ザ・ファシリテーター2―理屈じゃ、誰も動かない!

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • / ISBN・EAN: 9784478360958

感想・レビュー・書評

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  • 20200821
    前回の『ザ・ファシリテーター』の続編となり、引き続き黒澤リョウと、新たにMBA時代同期の深山の2人の視点から、会社組織を戦略的に変えていくアクションラーニングおよび、その伴奏的スキルであるファシリテーションを解説している著作である。
    ファシリテーションの実践的な学びという内容もさることながら、物語が非常に面白い。人間味あふれる社内政治や、若手の生き抜くための焦燥感などを、ストーリー形式で学べるのが非常に良い。リョウも最後はハッピーエンドで終わるのも良い結びである。
    ファシリテーションの内容については、前作の解説で詳細に感想を述べているが、今作でも感じたことは、チームメンバーを導きつつ、自身も離れない目線でチームを牽引する能力が求められるという事である。多種多様なソリューションが求められるグローバル社会においては、独善的な判断だけでは立ち行かないし、一方でスピードと結果も相当に求められる競争時代であり、発散した意見をグッと引き締め手綱を締めるというコントロール力が、ファシリテーターには必要になるのである。
    ファシリテーション能力=価値のある伴奏者となり得るかについては、コンサルタント必須のスキルであるため、日々スキルの向上、自身のプロセスの見直しを図り、成長に繋げたい。

    //MEMO//
    ザ・ファシリテーターの続編で、応用編で楽しみである。
    ただ単に会議進行の技術=理屈に留まらず、共感をいかに引き出すか、ストーリー形式で頭に叩き込みたい。そのスキルを実践していく

    ・研究(=技術の耕作)と開発(=ビジネス)
    ・アクション型ラーニング=コンサルタント外部に頼ることなく、自身で考えフィールドワークで経験し、案を練る
    ・共感を引き出し、アクションを引き出す

    変革ファシリテーターの要件
    ・高い目的意識
    ・楽観力
    ・システム思考力
    ・変革のプロセスに関する知識と経験
    ・前向き
    ・未来志向
    ・外向き
    ・行動力
    ・自分たちを客観視する力

    情報とコンテクスト

    ファシリテーション
    ①プロセスをデザインする
    ②触発する、かみ合わせる
    ③場をコントロールする

    ・グッドコップ、パッドコップ

    ・製品のニーズ→FRCPの順番(fanctionality,Reliablity,Convenience,Price)

  • ストーリー仕立てなので読み解きやすい。

  • 【概略】
     それは「研究」なのか「開発」なのか?メーカーが世界を相手に生き残るにあたり、マネジメントと商品開発、投資・コストカットといった数々の問題を、関わる全ての人間に対し、理屈だけではなく響くような「整え方」が必要となる。本書ではメーカーの合併・商品開発・事業展開といった各種シーンにおいて、ファシリテーションの技術が、いかに周囲を巻き込んでいくことができるか?をストーリーに落とし込んだ形で示している。

    2021年03月06日 読了
    【書評】
     「ファシリテーション」というものに関連したお話をしないといけなくて、そして以前からファシリテーションに興味があったということもあり、手に取ってみた。ちなみに「1」は未読。「1」から読めばよかったかも。
     Kindle 版で読んでみたけれど、これは書籍として手に入れたい。様々なファシリテーションに関するアプローチを、ストーリーを通じて紹介してくれてるから血が通っていて凄く近い距離感で理解ができたなぁ。
     「解けない問題を解ける形に変換する」という発想であったり、十分に発散してから、収束しはじめる、といったブレストの下敷きのような感覚、凄く有益に感じた。そして、なぜファシリテーションとワールドカフェとの相性が良いのかも、本書を読んで理解できた気がする。対話をすることで(良い意味で)色々と「からまっていく」のだよね。自分事と自分事が、うま~く・・・まるで青の静脈と赤の動脈が交わるみたいに。勝ち負けじゃなく、どう発展させるか・・・だから「対話」なんだよね。
     自分の中で勝手にファシリテーターのイメージを持っていて。なんというか、田原総一郎さんやラリーキングみたいな・・・。でもどちらかというと、無色透明な感じで、闊達な対話を促す触媒のような・・・そんな立場なんだねぇ。ますます興味深い。
     近い将来、ファシリテーションに関連する団体に、入ることになるだろうなぁ(笑)
     参考図書のところにトーストマスター仲間で敬愛する大嶋さんの著書があった。こちらも読んでみよう。

