ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478190456

感想・レビュー・書評

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  • 13年前に発売された、これからの未来予測が書かれた本。当時の自分が読んでいたとしてら「そんなのアメリカでの話でしょ」と思ってしまった気がしますが、ホント、ドラッカーさんはすごいです^^;。

    基本的に何か答えが書いてある本では無いですし、今は既にもうそうなってきている点も多々ありますが、これまでに無かった視点にさせてくれるとても素晴らしい本だと思います☆発売当時に読んでいたら星4つでしたが、やはりもう古い本ですし今回は星3つ。

  • 経済の変化ではなく、社会の変化に意味を置いている。
    従来の社会とは異なり、グローバル化とIT革命による社会についての動向が述べている。

    ○IT革命について

    産業革命の時に、鉄道の発明後に近代郵便、新聞、投資銀行など
    様々な制度が生まれ、今回のIT革命時においても同様な現象が起きると述べられていた。eコマースが生まれてから今日に至るまで
    を考えるとAmazon、楽天のようなネットショッピングは当たり前に使われていて、PASMOや仮想通貨なども出てきている。クラウドファンディングも出てきているので、著者の言う通り、起爆に続く爆発のように新たな制度、サービスが生まれている。

    ただし、産業革命のようにブームは続かないのでIT革命も同じ道を進むだろうとも述べられているので、今後はどのような革命に
    なるのかが分からないが社会の変化に気づいていきたい。

    ○NPO法人について

    最後のテーマにNPO法人は社会にとって重要な立ち位置になっていくと述べている。日本でも1998年にNPO法が設立され、当初は設立数が23に対して、2020年は51031まで
    増えている。政府と違って小回りで活動が出来、災害が多い日本では特に重要なポジションになるのではないかと感じることが
    できた。


  • 古い本だが古臭さは感じない
    日本に対する考察もわりと入っていて面白かった

  • 今2020年。20世紀末に20年後の今を言い当てててすごい。さすがドラッカー。少子高齢化、非正規雇用の増加(高齢者も非正規化)、製造業の衰退とエンジニアなど知識労働者の増加、大人への教育産業の拡大、経済より社会が優先される時代。ただ、翻訳が下手なのか、難解すぎるのか、何言ってるか分からない章がありかなり飛ばした。私のように休日に寝ころびながら読むには星2つ、教科書としてじっくり勉強するつもりなら良書。

  • かなり昔の本だが、概ね方向性として正解を出しており、今後の経済の方向性を占うのに参考になった。
    特に移民について考えさせられた

  • さすがに内容が古く感じる。たださすがドラッカー。今の時代を言い当てている。

  • 『マネジメント』の著者であるピーター・F・ドラッカーの著書であり、2002年に日本語翻訳版。2002年に出版され、その使用されている数字は1999~2002年頃の数値をベース。その数字を用いて次代予測を中心とした当時の忠言集。
    約20年前の時点で、今日の世界状況を鋭く予測しており、2020年を迎える今だから敢えて、過去の予想を今読んでみるというのは面白いのかもしれない。
    日本の『問題の先送り』が結果としてプラスの結果を生んでいるという後半の考察は意外である。
    【積読解消】
    ただ、このような本は出版されてからすぐ読んだほうが良いことは間違いない。

  • 未来のグローバル企業像は、株式保有による企業としての一体性ではなく、合弁やアライアンス、共同研究などによる戦略の元の一体性。
    これはLife Shiftの本でも同じような事が書いてある。MAKERSでも会社はより小規模になり必要な時に必要ものだけ外部リソースを使うようになる、とあるがこれも近いコンセプトか?つまりはマネジメントの将来像は、何を企業内に留めておいて何を外部から持ってくるか、外部技術ポートフォリオの管理と社外との利害調整、ということになるのかな。
    ドラッカーの方が大分古いので先見の明がすごいが、つまりは論理的に考えればそうなるしかないということか。

  • 【気になった場所】

    変わったのは経済ではなく社会

    人口維持に必要な出生率=2.2%

    知識社会の特質
    ・知識は資金より容易に移動し、境界が無くなる
    ・万人に教育の機会が与えられ、上方への移動が自由になる
    ・万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないため、成功と失敗が並存する
    →組織や個人を問わず競争的な社会へ

    人口構造の変化は文化と市場の多様化を促す

    知識は専門化して、はじめて有効となる
    →知識労働者は、組織との関わりが不可避
    →テクノロジストが、今後中核となる知識労働者

    知識は急速に陳腐化する
    →定期的に教育に戻ることが不可欠

    知識社会での成功の代償
    =競争に伴う心理的圧力と精神的ストレス
    →知識労働者は、若いうちに非競争的な生活とコミュニティを作り上げておくべき

    事業の発展は、企業の内部からでなく、他の組織や技術との提携などからもたらされるようになる

    知識労働者にとって重要なこと
    ・組織の目指す目的や方向性を知る
    ・責任を与えられ、自己実現し、適役を担う
    ・継続学習の機会を持ち、敬意を払われる

    知識社会でのトップの仕事とは
    =組織としての個の確立
    =価値、使命、ビジョンの確立

    組織の存続には、変革機関となることが必要
    →自ら変化を作り出すこと

    知識労働者の生産性の測定基準
    ・強みは何か
    ・どんな結果を出してくれるか
    ・そのためにどんな情報を出してくれるか

  • 3/15 京成船橋競馬場前 ブックオフで購入
    1150円

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