生き残る企業の条件: 平成デフレ時代 ファンドマネジャーの見る経営力の差

著者 : 大竹愼一

• ダイヤモンド社 (1994年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[shigetakatさんの感想 · 2014年7月12日]

今からもう20年も前に出版された本だが、古さを感じないいい本です。政権が変わり、経済政策が変わり、デフレから脱却したと言われていますが、消費増税でまだデフレに逆戻りしてしまうリスクも強い状況の中で、経営者にとってはどのように乗り切って行けばいいのか、また投資家にとってはどんな企業に投資していけばいいのかその基本的指針となる考え方が具体的は企業の実例をあげて、数値を使って客観的にも分かりやすく解説してくれています。本当に良書でした！

著者プロフィール

日・米・欧で活躍するファンドマネジャー。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了後、ドイツ・ケルン大学、イギリスLSEに留学。野村総合研究所研究員、ロンドンのチェース・インヴェスターズ、ニューヨークのAIGグローバル・インヴェスターズを経て独立。欧米ファンドのグローバル株部門でトップクオーターを続ける成績をあげる。これまで訪問した日米の会社は1500社を超え、その徹底した現場主義には定評がある。著書に『ブレないトランプが世界恐慌を巻き起こす』他多数あり。

「2019年 『米中壊滅』 で使われていた紹介文から引用しています。」