  •  単なる知識提供ではなく物語の中で紹介されていくので腹落ちしやすい。よくある勘違いや思い違いも登場人物が読者に成り代わって言ってくれるので正しい知識となりやすい。
     この物語どおりにはならないしここまで覚えて置く必要はない、関係ないとする言い訳はいらない。なぜならば筆者はGE出身でありGEではこれを使いこなすことが当たり前の文化があるからだ。時価総額が大きいままなのも組織活性の一要素としてのファシリテーションが効いているからだと思う。

    ●アクションラーニング(P.49)

    ●クロトンビル(GEの研修センター)(P.54)

    ●コミュニケーションのモード(P.79)
    ・口論
    ・ネゴシエーション(交渉モード)
    ・ディベート
    ・ディスカッション
    ・ティーチング
    ・プレゼンテーション
    ・カウンセリング
    ・インタビュー
    ・ダイアログ
    ・振り返り

    ●変革ファシリテーターの要件(P.84)
    ・高い目標意識
    ・楽観力
    ・システム思考力
    ・変革のプロセスに関する知識と経験
    ・前向き:対立のエネルギーを全身の糧に変換する気力
    ・未来志向:過去にこだわらない
    ・外向き:顧客志向
    ・行動的
    ・自分たちを客観視する力

    ●ファシリテーションとは(P.96、図表9)
    ・プロセスをデザインする
     ↓
     +触発する/噛み合わせる+
     +場をコントロールする-+
                 ↓
             行動の変化
     ※実際には三角形

    ●ファシリテーション演習の段取り(P.104、図表13)
    1. ファシリテーターを決める
    2. ファシリテーターはペンを持ち、●●(例: 要素技術マッピング)をリードする
    3. つまり、メンバーの思考が●●にもれなく、重複なく反映されるようにする
    4. ファシリテーターは自分の意見や特定の人の意見に偏らず、グループの思考を反映するように工夫してマッピングする
    5. メンバーは、●●を自分の思考スペースとし、それ以外の思考を排除する。思いついたことは遠慮なく、率直に述べ、極力●●に反映する。ただし、仮設と事実は峻別する
    6. ファシリテーター以外に、もう一人プロセスの観察者を選ぶ。プロセス観察者は、議論のプロセスを観察し書き留める
    7. 関係のないアイデアが出てきたら、別の紙に「パーキングエリア(PA)」を用意して、そこに書き留めておく

    ●プロセス観察のポイント(P.105、図表14)
    1. グループの思考パターンを観察する
     ・視野が狭く偏っていないか
     ・答えの出ない議論に陥っていないか
     ・抽象論に終始していないか、など
    2. どんな『困ったチャン』が出てきたか
     ・自分の意見を押し通そうとする人
     ・遠慮して言わない人
    3. それに対してチームはどう対処したか
    4. ファシリテーターはプロセスをリードしていたか
     ・進め方は論理的で納得感があったか
     ・「困ったtチャン」対応は適切だったか

    ●PREP法(P.163)
    ・P(point): 結論
    ・R(reason): 理由
    ・E(example): 事例
    ・P(point): 結論

    ●代表的なファシリテーションのフレームワーク30(P.294、図表30)
    01.モア or レス
    02.プロ vs コン
    03.優位性 vs 劣位性
    04.過去 vs 未来
    05.制御可能 vs 制御不能
    06.マインドマッピング
    07.SWOT分析
    08.期待と課題のマトリクス
    09.フォース・フィールド・ダイアグラム
    10.ペイン・プレジャー・マトリクス
    11.プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス
    12.ステークホルダー分析
    13.プロセスマッピング
    14.FRCP
     機能: Functionality
     信頼性: Reliability
     利便性: Convinience
     価格: Price
    15.SCAS
    16.オポチュニティマッピング
    17.要素技術マッピング
    18.ニーズマッピング
    19.フィッシュボーン(石川)ダイアグラム
    20.リスクアセスメントテーブル
    21.ペイオフ・マトリクス
    22.ダブルペイオフ・マトリクス
    23.ゴールツリー
    24.ディシジョンツリー
    25.パーキングロット
    26.パレートダイアグラム
    27.ニュースペーパーテスト
    28.リーダーズ・インテグレーション
    29.4W1H
    30.親和図・KJ法

