- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478321270
感想・レビュー・書評
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リーダーシップとは何かということを勉強しようと思って読んだ作品。
マービン・バウワーという人物が素晴らしいリーダーシップを持っていた
のは間違いないと思いますが、リーダーである以前に一人の人間として
素晴らしかったのだということもよく分かりました。
今でこそコンサルティングファームというのはメジャーな存在ですが
(とはいえその実態はイマイチ凡人には掴みきれないですが)
まだコンサルティングファームが存在しなかった時代に
マッキンゼーのコンサルティングファームとしての立ち上げから
何からすべてをマービンが中心となっておこなってきたのがよくわかりました。
この本の中で学んだのは
・人の話をよく聞くこと
・自分の信念を曲げないこと
・事実に基づいて判断すること
・行動に移すこと
・職業倫理を守り通すこと
特に職業倫理という言葉に全て集約されているのかなと思います。
時代に応じて課題は変わるが、課題解決のための能力は
時代によって変わるものではないという偉い人の言葉が載っていましたが
まさにその通りで、半世紀以上昔の話でも今なお生きた言葉として
心に響くものでした。
明日からの仕事に生かそうと切に思っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■プロフェッショナル
1.プロフェッショナルが価値を置くのは金銭ではない。金銭的利益を無視するわけにはいかないが、それを目標にしてはならないというのがマービンの口癖だった。もしそれが最終目標になってしまったら、クライアントのために尽くすことはできず、結局は利益も損なわれることになる。
2.リーダーシップの6つの要素
a.顧客の利益を最優先する
b.つねに耳を傾ける
c.事実に立脚する
d.行動に結びつける
e.各人に最善を尽くさせる
f.職業倫理を徹底させる
3.支出をするときは、クライアントの財布ではなく自分の懐から出ていると思え -
この人すんげ。
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■WHO?
マッキンゼーを世界的ファームに育て、
経営コンサルタントという職業を確立させた人です。
■読んだ理由
PR会社と同じプロフェッショナルサービスであり、長年企業としてのブランド力を高めてきたその背景・理由を知りたいと思い読みました。
■学び
サービスファームで働く意識を改めて見直すことができたのと同時に、リーダーシップについても大きな学びを得られると感じています。
■その中でも印象的だった言葉
・企業が躓くのは、正しい問いに間違った答えを出すからではなく、間違った問いに正しく答えるからである
→自分たちの解決策には盲目的になりがちである。だからこそ、正しい現状把握が非常に大事であるとの主張がありました。
・利益は、買い手に価値を提供した見返りについてくるものである
→より良いサービスの提供こそ成功の物差し
・リーダーとしての資質
1.誠実さ
2.現実的
3.高い規範
4.他人の尊重
5.コミュニケーション能力
6.配慮と献身
■薦める理由
・なぜコンサルティングファームとして成功したのかという理由が非常に明確であり、ケースとしても参考なります。
・様々な人から尊敬される姿勢は今後リーダーになる人に、非常に新しい示唆を与えてくれるのではないかと感じています。 -
経営コンサルタントという職業を創り上げたのはマービン・バウワーで、高潔な野心の人。マッキンゼーへの憧れは拭い去れない。
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マッキンゼーをつくった男マービン・バウアー
コンサルタントという職業を世に定着させた男マービン・バウアー
本書ではマービン・バウアーとはどのような人間なのかを、クライアント先であったCEOやプロジェクトを共に進めたマッキンゼーのメンバーからのインタビュー、マービン自身の言葉をもとに紹介されている。
マービンはコンサルティングの仕組みをつくり、理念を掲げ、それを職業として確立し、世界中の経営者に影響を与えた。
プロフェッショナルとは?コンサルタントとは?深く考えさせてくれるマービンの言葉の数々。
「コンサルタント」と名乗っている人には必読書になるのではないでしょうか? -
経営者必読。
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マービンバウワー最高!マックの生い立ちから実際のプロジェクトまで、実際に関わった人たちへのインタビューがベースになっており、とても貴重。HBSに行きたくなる。翻訳も良かったと思います。
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詳細レビューは後日。
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戦略コンサルの真髄