フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

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制作 : Daniel H. Pink  池村 千秋 
  • ダイヤモンド社 (2002年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478190449

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるかの感想・レビュー・書評

  • 過去の読書会の人気課題本ということで読んでみた。確かに日本でもこの本で紹介されているような生き方を選んだ人はいる。しかし、この本で紹介されているような生き方は、誰にでもできるものではなく、社会的に高く評価してもらえる技術や人脈などが必須であることは留意するべきだと思う。もちろん、著者自身が、「高級官僚の天下り」ということも、ある程度差し引いて考えるべきである。また、著者がやたらに楽観的で、いわゆる「派遣切り」の問題を”一部の例外”として矮小化している態度に、とても違和感を覚えた。

  • 組織に囚われない、自分にとって望ましい条件で働く、これからの働き方は『フリーエージェント』が主流になると説いています。

    実はアメリカでは既に4人に1人がこの働き方をしているそうです。

    『フリーエージェント』というと実力のあるスポーツ選手が条件の良い球団を自ら選ぶ為の手段、というイメージが日本ではありますが、本当の意味は冒頭で述べた『組織に囚われない』、『自分にとって望ましい条件で働く』こと。

    私も今これを目指してブログを日々書いていますが、こういった働き方ができれば皆が幸せになれる、そう思ってこの道を進みたいなとこの本を読んで改めて感じました。

  • あんまおもしろくなかった。

  • 2002年に出版され、話題になった1冊とのこと。企業から離れ、独立して個人事業を営むフリーエージェントが米国では事業者全体の25%も占めていたそうで、これはかなり驚きの数字である。大企業に勤める暮らしに比べ、安定性には欠けるし、社会保障も不十分で、仕事とプライベートの区別もなくなるというフリーエージェント的な働き方だが、職住隣接、家族との時間も増え、何より自分で思うように好きな仕事ができるという魅力には代えがたいのだろうことは容易に想像がつく。

    翻って、日本はどうなのだろう。この2002年からの15年間、一時は米国同様に、フリーエージェント的な働き方がもてはやされた時期があった。しかし、リーマンショックやグローバル化についていけず企業の業績が落ち込む中で、そのような生き方は派遣労働者の厳しい実態を通じて問題視され、勢いを失い、今また安定的な生き方に回帰してきたのではなかったか。

    しかし、この日本と米国の環境の差は、新規産業を生み出すダイナミズムの差として現れているのではないか。滅私奉公的な働き方はなくなってきたとはいえ、彼我の差はまだまだ大きい。2002年当時に読んでいれば、新たな視点ももらえた1冊だと思うが、現時点で読むとそんな読後感になってしまうところ。

  • フリーエージェントに関する実態調査兼入門書。フリーエージェントって、組織に縛られなくていいなぁと思っていたけど、実は孤独に感じている人もいる→だから、コミュニティーを作って、人との結びつきを作る、なんてこともしている。知ってるようで、知らなかったフリーエージェントについて学べました。興味深い。
    日本ってフリーエージェントの人数どのくらいいるんだろ?

  • FREE AGENT NATION The Future of Working o for Yourself の邦訳。原著が2001年、邦訳が出たのが2002年。これを13年前の24歳の時に読んでもピンとこなかっただろうけど。今読んでも全く色あせない内容というか、今の日本で自分の仕事のあり方を見直すための複眼的視座をあたえてくれる良書。

  • ・レゴ型キャリア 何度でも組み替えられる
    ・ガラスの天井を避けるには、企業という部屋から出てしまえばいい。
    ・オーガニゼーションマン=組織人間
    ・大企業は国家並みに巨大になり、小さな企業が増える。中くらいの企業はその谷間に飲まれる。

    古い本だが、現代の日本にやっと追いついてきた感がある。雇われない生き方が果たして定着するのか。

  • 時代背景はあるんだろうが、この異様に楽天的な見通しは一体…
    この本の雰囲気の一部が数年前流行った「ノマド」として日本に上陸したのだと思う。

  • 組織に属さない人たちがいかに働き、いかなる自由を享受し、いかなる問題に直面するか。アメリカの事例を紹介しながら、読者に独立を示唆する。日本固有の問題点を解決しながらであれば、この社会の実現は幸福が待ち受けているように思える。グローバル企業に対抗できるかという不安も残しつつ。

