと言う』(ダイヤモンド社)は、フランスで25万部を超えるベストセラーとなった。2019年には、続編の『猫は気まぐれに幸せをくれる』(ダイヤモンド社)も邦訳された

「2021年 『「星の王子さま」に学ぶ幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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