速読日本一が教える すごい読書術――短時間で記憶に残る最強メソッド

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.56
  • (34)
  • (77)
  • (78)
  • (22)
  • (2)
本棚登録 : 909
感想 : 107
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478105238

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小学生の頃に「遠足は、おうちに帰るまでが遠足です」と言われたものですが、読書もまったく同じで「アクションを起こすまでが読書です」。
    P160

    う~ん、、、俺の今までの読書は遠足以下だったのか笑
    今まで本はいっぱい読んできたけど行動には移せず積読が増えるばかり・・・すがるような思いでこの本にたどりついた。

    速読日本一の著者だから難しいテクニックが飛び出すかと思いきや、そんなことは無く読みやすかった。

    ポイントは2点。「全体を読んでから細部を読むこと」「とにかく速く読み切ること」。
    全体読みを森林調査にたとえる話が分かりやすい。

    [1回目]
    森全体がどうなっているか
    目次や見出しを見ながら、どこに何が書かれているのかを確認する
    [2回目]
    それぞれの木がどのようになっているか
    それぞれの見出しに対する結論がどこに書かれているかを確認する
    [3回目]
    木についている実がどのようになっているか
    本文中でよく使われている言葉を確認する
    P67

    たしかに最初に森全体を把握した方が探索しやすいもんね。どの本にも大抵頻出する重要キーワードがあるからその実を見つけれるようになりたい。俺の今までの読み方だと、地図もコンパスも持たず森に突撃して遭難するスタイルだったわけか。今度からは本を読む前に探索の準備をしっかりせねば。
    全体を見渡せるようになるには読む速さも重要だという。

    行の始めの文字を見てから終わりの文字を見るまでの間の時間は1秒以内が目安になります。
    P105

    ぎゃ~、、、1行1秒は無理ゲーすぎる。実際やってみたけどまだこの域には達せなかったわ。でもこれくらい速く読めれば読書の時短できるんだろうなぁ。コツは読みというより見るほうがいいみたい。こればっかりは常に読書のとき速く読むように意識するしかないな。俺は分からないことや引っかかる文章があると詰まっちゃうから、とにかくまずは高速で読み切れるようになりたい。

  •  役に立つ読書の方法について書かれています。
     速読日本一を自称しているだけあって、実践的で役に立つ読書術だと思います。
    「おわりに」で、「本をたくさん読んでも社会に還元しないと意味がない」と書かれています。
     本書の著者にしろ、フォーカス・リーディングの寺田昌嗣さんにしろ、苫米地英人さんにしろ、大量に読書しているだけあってその読書論は傾聴に値するものあります。
     ということで、イントレ速読教室で速読をマスターしよう!……とは言えません。
     実は私は本書の著者の速読教室に30万円ほど捨てに行ったことあります。
     遠い距離を朝早くから行く割には無味乾燥で苦痛を感じる内容で、私には相性が合わなかった。
     まあ速読教室も相性があるのだから、私には合わなくても他の人には合わないとは言いませんから。
     自分に合う速読は自分で工夫してカスタマイズしていくしかありません。
     努力の甲斐あってか、最近、以前より少しは本を読むのが早くなったような気がしています。
       https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/02/08/085645

  • 速読のコツとかノウハウ、わかりやすかったです。

  • ・なぜ本を読むのが遅いのかの原因。
    ・読書をどのように捉えるのか。
    ・読書で得たことをどのように自分の成長に落とし込むのか。
    ざっとですがこんな感じのことが書いてあります。

    【学び】
    ・遅く読むなら早く読む
    →インプットされる情報量は変わらない
    →時間に敏感になる
    ・仕事が速い人になる

    ・本×環境×経験を意識する
    →自分の環境・経験によって感じること、理解力は変化してくる

    ・アウトプットする、すぐに実践する
    →行動することで知っているから経験に変える
    →思い出す、考える範囲を自分の経験にまで及ばせることで、閃きや考える力を身に付けられる
    →文書力が鍛えられる
    ・仕事ができる人になる

  • 速読日本一の方が書いているので速読のテクニックなどがメインの本かなと思って買いましたが、どちらかというと本の読み方や心構えに関する内容が多かったです。

    まずは考える前に通して読み切ってしまい、読んだ後に考えるという切り分けをするという方法は参考になりました。
    本とは対話しながら読み進めるという読み方は二周目以降にすれば良い、と考えることで読書の心理的なハードルが下がり、読書が億劫になるという問題が解決されます。

