非営利組織の成果重視マネジメント: NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478373330

作品紹介・あらすじ

非営利組織こそ「顧客重視」の発想を持て!NPO大国アメリカの経験と、ドラッカー経営学から生まれた最強のマネジメント・ツール。

感想・レビュー・書評

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  • 非営利組織というと、行政機関や公益法人・NPOなどがあるが、後者の公益法人等を主対象としたもので、実践的ワークブックとなっている。
    中小規模のNPO法人にとってマネジメントの検証に実用的かと。
    やってないのに言うのもなんだけど。

  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB00077282

    (推薦者:経済経営学類 遠藤 明子先生)

  • 【要約】


    【ノート】

  • ドラッカーによる非営利組織の自己評価に関する著書。5つの問いにしたがって、いかに自己評価を実施するか、具体的なプロセスと事例を用いて解説する。

    本書のメッセージはシンプルである。自己評価は差異を顕在化すること、組織自らを再定義すること、そして、そのプロセスは時間も手間もかかる必要不可欠なものであること。

    ドラッカーはノウハウに傾倒することなく、本質的な視点を分かりやすく簡潔に表現するから、その言葉は響くメッセージになる。

  • 【たくみ】
    まだ読んでませ〜ん!積読!

  • 本書は、組織が優れた成果を生み出せるよう、ドラッカーの5つの質問を掘り下げることで、そのミッションや目標を明らかにできるように作られている。
    ドラッカーの5つの質問とは、
    ・われわれの使命は何か?
    ・われわれの顧客は誰か?
    ・顧客は何を価値あるものと考えるか?
    ・われわれの成果は何か?
    ・われわれの計画は何か?
    である。
    パート1が、この5つの質問の解説とワークシート形式になっており、パート2ではこれを組織内で進めるための詳細なガイドラインを示し、さらにパート3で日本のNPOのいくつかの実例を提供している。
    これは、「非営利組織のためのピーター・F・ドラッカー財団」が開発した、組織の自己評価ツールであるとのこと。非営利組織に関わらず、組織の進むべき方向性を検討するうえで、これ以上実践上役立つものはないと思われる。
    重要なのは、組織の自己探求であるこれらの作業を個人ではなく、組織あるいは外部の者も交えて進めるべきであると示していることで、このプロセスの共有自体が組織の共通の価値観を生むことにある。
    これまで本書の存在を知らなかったのだが、この本が知られていない、活用されていないとすれば非常にもったいない話だと思った。

  • 一通り読んだだけではなんともいえない.
    たぶん自分の問題として,しっかり読み込めば得るものは
    多いと思う.

    また,時間を開けて読んでみるかな~.

  • NPO活動をより生産的なものにするための「手段と方法」を提示。

  • 金儲け、とは決してちがう、最先端。自分が今非営利な団体に限りなく近いところに勤めているので、早く読みたい。

  • 目次
    監訳者まえがき
    日本語版への序文
    序文自己評価がもたらす効果
    まえがき非営利組織にとって自己評価とは

    PART I
    
    自己評価のための5つの質問評価プロセス参加者のためのワークブック
    
    ワークブックの使い方
    基本用語の定義

     質問1 われわれの使命は何か?
       ワークシート1 現在の使命は何か?
       ワークシート2 われわれの課題は何か?
       ワークシート3 われわれの機会は何か?
       ワークシート4 使命を見直す必要があるか?

     質問2 われわれの顧客は誰か?
       ワークシート5 われわれの「第一の顧客」と「支援してくれる顧客」は誰か?
       ワークシート6 われわれの顧客はどのように変化しているか?

     質問3 顧客は何を価値あるものと考えるか?
       ワークシート7 われわれの第一の顧客と支援してくれる顧客は、
               何を価値あるものと考えるか?
       ワークシート8 われわれは顧客から何を学ぶ必要があるのか?
       ワークシート9 顧客からどのように学ぶのか?

     質問4 われわれの成果は何か?
       ワークシート10 われわれは成果をどのように定義しているか?
       ワークシート11 われわれは成功しているか?
       ワークシート12 成果をどのように定義すべきか?
       ワークシート13 われわれは何を強化し、何を放棄すべきか?

     質問5 われわれの計画は何か?
       ワークシート14 使命を変えるべきか?
       ワークシート15 われわれのゴールは何か?

    PART (監)
    
    自己評価の3つのフェーズ評価プロセスのガイドライン
    
    プロセスガイドの概要
    自己評価のためのプロセスガイド
    自己評価におけるガバナンスとマネジメント

     フェーズ1 自己評価のための準備をする
      フェーズ1の概要/フェーズ1の具体的な説明
       ステップ1 理事会とマネジメントの取り組み体制を確立する
       ステップ2 参加者と作業の進め方を決定する
       ステップ3 評価チームを結成する
       ステップ4 ファシリテーターとライターを選定する
       ステップ5 作業の進め方を発表し、参加者を集めてスケジュールを確認する
       ステップ6 環境調査を実施し、内部データを収集する

     フェーズ2 自己評価を実施する 
      フェーズ2の概要/フェーズ2の具体的な説明
       ステップ1 参加者を対象とするオリエンテーションを行ない、
             環境調査の要約報告書、内部データ、「ワークブック」を配布する
       ステップ2 ドラッカーの5つの質問の最初の3問について
             グループ・ディスカッションもしくは合宿形式でのディスカッションを行なう
       ステップ3 顧客調査と深層面接を行なう
       ステップ4 ドラッカーの5つの質問のうち残りの2問について
             グループ・ディスカッションを行なう
       ステップ5 最終報告書を作成して配布する

     フェーズ3 計画を完成させる
      フェーズ3の概要/フェーズ3の具体的な説明
       ステップ1 使命を(必要に応じて)見直し、ゴールと成果を確認する
       ステップ2 目標、行動計画、予算を策定する[マネジメント]
       ステップ3 理事会へのプレゼンテーションを準備する
       ステップ4 使命、ゴール、予算をプレゼンテーションし、理事会の承認を得る
       ステップ5 計画を配布して、第1回目の評価の役割分担と日程を確認する

     ◎自己評価手法の適用事例
       事例1 プロジェクトの再生に自己評価を活用する
       事例2 新しいプログラム策定のガイドとして自己評価を活用する

    PART (企)
    
    日本における自己評価手法の適用事例
    
     ◎日本のNPOでの「自己評価手法」の必要性
       事例1 われわれの使命は何かコミュニティ・サポートセンター神戸
       事例2 われわれの顧客は誰か飯塚こども劇場
       事例3 あなたの顧客は誰かグループたすけあい
       事例4 われわれの成果は何か骨髄バンク

    あとがき 計画を効果的に実行する
    謝辞
    ピーター・F・ドラッカーについて
    ギャリー・J・スターンについて
    非営利組織のためのピーター・F・ドラッカー財団について
    監訳者あとがき

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