  • 2年半ぶりで再読。今回はオーディオブックで。「1」に比べて実践的になっている分、個別性が高くなっていて汎用性は減っている。どちらも繰り返し読むとスルメの様に味が出てきそう。

  • 自分の仕事に何か活かせないかと思い1に続き購読。

    ファシリテーターは、リーダーにもなるし、サポーターにもなるし、コーチにもなる。
    いずれにせよ、目的を達成するためにあらゆる手段を使って、皆を議論のゴールに導く役目と理解。

    議論では色んな意見が出てきて発散したり収束したりする中で、揺るぎない目的意識を持つことが重要だと感じました。

  • 今回も、大いに勉強になりました。森さんのサインもゲットしたし:-)

    ラスト、ああいう展開とは!

  • "企業買収された方の会社をいかにまとめあげるかという難しい課題に挑む主人公を通じて、いかにして主体的に多くの意見、アイデアを出し実行施策に落とし込むかを描いている。
    実際のビジネスでも同様のシーンは多々あり、非常に参考になる。関連する書籍が掲載されていたので、興味のあるものを備忘のため転記させていただく。

    ・イノベーション経営 放送大学教育振興会
    ・選択と集中の意思決定 東洋経済新報社
    ・文化を超えて 阪急コミュニケーションズ
    ・部分と全体 みすず書房
    ・モチベーション 生産性出版"

  • 図書館
    挫折

  • 前作の主人公であった、スタンフォード帰りのMBAである黒澤リョウが今度は、買収した会社の建て直し役として赴任する。同時に、MBA仲間の会社のファシリテーションも手伝い2つの会社で今回もケーススタディとしての物語が展開されている。

    前作で提示されたファシリテーションのフレームワークでは登場しなかったものがいくつかあるが、残念ながら目新しさは感じられなかった。あえて2を読まずとも、1のほうを何度も読み直すほうがより理解度が深まるのではないかと思う。ということで、★★★であるが本の中身自体は悪いわけではない。

    特に参考になったのはステークホルダー分析をブレインストーミングで行う場面である。現実世界でも、こうした分析が役に立つ場面は多いのではないだろうか。

  • 人を動かしたいと思い、必死で読んだ2冊目。
    人を動かすこともまた技術。センスだけではない。
    そう必死に自分に言い聞かせ、この本からも
    貪欲に学ぶのみ。

  • ファシリテーターになって、実際の社内の課題を解決してみたくなる。
    このスキルと考え方を、どうやって身に付ければ良いのか、ということを紹介しておいて欲しかった。

  • 愚痴を解ける課題にいかに変換させるか。そのための一助となるのが「ファシリテーション」の技術。場を読み、プロセスを観察しながら、参加者の意識を集中させ、議論をかみ合わせていき、次に繋がる結果を出していく。問題が山積し、課題が複雑に絡み合う現代において、ファシリテーション技術は非常に重要なノウハウだと思うな。

    ●変革ファシリテーターの要件
    ・高い目的意識
    ・楽観力
    ・システム思考力
    ・変革プロセスに関する知識と経験
    ・前向き;対立のエネルギーを前進の糧に返還する気力
    ・未来志向:過去にこだわらない
    ・外向き:顧客思考
    ・行動的
    ・自分たちを客観視する力

    ●集団思考の落とし穴
    ・社会的手抜き:人数が多いと自分ぐらい参加しなくても大丈夫だろうと人に任せてしまい、自分の力を発揮しない。
    ・感情的対立:議論の内容ではなく、アイツは嫌いという感情が意思決定に影響してしまう。
    ・声高少数者の影響:声の大きい意見になびいてしまう
    ・集団同調の影響:和をもって尊しの文化。異なる意見を言うことがはばかられ、議論が深まらない。斬新なアイディアが抑圧される。