  • 個人が組織に示すタテの忠誠心に代わって、新しいヨコの忠誠心が生まれつつある。取引先や同僚、元の同僚、チーム、職業、プロジェクト、業界に対する強い忠誠心が生まれている。有る意味で、忠誠心は強化されたのだ。
    ほとんどのフリーエージェントは、大雑把にいえば3つのカテゴリー(フリーランス、臨時社員、ミニ起業家)のどれかに分類できる。
    もちろん、今も大組織で働く人は多い。しかし、そうする以外に選択肢がないと言う人は減った。
    欠乏への恐怖が快適な生活への期待に変わると、生活の糧を稼ぐことだけが仕事の目的ではなくなった。人々は、仕事にやりがいを求めるようになった。衣食住の心配をしなくて済むようになれば、楽しい仕事ややりがいのある仕事をしたいと思うのは当然の心理だ。未だに嫌気のさすような職場が多い中で、フリーエージェントという道を選ぶ人はますます増えている。そして、そうした進路は、経済的な繁栄のおかげでかつてなく選択しやすいものになっている。
    多くの職場では、従業員の自己実現の追及は認められていない。そのため、マズローのピラミッドの頂上に登るためには、多くの場合、会社を飛び出すしかなくなる。豊かな時代になって、人々が仕事に求めるものは変わっているのに、多くの大組織ではそれにこたえることができていない。給料とストックオプションはもちろん大切だけれど、いまや仕事の目的は金だけではないのだ。人々は、仕事に意味をもとめるようになったのである。
    ニューヨーkタイムズ紙によれば、数々の心理学的研究の結果から「満足感は金では買えない」ことが明らかになっている。むしろ、富を人生の大きな目的と考えている人は、極度の不安や抑鬱に苦しめられるなど、幸福度が全般に低い」という。
    「成功したと言えるのは、朝起きて、自分のやりたいことをやれる人だ」とディランは唄っている。
    今日の労働の現場で不平等を生みだしているのは、その人が正社員であるか臨時社員であるかではなく、需要のある技能を持っているかいないか、新しい労働市場における交渉力をもっているかいないかの違いなのだ。
    子供のころに主体的に勉強する習慣を身に着けた人たちは、大人ンなっても独力で勉強する。その結果、大学の学位の価値が下がり、非公式の自発的な学習の価値が高まる。
    消えていくのは中間サイズの企業だ。「規模の経済」の恩恵を受ける企業は途方もなく巨大化し、国家の規模に近づく。一方、企業の小規模化もさらに進行し、フリーランスやミニ企業は増え続ける。しかし、その中間の規模の企業は、消滅したり、存在感が薄まっていく。

  • 「ここでいうフリーエージェントとは「インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた」人々のことである。それは大別すると、フリーランス、臨時社員、そしてミニ起業家から構成される。」
    自分の子どもにどういう人生を送って欲しいか、悩んでいる親は僕の周りにも多し、僕自身もそうであるのだが、こういう生き方を進めたいと感じた。

    玄田有史さんの解説はコンパクトによくまとまっていて、非常にわかりやすかった。

  • 仕事とプライベートを区別せず、「好きなことをやり続けているだけ」という毎日を送りたい。

  • アメリカはオーガニゼーションマンという組織人間の社会で、これからはフリーエージェントの時代が来るというもの。
    個人的なアメリカのイメージと違ったので、若干驚いた。2000年前後にこのような認識があったようだ。
    稼げない間はお金をもらって勉強させてもらっているということ。
    保障と忠誠が組織人間の根底にあり、自由、自分らしさ、責任がフリーエージェントにはる。
    苦労する人がお金を多くもらえるという社会は変えよう。

  • FREE AGENT NATION:
    The Future of Working for Yourself ―
    http://www.diamond.co.jp/book/9784478190449.html

  • 理想的だけど、うまく自分にアダプトできそうもない。

  • 著者のTEDプレゼンがとても面白かったので、今更ながら読んでみた。

  • この本が世に出たのが、2002年。それから10年ほど経っている。アメリカは、10年前ですでにこのような働き方をしている人が4人に1人もいたことに驚く。そうなると、現在はもっと状況が変わっているようにも思う。

    アメリカの後追いをする日本では、この本に書かれているような働き方をしている人も、インターネット上で見かけるようになった。いわゆる、ノマドというものだろうか。言葉ばかり先行しているが、現在の日本ではどうなっているのか、一度統計を取ってみたら面白いかもしれない。そして、今のアメリカがどうなっているのか、この本の続きも読んでみたいと思う。

  • 意外や意外、日本って古い体質だな、と思っていることは、米国でも同じであるらしい。
    そして同じような問題意識のもと、フリーランスになる人がいるという考察。
    大変勇気付けられる。
    ただし悲しいかな、原著が出版されたのは2001年。
    10年以上前のこと。
    つまり10年たって、日本が(私自身の考えが)ここに至ったということ。
    とはいえ、SNSの浸透などさらにフリーランスを後押しする環境になりつつある。
    これから先の時代の変化が楽しみ。

  • もう13年前に書かれた本だが古くなっていない。日本でも、米国に遅ればせながら、フリーエージェントの時代が到来しつつあると思う。これからの生き方を考えるヒントになる本。

