- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478420409
作品紹介・あらすじ
主人公アレックス・ロゴは、ある機械メーカーの工場長。長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられる。残された時間は、わずかに3か月。それまでに収益体制を改善しなければ、工場は閉鎖され、多くの人が職を失ってしまうことになる。半ば諦めかけていた彼だったが、学生時代の恩師ジョナに偶然再会したことをきっかけに、工場再建へ向けて意欲を燃やし始める。ジョナは、これまでの生産現場での常識を覆す考え方で、彼の工場が抱える諸問題を次々に科学的に解明していく。そのヒントをもとに工場の仲間たちとたゆまぬ努力を続け、超多忙な日々を過ごす彼だった。だが、あまりにも家庭を犠牲にしてきたため、妻であるジュリーは彼の前から姿を消してしまう。仕事ばかりか、別居、離婚という家庭崩壊の危機にもさらされたアレックスは…。
感想・レビュー・書評
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TOC:制約理論を物語を通して学ぶ。一つのシステムとして全体を考え、モノ/コトの循環を悪くするボトルネックに集中し、それに合わせた設計に改良することで
アウトプットの改善が見込める。if/thenの思考プロセス、20/80の法則 20の変数が80の結果に作用するなど、ためになる考え方が詰まっていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長編なのにスルスル読める面白さがある。
訳あって、トヨタ生産方式に関する本と並行して読んでいたが、本書のTOCの具体的事例がトヨタ生産方式なのだと思うくらい、オーバーラップする考え方が多かった。
続編も購入済みのため、楽しみに読みたい。 -
企業の目的、問題解決が小説風に書かれており非常に読みやすく勉強になる本です。問題発生時は必ずボトルネックがあり、それを取り除く必要がある。続編もあり、傑作だと思う。
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運営管理の基礎を物語調で理解できる。
昔の本なので多少の時代錯誤は我慢が必要。 -
工場が「金を儲ける」ための作法について書かれたビジネス書。
「それはそうだよ」と思うことから、
「よくわからん」と思うこともあった。
ハードルは高くないが、
私は一回ではちゃんと理解できなかった。
小説として面白かったので、
再読しようと思える良い本でした。 -
分厚い本の割に内容はライトでした。
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ストーリーは面白かった。
制約理論を会得できたかというと自身はない。 -
夫の友人からお借りしました。
なぜ私にこの本を貸してくれたのかちょっと謎(笑)
本書は、ある工場の再建の話で、問題点を洗い出しそれを解決することを通じ、生産性向上の手法についてを学べる小説形式のビジネス書でした。
私自身は製造業ではないのでピンとこないことも多かったのですが、のちに工業簿記を勉強した際、少し理解の助けになりました。
また、ボトルネックを解決することが効率化の決め手になることは、製造業に関わらず応用できそうな気がします。
勉強になったけど、560頁は長過ぎた・・・ -
面白かったです!
ストーリーになっていることで思考プロセスを時系列でわたしも一緒に考えているような感覚になることができてわかりやすかったし、当たり前の常識を疑うことや真の目的を突き止めることの重要さに改めて気づくことができました。
また時間をあけて読んで、自分の感じ方を確認したい一冊。 -
ラインマネジメントのボトルネックをどう考えるか。を工場の立て直しをテーマにストーリーで書いたもの。
工場の話ではあるが、実生活や別分野の仕事でも活用できるため非常に有用で、ストーリーも面白いので一気に読める。