国の競争優位 上

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478370612
#NB

作品紹介・あらすじ

国際競争で、ある特定の国の産業や企業が成功するのはなぜか。世界の主要貿易国10カ国-デンマーク、ドイツ、イタリア、日本、韓国、シンガポール、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ-を6年間かけて調査・研究し、国が経済的に繁栄し、衰退するメカニズムを明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 競争の実践に続き、国の視点での競争についての本書に目を通した。基礎理論から説き起こし、各国の個別産業の事例を述べたあと、アメリカ、スイス、スウェーデン、ドイツの総合的な観点からの分析には圧倒される。これで、まだ上巻なのだから参ってしまう。



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    ・成毛10冊で

  • 本は10冊・・・に紹介あり

  • ポーターと言えば企業の競争戦略を体系づけたことであまりに有名なハーバード大教授。「競争の戦略」「競争優位の戦略」「グローバル企業の競争戦略」につづく大著である。自分が大学時代にゼミの担当教授に大学院進学を勧められたときに、東大と一橋の院試を受けた。そのとき東大の英語のテストで題材になったのがポーターの「競争の戦略」だったのを思い出す。幸い、同著を何度も読んでいたおかげで英語は苦手だったが、すぐに中身が「競争の戦略」であることが分かりなんとかなった(ちなみに筆記は通ったが、面接で落ちた)。
     「国の競争優位」は国によりある特定産業が競争優位を構築し維持できるのはなぜなのかをテーマにしている。国の要因を「需要条件」「ヨウ素条件」「企業間競争」「支援産業の有無」に分類したうえで分析している。結局のところ、国の競争優位に一番大きな影響をもたらすのは究極的には国の教育・国民性に因るというのが結論か。日本が何の資源も持たないのに先進国になれたのは日本国民の文化に対する徹底的なこだわり、職人意識の高さが他国に比べて頭一つぬきんでいたということに尽きる。

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