  • フリーエージェントというと、真っ先に思いつくのはプロ野球選手である。何年かある球団に所属したら、次にプレーしたい球団を自分で選べる制度だ。
    ここでいうフリーエージェントは、ビジネスをする人が組織にとらわれずに独立して仕事することを指している。いわゆる組織で働く人が上司部下の階層構造によるタテの関係で動く代わりに、フリーエージェントはヨコの関係で働くのである。これは、上司に忠誠を誓うのではなく、一緒に働く仲間に忠誠を誓う仕事の進め方と言ったら良いだろうか。組織で働いていると気づきにくいが、他の企業や大学等と一緒に働くと、この意味がよく分かる。相手が目上の人であれば尊敬はするが、仕事上ではお互いに責任をもって対等なつもりでやっていかないとうまくいかない。また、組織の中でも、上司が責任を持っているが、実際に対外的にも関係を作り、全体を仕切っているのは担当であったりすることも少なくないので、実は組織にあってもフリーエージェント的な仕事をしている人は多いのかもしれない。アメリカでは、フリーエージェントとして働いている人は4人に1人の割合で存在するらしい。今、人を抱える大きな企業は、GEでも、GMでもなく、人材派遣のマンパワーだというのだ。
    この本ではアメリカにおけるフリーエージェントの調査を踏まえ、フリーエージェントの仕事のしかたが従来と大きく異なることを指摘している。また、世の中もそれに対応してきていること紹介してる。たとえば、朝9時から夕方5時までの8時間労働は臨機応変な労働時間に変わる。また、平日と休日との区別が曖昧になってくる。仕事場所が事務所ではなく自宅になり、スターバックスがオフィスになるのである。スターバックスがもはや飲食産業ではなくオフィス賃貸業なのである。こうした変化が日本においても徐々に始まるのかもしれない。また、こうした働き方は、これから増えてくるシニア世代の生き方にもつながるのではないだろうか。

  • ITの発展によって経済と社会に変化が起き始めている。
    それが本書で指摘しているフリーエージェントの台頭だ。
    フリーエージェントとは「主にインターネットを使って会社の庇護を受けることなく、個人で自分の知恵だけを頼りに生計を立てる人」のことである。

    これまでの安定した雇用や収入を捨てて、「自分らしさ」や「自由」「自分なりの成功」を目指した生き方だ。
    今までは会社という組織に属していたら自分という個性は捨てなくてはいけなかった。
    みんなが画一的な人間を演じないと組織は上手く機能しないからだ。
    昔はそれでも経済が貧しかったので生活の糧としてあまり贅沢は言っていられなかった。
    しかし経済が成長してネットという安価な生産手段も登場したことにより、人は仕事にやりがいや意味を求めるようになってきた。
    しかも人間の寿命は医療の進歩により増えていくにも関わらず、組織は短命化していった。
    こうした背景によりフリーエージェントという働き方が可能になってきた。
    安定より自由を、そして仕事を通じて自己実現をと、マズローで言うところのより高次な欲求を目指すようになった。

    もちろんフリーで働く上でのマイナスもある。
    一般的によく言われているのは臨時社員、契約社員などがそうである。
    劣悪な労働環境で働いていて、しかも薄給でとても退屈な仕事だ。
    この人たちは周りの人たちからも敬意も払われず、非人間的な扱いを受けている。
    この事実を見ないでフリーだ、自由だと夢ばかり見ていると奈落の底にあっという間に落ちてしまう。

    しかしこれはフリーだからというわけではない。
    この問題はもはや正社員か臨時社員という違いではなく、需要のあるスキルや交渉力を持っているかの違いである。
    だから僕たちはまず何かスキルをそれも市場価値のあるスキルを身につけなくてはいけない。

    そうした強者がフリーエージェントとして成功するのだ。
    こうして力関係が「組織」から「個人」へ、そして「依存」から「自立」へとシフトしていった。

    ここでフリーになって成功するには人脈がとても大切になってくる。
    なぜなら仕事は人を媒介にして来ることが多いからだ。
    しかもこの人脈は質より量のほうが大事だ。
    つまり少数の友人より多数の知り合いの方が好ましいというわけだ。
    ここで何より大事になってくるのが「信頼」だ。
    この人脈関係は互恵主義という関係だから、自分一人が勝手なことをしていると村八分になって仕事が回ってこなくなるからだ。

    このフリーエージェント社会は間違いなく来るだろう。
    しかし誰もがフリーになって成功できるわけではない。
    市場価値の高いスキルや、信頼されている広い人脈を持った有能な一握りの人たちだけだ。

    本書は将来のキャリアの在り方、生き方を考える上でとても参考になったと思う。
    時代の流れに置いてかれず、こうした社会の変化にしっかりとついていきたい。

  • 筆者が、フリーエージェント・ネーションを調査し、まとめた本。フリーエージェントの時代の幕開け、組織に縛られない生き方などが、唱えられている。大企業は、当分なくならないだろう。しかし、ひとつの企業の内部ですべてを行った方がコストが安ければ、企業の規模が大きくなるし、外部で行った場合が安ければ、企業は小型化していく傾向にあるだろう。こうした意味では、フリーエージェントもなくならないだろう。

  • 自身の次の5年で何をしたいかするべきか?を考えるきっかけとなった良書 もうスタートしている

  • 購入者:鈴木
    この本を読んで思った事は、企業が安定した雇用ができなくなる上に、勤労年数が企業の寿命よりも長くなりつつある事。この先の事を考えると不安になりました。ただ、パソコンやインターネットのツールを工夫する事で個人でも企業と変わらない結果出せるというところを希望として、先の事も考えていきたいと思います。

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