    ●会議を阻害する7大悪癖
    ・目的がはっきりしない
    ・アクションを決めない
    ・コントロールできない他部署のせいにする
    ・過去の話の蒸し返し
    ・部分最適の主張を繰り返す
    ・堂々巡り
    ・問題のすり替え

    ●危機感の醸成されていない組織では人は動かない。まず先にやるべきは危機感の醸成、理解を促すこと。



  • ザ・ファシリテータ続編
    面白かったですが、ストーリとしては1作目のときほどの臨場感はありませんでした。

    本作も前作同様ストーリー形式でファシリテーターを語っていきます。本作では、2つの会社の改革をほぼ同時進行のような形で語られていきます。
    今回の新しい会社での改革についてが、ちょっと臨場感薄い感じです。いわゆる教科書的な流れを感じてしまい、前回のようなHOWの部分があまり感じられませんでした。
    前半はよかったのですが、後半がちょっといまいち。

    とはいいながらも、いろいろ勉強になるところが多いのは間違いありません。とりわけ、今回の事例は、研究開発、技術開発での改革が盛り込まれており、身につまされる思いでした。
    さらに、ファシリテーションの技術的なところでは、冒頭の「解けない問題を解ける形に変換する」はとても好例!
    愚痴を解ける問題に変換する。そして解ける問題になればモチベーションがあがって取り組むようになる。すばらしいし、その変換スキルをもてるようになりたいです。
    前半部分でのファシリテーションとは、といったところもわかりやすくてGOODでした。
    変革ファシリテータの要件
    ・高い目的意識
    ・楽観力
    ・システム思考力
    ・変革のプロセスに関する知識と経験
    ・前向き:対立のエネルギーを遠心の糧に変換する気力
    ・未来志向:過去にこだわらない
    ・外向き:顧客志向
    ・行動力
    ・自分たちを客観視する力
    と語られています。

    そして、変革を進めていくのに一番重要なのはやはり危機感の共有、危機感の共感。これなしには動いていかないんだなって改めて思いました。

    ちょっと面白いなとおもったところは組織の知能指数を上げる話。
    「小学生の生徒を集めてきて、いくらファシリテートしても高校生の問題は解けない。しかし解きたいのは高校生の問題。どうしたらよいのか?」
    に対するファシリテータの答えは
    「提案し、考えさせる」
    そして、その出された提案もはっきりとだめだしをする。リーダが決定して命令して組織を動かしていくよりも時間がかかるが、これをやることで人を育て組織の知能指数をあげていく。強いリーダシップに率いられた組織は早くて強いが脆く、リーダの限界を超えることができない

    これ、考えさせられる話だとおもいます。

    ということで、やはりためになる物語でした。
    じっくりと、何度も読む必要があるかなとおもいます。

    こちらもお勧め!

  • 1から継続して読了。やはり小説形式は読みやすくてやってみようという気になる。
    本文中に示されている手法・概念で積極的に使っていきたいもの。
    ・集団思考の落とし穴:社会的手抜き、感情的対立、声高少数者の影響、集団圧力・同調行動、集団愚考
    ・会議を阻害する7大悪癖:目的がはっきりしない、アクションを決めない、コントロール出来ない他部署のせいにする、過去の話の蒸し返し、部分最適の主張を繰り返す、堂々巡り、問題のすり替え
    ・PREP法:結論、理由、事例、結論の順で話す
    ・パーキングエリア:ブレインストーミング等で出てくる批判や本題から外れた意見を書き留めておいて、話を本題に素早く戻す
    ・会議のグランドルール

  • 75%タイムマジックで通読。

    マンダラートがフィッシュボーンでそこでPREPを使うとセレンディピティが起こるから、したらラウンドテーブルという手もあるが逆にマインドマップがコンテクストでプロセスマッピングだ。
    とか言われたらはらたつ。
    けどこういうのって常識の軸の問題だからな。。
    相手に話すときは相手にわかるようにすべきだけど。
    この本がいけないとは言ってない。この手のものとしてはドラマより漫画より活字のほうがあっっている。
    そして、目的の前にはファシリテーションの定義なんて霞むってとこには素直に首肯。

