ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478420409

感想・レビュー・書評

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  • ー 私たちが探し求めているものは、いったい何なんだ。三つの簡単な質問に答えることのできる能力じゃないのか。『何を変える』、『何に変える』、それから『どうやって変える』かだ。マネジャーとして求められる最も基本的な能力を探し求めているんだ。考えてもみてくれ。この三つの質問に答えられないような人間に、マネジャーと呼ばれる資格があると思うかね。ー

    [ステップ1] 制約条件を「見つける」。
    [ステップ2] 制約条件をどう「活用する」か決める。
    [ステップ3] 他のすべてを[ステップ2]の決定に「従わせる」。
    [ステップ4] 制約条件の能力を高める。
    [ステップ5] 「警告!!」 ここまでのステップでボトルネックが解消したら、[ステップ1] に戻る。ただし、「惰性」を原因とする制約条件を発生させてはならない。

    訳あって、15年振りくらいに読む。
    主人公と同年代になったんだな…。

    正しいKPIって重要だよなぁ〜。
    KPIが間違っていると、そのKPIを全部達成しても、全体の業績が達成するとは限らないからなぁ。

  • ビジネスの概念ゼロで始まった社会人生活の最初におすすめされた本。
    面白すぎて2日くらいであっという間に読み終えました。
    ビジネスと同じくスピード感に溢れ、
    解決すべき課題を客観化、小口化して進める感じ。
    良かったです。

  • 事業が低迷していることから売却を検討されている工場を、家庭不和を抱えた工場長が物理学者の先生と一緒に工場の生産性を上げて売却から逃れようとするというサクセスストーリー

    小説を交えながら、工場の生産性向上についてわかりやすく理解を促してくれる。
    ボトルネック、スループットなど製造業を理解するに必要なキーワードを無理なく理解できるようになる。

    またボトルネックを理解すると、料理の作り方から会議まで段取り上手になれます。

    必読の価値あり。

  • 生産的であるということは、自己の目標と照らし合わせて何かを達成したと言うこと。
    生産性とは目標に向かって会社を近づけること。
    目標とは利益を稼ぐこと。
    目標から遠ざける行為は全て非生産的だ。
    3つの指標、スループット、在庫、業務費用
    スループットとは販売を通じてお金を作り出す割合
    在庫とは販売しようとする物を購入するために投資した全てのお金
    業務費用とは在庫をスループットに変えるために費やすお金
    ボトルネックのフローを需要に合わせる
    ボトルネックの能力=工場の能力

    生産管理の入門書。工場運営についてストーリー形式で学べる。
    所々脱線するが必要な伏線か・・・
    最後は少し冗長だが、生産管理と組織論を学べる良書

  • ・部分最適ではなく全体最適が重要
    ・目的は利益を増やすことでありコストを減らすことではない
    ・人も機械も、常に稼働しているのが正しいわけではない
    …言葉で聞くとそうだよな、と思うことでも、目の前の仕事に一生懸命になればなるほど、気がつけばこの罠にはまっていることがあるのかもしれない。
    小説を読んでいるうちに、「TOC理論(制約理論)」が学べるようになっているこの本は、生産現場で働いている人以外にも多くのことを教えてくれる。
    500ページ以上あるのでもっと読むのに苦労するかと思ったけど、サイコロのゲームと、ハイキングでの列になって歩く話はめちゃくちゃ分かりやすくてその辺りから一気に読み終えることができた。

    一つ一つのプロセスではなく、全体のフローを見ること、ボトルネックに注目すること、忘れずに仕事に取り組みたい。

  • 出版されてから10年以上経つのか。本の分厚さから敬遠されがちだが読みやすさがピカイチ。今の新人社会人に是非とも読んでいただきたい本です。企業のゴールとは何か?

    制約条件理論のバイブルです。個人的にはゴール2の思考法が1番重要だと思います。

  • ビジネス小説の形を借りて、組織や工場の「ボトルネック」にどう立ち向かうかを説く、見事な本。

  • 業績管理はスループットに基づいて行う。企業のの最終目的はどこまでいってもキャッシュを増やすこと。当たり前のようで忘れそうなことを思い出さしてくれる良い本だと思う。

  • とても読みやすく、マネジメントや生産管理についても学べる本
    .
    学生時代に読み、とても学ぶことが多かったです。
    小説なので楽しく読み進めながら、納得して理解できます。
    何より難しい話をここまで落とし込んで伝えられることも衝撃でした。
    すでにビジネス書やマネジメントを読まれている方には物足りないかもしれませんが、これから社会に出る方に薦めたい1冊です!

  • 最後が消化不良

著者プロフィール

岸良裕司氏(監修)
1959年生まれ。株式会社Goldratt Japan CEO。全体最適のマネジメントサイエンスであるTOC(Theory Of Constraint:制約理論) をあらゆる産業界、行政改革で実践し、活動成果の1つとして発表された「三方良しの公共事業」はゴールドラット博士の絶賛を浴び、07年4月に国策として正式に採用される。
青木健生氏(脚色)
コミックストーリー作家(漫画原作者)、シナリオライター、(日本脚本家連盟会員)、劇作家、『ザ・ゴール コミック版』『ザ・ゴール2 コミック版』の脚色を担当
蒼田山氏(漫画)
広告・ビジネス系漫画家。漫画向け背景素材サイト「背景倉庫」制作統括。専門学校非常勤講師。 代表
作は『ザ・ゴール コミック版』『ザ・ゴール2 コミック版』(ダイヤモンド社) 『ブラシ素材集 モノクロイラスト/マンガ編』(ホビージャパン) めちゃコミックで『地雷婚カツ!』連載。

「2023年 『コミック版 ザ・ゴール3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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