- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478360415
感想・レビュー・書評
-
再版すれば絶対に売れるのに。
リスの精神、ビーバーの行動、雁の才能を利用して熱狂的な組織を作る。実践してみようと心動かされました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすいし、読みやすい。
肝に銘じられる一冊。 -
ブランチャードによる、「1分間」シリーズ。本書では、マネジメントに必要な3つの秘訣を、閉鎖寸前の赤字工場を立て直したストーリー仕立てで紹介する。
1 新たな挑戦―めぐり会い
2 リスの精神―仕事にやりがいを求める
3 価値と目標―組織の求心力となるもの
4 ガンホーに着手―現状を把握する
5 ビーバーの行動―セルフ・コントロール
6 人と組織―個を生かし全体を生かす
7 ガンホーの現場―楽しくなければ仕事じゃない:8 仕事と責任―高いコミットメントを目指す
9 雁の才能―心のニーズを満たす
10 意外な展開―局面を打開する
11 そしてガンホーへ―熱狂的な社員を育てる -
47 「やりがいがある」ということは、「重要である」ことの一段上をいく。これには3つのポイントがある。第一に、まずしごとは 重要なものであるという認識を持つこと。第二に、仕事には目標があること。また、その目標は具体的なものであり、みんなで共有していること。第三に、しっかりとした価値観を確立し、それに基づいて計画し、決定し、行動すること。この3つをしっかり結び付ければ、やりがいのある仕事ということになる。これがリスの精神。
57 やりがいのある仕事にするには勝ちに基づいて行動することが大事。目標そのものと、その目標を達成する方法。この二つが揃って初めて、やりがいのある仕事ということになる。
61 目標には二つのタイプがある。
1.数値目標(結果に関する目標)。やりたい仕事の記述。たとえば、いつまでにどれだけ完成させる、出荷する、集金するなどの機嫌や数値などの指標で記述する類の目標。
2.価値目標(価値に関する目標)。周囲に及ぼす影響についての記述。たとえば、チームメンバー、顧客、取引業者、地域社会などの人々の幸せに、どの程度貢献しているかを記述する目標。
68 リスの精神のエッセンス-やりがいのある仕事の意味するもの
1.重要な仕事(住みやすい社会をつくろう。)
2.目標達成を目指す仕事(目標に向かって、みんなで突き進もう。)
3.価値を行動規範とする仕事(価値に従って計画し、決定し、行動しよう。)
100 ビーバーの行動
1.自分で仕事をコントロールしながら共通の目標を達成する。
2.正しい仕事を正しいやり方でやること。
111 ビーバーの行動から得た教訓
1.1人ひとりが、与えられた仕事を自分でコントロールすることによて目標を達成すること。
2.組織がそのことを認め、かつ、そうすることを奨励すること。
この二つが実行されてこそ、初めて人々の考えや感情、ニーズや夢が尊重され、聞き入れられ、受け入れられる。
119 ビーバーの行動-「自分で仕事をコントロールしながら共通の目標を達成する」
1.境界線を引いて仕事の範囲を明らかにする。
2.働く人たちの考えや感情、ニーズや夢を尊重し、受け入れ、その実現を図る。
3.達成可能で、しかも挑戦的な目標をつくる。
168 人が熱意を燃やすのは、正しい仕事を正しい方法でやり、それに対して正当な報酬を得たとき。「スコアがなければゲームじゃない」
171 人を励ますことはいつでもできる。人を励ますということは、その人の能力を信頼するということ。能力を信頼するということは人に敬意を表することになるから、結局、励ましは人を祝福するということになる。
174 相手を認めるにも積極的なやり方と消極的なやり方がある。
積極的なやり方とは通常の一般的な認め方のこと。
時には、消極的なやり方のほうが効果的な場合もある。たとえば、チームメンバーが重要なプロジェクト、しかも複雑で難しいプロジェクトを推進している場合でも、口をださずにぐっとこられるとか、信頼を寄せながらもプロジェクトには関心がないふりをするといったような行動をとること。
182 雁の才能-「雁の才能は天賦の才、惜しみない声援を送る」
1.祝福には、積極的なものと消極的なものの2つ。
祝福は、真実なものでなければならない。
真実とは、タイムリー、適切、無条件、熱意の4つ。
2.スコアがなければゲームっではない。
進歩に対して拍手喝采を送ろう。
3.e=mcc
熱意=ミッション×(現金+祝福)
193 ここで言うコーチとは、行動に焦点を合わせ、教えながら部下と一緒になって実践すること。相手を常に刺激し意欲を高めながら、うまくいけば祝福を送る、うまくいかなかったら相手を支援してもう一度教える。これを実践し続けることがとても大切。
194 アンディの教えのまとめ
まず信頼を築いた。
そのためには真実を語ることに専念した。
また人々の自己尊敬の念を育てること。
協力してくれた人たちに報いること。
情報を隠さない人たちに報いること。
高めの目標を設定すること。
このようなことを行った。そして、訓練に次ぐ訓練。
訓練では、単に工場の仕事だけでなく、幅広くいろいろな話題を取り上げた。ともかく心を開いて学習し成長を続けることが大事。みんなにも、まず心を開くことを強調した。
その次は声援を惜しまないこと。
私たちは皆、周囲の人が正しいことを行っているところを見逃さないよう、精一杯の努力をした。誰かが正しいことを行ったら、写真に撮り、全現場に掲示した。写真の下には、その人が行ったことの具体的な説明をつけた。 -
K.ブランチャードとS.ボウルズの1分間モチベーションを読みました。「やる気と業績を伸ばす3つの秘訣」というサブタイトルがついていました。読み物としてはそれなりに面白かったんですけどね。本の内容としては、リスの精神(仕事にやりがいを持つ)、ビーバーの行動(セルフコントロールしながら仕事を達成する)、雁の才能(励ましあうことにより心のニーズを満たす)というのが3つの秘訣です。でも、この程度の読み物を読んだだけで仕事のやり方が飛躍的に改善するということはなかなかないんじゃないかなあ、と思ってしまったのは向上心がないからでしょうかね。