    また、本を読む前に目的を明確にすることは必要ない、という考え方も参考になりました。目的が明確ならネットで調べれば良いというのはその通りです。
    他の読書本では目的を明確にして拾い読みをする速読の技術がよく紹介されていますが、まずは全体を通して読んで著者の考えを追体験することで、今自分は何を知らないのか、何について考えれば良いのかを知ることに重きを置く、というのが著者のスタンスでした。

  • あまり期待してなかったけどよかった。速読でもう一周しよう。

  • 数冊読んだ中でも、腹落ちする内容。
    どうせ忘れるなら、じっくり読むより読み切ることを目標にする。
    本の内容をいかに行動に結びつけらるか?
    ただ、同じ本を3回読むとか、なかなか・・・そうでもしないと行動に移すのは難しいかもしれないが、

  • 本の読み方に対する考えが180°変わり、200ページ程の本が数時間で読めるようになった。

    仕事家事育児に追われる日々の中で、2024年は読書量を増やしたいと考え、速読術を身につける目的で本書を購入した。

    特別驚くことが書かれていたわけではないが、メソッドの通りに実践してみると、スラスラと読め、内容も以外と頭に残ってることが分かり驚いた。

    何よりも今まで一冊読むのに多くの時間がかかっていたのに、あっという間に読み終えられたことで、読み切ったという達成感が強く感じられ、もっと読書したいと思えるようになったことが良かった。

    本書の内容的には自己啓発やビジネス書、専門書向けの速読術である?ので、小説などに通用するかは疑問なところではある。

  • 速読を推奨する理由と効果的な手法を紹介した速読入門向けの本。

    著者が言うように、どんなに時間かけて熟読しようと、1回で全てを覚えることも理解することも不可能。

    それだけでなく、反復する重要性に関してや読んだ内容を思い出しながらまとめて配信することなど、最近自分でも重要性を感じて実践しようとしていたことだったので納得する部分が多かったです。

    自身の経験や環境に置き換えて考えることで〜という話も心当たりがたくさん浮かび、本の内容全てに科学的根拠があるかは不明ですが、私にとっては納得する内容ばかりでした。

    実際にこの本に書いてある指示に従い、速読を意識して30分強で読み終えましたが以外に内容頭に入っていたので、著者的には遅いという判断になるのでしょう。

    スマホをいじってるときの流し読みを意識すると、意外と簡単に感じましたが、まぁ初回にしては十分だと思っています。

    小説や新しい学問を学ぶ際に当てはめるべきかはわかりませんが、自己啓発やビジネス書、語学、既知の内容に関して学問書などでは今後も速読、アウトプット、反復に挑戦してみようと思える本でした。

  • 小説をより早く読みたいと手に取りましたが、どちらかというとビジネス本、自己啓発本の初心者向けの読書術という印象でした。

全107件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

速読コーチ。速読日本一。
高校時代、国語の偏差値はどんなにがんばっても40台。本を読むことが嫌いだったが、借金を返済するため投資の勉強をするなかで500ページ超えの本を読まざるを得ない状況になり、速読をスタート。8か月目に速読甲子園で銀賞(準優勝)、翌月には特別優秀賞決定戦で速読甲子園優勝者を下して優秀賞(1位)を獲得。独立後は、時間を質・量ともに有効に使うための速読術を伝えるべく、国内外を飛び回っている。
医師、パイロット、エンジニアなどの専門職から経営者、会社員、主婦と、幅広い層の指導にあたり、速読習得率は95%以上。受講生の読書速度は平均で3倍以上アップしている。「1日で16冊読めるようになった」「半月で30冊読めるようになった」「半年間で500冊読めるようになった」など、さらにハイレベルな速読指導も行う。
大企業や学習塾などさまざまな分野での研修では、ビジネスでの活用や合格率アップにつながる速読指導が好評を博している。10万部超えの『1日が27時間になる!速読ドリル』(総合法令出版)など著書多数。

「2021年 『めんどうなことなしで速読できる方法を教えてください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

角田和将の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
J・モーティマー...
リンダ グラット...
スペンサー ジョ...
メンタリストDa...
稲盛和夫
ヴィクトール・E...
ジェームス W....
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×