  • エバーノート

  • 前作は1社が建てなおされていくのに対し
    今回は2社が同時にいろんな問題を解決しながらだったけど
    な自分分量で数が増えた分だけ内容が薄まっており
    なんかパットしないというか 物語の評価としては
    前作のほうが面白かった

    ただ、やっぱり ファシリテーションの技術の紹介としては
    新しい内容もあり、使える部分が沢山あった。

    仕事に活かしたいので
    どの辺をどう活かせそうか

    次は物語としてではなく、ビジネス書として読み込みたい

  • 1からの2です。物語自体も1の方が面白かったかなーという、印象です。小説のような内容なのでそこから自分で色々読み取らないといけません。

  • 新規技術開発をテーマとしたファシリテーション

    費用対効果と成功率を新規技術で算出してもモチベーションが下がるだけ。技術とはやってみなければ分からないものであり、成功率が低いからといってそのテーマを諦められるものではない。

    というロジックから脱しなければならない。解けたい問題を解ける形にファシリテーションする。

  • 1を読んで良かったので2も購入。1の方が勉強になりました。

    物語としても楽しめる作品だと思います。

  • オーディオブックで読了。
    集中出来なかったからか、あまり頭に入ってこなかったです。。
    もう一度聞き直ししないと。
    新しいツールが出てくるとワクワクしたのは前作と同じでした。

  • ファシリテーターの続編。吸収合併した化学会社の組織改革のために送り込まれたリョウのファシリタティブルリーダーとしての活躍ストーリーの中で、様々なファシリテーションのための道具が紹介される。フィクションではあるが、かなりメーカーに置ける研究組織の実態に即した内容であり、とても参考になった。事業化研究のあり方を考える上で、とても良い事例研究にもなった。

  • ザ・ファシリテーターに引き続きの続編。 グループワークにいくつかのファシリテーションの道具を駆使しながら複数の若手社員が全社横断的に活動し、社長に革新的な提案を突きつけていく。
    グループワークは主に研修などでしか僕は用いられていないが、時間を区切った議論、道具の選び方・使い方、実践的なストーリーにのっけることで、あぁ、やはり日々のビジネスにも応用させて行きたいな、と思うことが出来た。
    2だけでももちろん読み物としては面白いが、やはり1を読んでからがお勧め。

  • 森先生、ごめんなさい。星3つです。新書を買えばボランティアになる?

  • 経営陣が考えるのではなくて、組織に戦略を考えさせることによって、実際にアクションに繋がる施策が生まれる。
    そのプロセスをどうデザインしていくか、ということを経営陣は考えるべきだというのが本書の主張で、そのためのファシリテーションを小説形式で紹介しています。
    いろいろなフレームワークが盛り込まれていて、「キーマンの個人的な関心事と仕事上の関心事を分析するステークホルダー分析」など、僕が知らないものもかなりありました。
    ザ・ゴールのぱくりみたいな装丁ですが、ザ・ゴールと遜色ないくらいのクオリティです。

  • ファシリテーションの意義がよくわかる。
    別途、フレームワークの勉強が必要。

  • この本の中でで行われている「組織を良くするための議論」を一度、社内でやってみたい。

  • 続編。組織に切り込んでいく涼子。一通りファシリテーションの基本本を読んでいれば面白く読めると思う。

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著者プロフィール

[現 職] 京都大学人文科学研究所教授
1947年奈良市生まれ。1974年京都大学大学院博士課程(東洋史)中退。同年京都大学人文科学研究所助手。愛知大学法経学部助教授、京都大学人文科学研究所助教授を経て、1995年より現職。
[主要編著書] 『中国近代化の動態構造』(編著、京都大学人文科学研究所、2004年)、『中国近代綿業史の研究』(京都大学学術出版会、2001年)、『中国近代の都市と農村』(編著、京都大学人文科学研究所、2001年)、「梁啓超の経済思想」(『共同研究 梁啓超』みすず書房、1999年)。

「2005年 『在華紡と中国社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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