ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

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制作 : 三本木 亮 
  • ダイヤモンド社 (2001年5月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478420409

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ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かの感想・レビュー・書評

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  • シリーズで読み返してみた。著者の発想の革新性は初めてシリーズを手に取って読み耽った頃から15年経った今でも全く色褪せない。本書を再読して改めて気づくのは如何に我々がコストワールドに慣れ親しんでいるのかと言うことである。自分が勤めている会社のみならず多くの会社は未だに評価の基準はこのコストワールドの基準に則して作られており、経営されているのが実状である。本書が卓越しているのは、会社の目標を利益の最大化の一点に絞り、縮小均衡以外の場合は、スループット(市場での売り上げ=消費者への売り上げ)を最大化することが肝要であり、そのために何を優先的に為すべきかを示している。コストワールドの発想では生まれてこない気付きが満載である。本書を生産管理の指南書としてバッファマネジメントに精を出すことも大切であるが、著者が最も言いたかったことは世の中で当たり前とされていることに縛られず、本質に向き会って考えることの重要性ではなかろうか。TOC理論はその道具であると思うがいかがであろうか。

  • ちょっと前のビジネスバイブル。スムーズな工場経営をするには、考え方を根本的に変えなければならない。人生もね。


     人はやはり手をつないで生きていくことが大事なのである。手をつなぐスキルの低下が問題である。


     基本的には小説としてストーリー仕立てで、順に読めば理解できる簡単設計の本だが…
     経済の用語というか、特殊な用語が頻発するので読むのには資質が必要かも。社会人じゃない人には非日常的過ぎてつまらなくなるかも。

     他にも続編みたいなのがいっぱいあって、読みたいけれど疲れそうだから嫌気が差している。

  • 様々な問題が発生している状況で、個々をそれぞれ解決しても、もぐらたたき的に次から次へと問題が湧き上がってくるだけだ。本当に実現したいこと、すなわち真のゴールを再定義することで全体を俯瞰して捉え、ゴールの妨げとなっている根本問題を探し、それに焦点を当てて解決していく。他の問題は根本問題との関連性に従って、根本問題に影響を与える部分を見直せば良い。
    このように、物事の表層にとらわれず本質に切り込んでいくアプローチこそが、本書の説くTOC(制約条件の理論)の真髄である。本書のモチーフである工場の収益改善だけでなく、様々な問題解決に普遍的に使える理論である。
    言われてみれば至極当然のように感じられるこのルールは、物語風に書かれた本書を読み進めるうちに、引きこまれ、洗脳され、主人公たちと一緒になって悩み、考え、問題解決をしようと現状を疑い、本質を求める自分がいることに気づかされる。読後は自分の問題に当てはめようと動き出すであろう。まさに名著である。

  • 本書が伝えている全体最適化という考えは、日本人にはあまり馴染みのない思想である。日本人は全てをキッチリ行い、積み上げていったときに全体としての効果が最大化すると考えるが、本書が説いているのは一部の効率を下げることにより全体としての効果が最大化するという、部分最適とは逆の論理である、

  • 漫画を手に取り「面白そう」から始まった本
    今測ってみたらまさかの36mmと分厚い本だったんだけど
    物語仕立てで内容は非常に濃いものであり、サラッと読めたはいいんだけど頭の回転や すさまじいものだった。

    ものをつくる企業の一員としてゴールとは何なのか?
    改めて考えさせられ、通常やっている業務の意味を問い直さないと評価の仕方から考えなおさないといけないと
    そんなことを思ってしまう本だった。

    企業の究極の目的とは何か

    表題の通りで、しっかりと考えなおすことが大事なんだと思う。

    サラッと読んだけど、じっくりで読み直す必要がある。

    どうしよう 分厚い(笑)

  • 常識とは常ならず(マーク・トウェイン)
    質問されたことに答えることができなければ、情報としても役割は果たせない

    「その処理能力が、与えられている仕事量と同じか、それ以下のリソース」をボトルネックといい、ボトルネックを解消し、生産性を上げる術が以下の通りです。

    ステップ1…制約条件を「見つける」。
    ステップ2…制約条件をどう「活用するか」決める。
    ステップ3…ほかの全てをステップ2の決定に従わせる。
    ステップ4…制約条件の能力を高める。
    ステップ5…ここまでのステップでボトルネックが解消したら、「ステップ1」に戻る。ただし、「惰性」を原因とする制約条件を発生させてはならない。
     
    現在の業務のボトルネックは何でしょうか。「研究者からの回答」ではないか思います。

    拒絶通知などの中間対応では、原則として研究者に協力を頂いています。その際に回答をお願いしているのは「その特許と製品との紐付け」および「引例にない本願の構成と効果」です。「引例にない本願の構成と効果」について、明細書に書いていない(反論に使えない)ことを主張してくる方が多々いらっしゃいます。

