リーダーシップ論―いま何をすべきか (ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス経営論集)

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制作 : John P. Kotter  黒田 由貴子 
  • ダイヤモンド社 (1999年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478372890

リーダーシップ論―いま何をすべきか (ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス経営論集)の感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだリーダー論の中で最も納得感があった。

  • リーダーシップ論の大家、ジョン・コッターのハーバードビジネスレビュー論文を集めたもの。前から読もうと思っていたのだが、出版元品切れだったりして、そのうちコッターのほかの本を読んでいるうちに、「まあいいかー」ということになって、読まずにいた。(表紙のコッターの強面の顔もなんか、経営学の大家!これぞリーダーシップ!という感じで、やや読む気がそがれる面もあった。)

    久しぶりに、amazonで見てみたら、入手可能になっている、とともに古書が安くでていたので、古書で読んでみる。

    年代は、結構、ばらつきのある6つの論文であるが、主旨は一貫している。とともに、リーダーシップというか、変革の効果的な進め方について、さまざまな角度から論じてある。内容的には、他の所で読んだものとダブりがあるのだが、こうして一気に読むとなかなか面白いな。

    先日、野中郁次郎先生の講演を聞いていて、ときにはマキャベリズム、政治的なものとつきあいながら、変革を進める必要を言及しているところが、印象的だった。

    この本は、まさにそういうマキャベリズム的なものを包含するリーダーシップ論だな。

    といっても、やることはコミュニケーションだったり、ネットワークづくりだったり、人をモティベートしたり、といったことが中心で、結果的には、センゲ一派とあまり違わないのかもしれない。

    でも、センゲなどが注目するサーバント・リーダーシップ的なものとはやっぱり異なるわけで、目的のための手段という割り切りがある意味気持ちよい。

    一時、こういう目的/手段的なアプローチから、自分の関心は遠ざかっていて、善意のプロセス論みたいなところを中心としていたのだが、それらを何らかの形で統合する必要を感じつつある。

  • ハーバード・ビジネススクールで史上最年少の34歳で正教授に就いた著者の代表的な本。

    リーダーシップとマネージメントの違いについて最初に説いた本ではないでしょうか?

    リーダーシップ:ビジョンと戦略を作り上げ、戦略の遂行に向けてそれに関わる人々を結集する。あるいは、エンパワーメントを行い、障害を乗り越えて実現できる力。人と組織文化に訴え、柔軟で熱いもの。変革を成し遂げる力量。
    針路を設定し、心を統合し、動機づけと啓発でビジョンの達成を目指す。

    マネージメント:計画立案、予算作成、組織化、人員配置、コントロール、問題解決を通じて、既存のシステムの運営。階層とシステムを通じて機能し、冷めている。複雑な環境にうまく対応するのが役割。計画の立案と予算策定から着手し、組織化と人材配置により計画の達成を目指す。


    また、組織を動かすための8つの法則と、その注意点について書かれている。8つの法則とは、

    ①危機感を醸造する
    ②変革プロセスを主導できるたげの強力なチーム作り
    ③ふさわしいビジョンの構築
    ④構築したビジョンの組織内への伝達
    ⑤社員がビジョン実現へ行動するよう、エンパワーメントを行う
    ⑥信頼を勝ち取り、批判を鎮めるために短時間に十分な成果を出す
    ⑦活動に弾みをつけ、変革を成し遂げるより困難な課題に挑む
    ⑧新しい行動様式を組織文化の一部として根付かせる

    上司のマネージメント、他部門との連携、インフォーマルな人的ネットワークの構築の重要性、パワー獲得の方法について詳しく記載されている。

    筆者は、周囲を上回るスピードで変革できる企業こそが競争優位を築ける企業であり、変革が今どの企業にも求められているにも関わらず、経営幹部の75%程度が本気で変革を望まない限り、変革が成功しないと述べている。

    変革をなし得るプロセス、注意点、必要とされるリーダー像などについて、いろんな角度から論じた本であるものの、現在ではよく理解されている一般的な考え方ともいえるのではないでしょうか。

  • リーダーとマネジメントが異なること。組織の成長フェーズにより必要なものが異なるは発見できた

  • 序章 リーダーシップの未来
    第1章 リーダーとマネジャーとの違い
    第2章 人を動かすパワーをどう獲得し行使するか
    第3章 上司をマネジメントする
    第4章 変革プロセス・その八段階
    第5章 変革への抵抗にどう対応するか
    第6章 有能なゼネラル・マネジャーの行動

  • はるか昔に古本屋さんで購入したままになっていた。
    微妙に必要かなと思い、旅先まで持ってきたのはよいがなかなか読み出せない。

  • リーダーシップ論の草分け的存在と聞く、ハーバード大学教授ジョン・P・コッターの書籍です。先日ご紹介した金井壽宏先生も大絶賛。コッターは企業内における様相を、変革と保守の2項対立的に捉えていることが本書からも伺えます。企業体と言うものにおいて、ある成功が組織に既得権益を与える傾向があり、これが組織の硬直化を呼ぶ。しかし、周辺状況が非常に速いペースで動く昨今、企業を自律的に変革させていかなければ、ビジネスのスピードに追いつかなくなる、故に改革することが大切である、よってもってリーダーシップが大切である、と言うのが大まかなストーリです。

    変革に必要な意思が「リーダーシップ」であり、それを見守る事が「マネージメント」であるとし、リーダーとマネージャーの役割の違いを明確にしたことで知られますが、この件は社内研修などでも使われるほど一般的な概念として企業に定着しているようです。ただし、改革派によって保守派を無理矢理でも動かさねばならない、そのためには多少の無茶もやるんだ的な、少々鼻息荒い、処世術的ノウハウ文章も少なからず見受けられます。

    私個人的には、この考え方の全てには賛成できないところがあります。そのような「強引さ」を進める人間にはある種の特権があるように読めるからです。どのようにして、組織内の人間の考え方の、どれが革新的でどれが保守的なのかを決めるのでしょう。一見すると保守的に見える発言が、実は内情的には極めて積極的な改革を前提とする場合さえあります。「革新」「保守」のような2項対立は、スローガンとしては目につきやすく、また同意も得られやすいため、コマーシャルとしては使いやすいのではないでしょうか。つまり、そのような2項対立は改革を単純化しすぎており、少々軽率のように見える、と言うのが私の所感です。

    しかしながら、企業を支えるものが、従業員の「リーダーシップ」によって支えられるとし、それがマネージメントシップとは異なることを知らしめたことは、コッターの偉大な業績なのでしょう。また、終わりの方に書かれているジェネラルマネージャー(日本では部長・部門長)の行動分析も、一介の会社員である私には知らない世界だけに、とても興味深いものでした。

  • むずかしかった

  • この種の書籍は参考になる考え方や論理思考を学べると思います。

  • 「上司をマネジメントする」の章は腹落ちできたな。

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