    知財部でエクセルシートのような表を作って回答をお願いする形式も考えましたが、逆に時間をかけさせてしまいそうです。上の流れで言えば、「ステップ2」で手を焼いています。

    ソリューションはないものでしょうか。現在考え中です。

  • かの有名な!
    THE GOAL、分厚さから敬遠していましたが、かなり読みやすいです。

    TOCというシリアスなテーマで、
    あと3か月で閉鎖の危機に陥る工場の問題解決プロセスをわかりやすく描いています。
    そこにプライベートの問題(妻との不和)が並行で進んでいくことによって、小説としての読みやすさが加わっているのだと思います。

    しかもすぐれているのが、
    たとえばボトルネックについて、
    子供と行ったハイキングで列から遅れちゃう子供を見ながら思いついたり、
    子供に説明してみたり、
    妻に説明してみたり、はたまた先生から教わったりするので、小難しい言葉を知らなくても想像しながら読めるようになっている。

    うーん、すぐれている(二度目)
    極論、ただの小説として読んでも面白いですからね。

    企業にとっての本当の目的とはなにか?
    それを測るにはどうしたらいいのか?
    ということを、工場という例を使いながら視点の示唆を行っている本でした。

  • 過去に読んだことがあり、当時の細かい感想は覚えていないのですが、非常につまらない印象がありました…
    ところがどっこい!今回は非常に楽しんで読めました。
    前回はどうやら理解が追いついていなかったようです。。。

    さて、内容は、小説になっており、主人公は「制約条件の理論」を使って、工場と家庭の危機に立ち向かっていきます。

    大事なところは引用に回して、本論からは逸れますが、ここの嫁、自分にはちょっと無理。。。
    主人公にも悪いところは多いんですけどね(-_-;)

  • この本が学べるビジネスの知識内容は、巷にあるほかのビジネス書のものと大差はないのだろう。
    しかし、小説という形をとって、読者に考えさせながら(そのような雰囲気を出しながら)、TOCの原理等を伝えようとしているのことが、この本が高い評価を長年得ている所以だろう。
    知識というのものは、他人から教わるものよりも、
    自分で考えたり、自分の実体験が元になる知識のほうは定着しやすい
    (事実、この小説内でもジョナ先生は、アレックスのすぐに問題への解決策を提示するのではなく、ヒントを与えてアレックスに考えさせようとしている→これはソクラテスの教え)
    この本の内容を実生活に生かせる場面は多くあるはずである。
    最終章は少しまとめに入っていて小説っぽくないが、それ以前の内容は単に小説としても読んでみて面白い内容である。

  • TOC提唱者によるSCM名著。一言でいえばトヨタ「カンバン方式」について書かれた本。物語形式で生産管理の全体最適化について書かれた本で、ビジネスマンなら一度は読んでおくべきだろう。(物語自体の出来はまぁまぁ)

    「ザ・ゴール」を定め、ゴールに対するスループットをKPIとし、ボトルネックを発見・解消する。和を尊ぶ日本人にとって「調整」は暗黙知でも、「説明」の文化である外国では概念理解さえ覚束ない。その文化的背景を踏まえると発刊当初の衝撃は想像に難くない。

    だけど個人間では「和を尊ぶ」日本人も、組織では全体最適化は苦手である。効率化が巧い国民性だけに、縦割り組織が既成事実化し、部分最適が促進されてしまう傾向にあるためだ。日産のゴーン改革などは本書に書かれていることを実践した好例だろう。

    本書の中でジョナ教授が「機械(部分)ではなく工場(全体)のアイドリング時間でコストを捉える。工場のスループットが向上するなら機械の非効率化を気にする必要があるのか?」という言葉は、知識としては忘れがちな視点で思わずハッとさせられる。

    余談だが、本書のキーパートとなるボトルネックを発見する章タイトルが『ハービーをさがせ』になっているが、ハービー自体は一所懸命ハイキングしていたのでちょっと可哀想な気がした(笑)。

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ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かの作品紹介

主人公アレックス・ロゴは、ある機械メーカーの工場長。長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられる。残された時間は、わずかに3か月。それまでに収益体制を改善しなければ、工場は閉鎖され、多くの人が職を失ってしまうことになる。半ば諦めかけていた彼だったが、学生時代の恩師ジョナに偶然再会したことをきっかけに、工場再建へ向けて意欲を燃やし始める。ジョナは、これまでの生産現場での常識を覆す考え方で、彼の工場が抱える諸問題を次々に科学的に解明していく。そのヒントをもとに工場の仲間たちとたゆまぬ努力を続け、超多忙な日々を過ごす彼だった。だが、あまりにも家庭を犠牲にしてきたため、妻であるジュリーは彼の前から姿を消してしまう。仕事ばかりか、別居、離婚という家庭崩壊の危機にもさらされたアレックスは…。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かのKindle版

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