餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1613
感想 : 225
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478470886

作品紹介・あらすじ

会計を使えない経営者が会社を潰す!会計とは何かがスラスラわかるビジネスストーリー!ビジネスパーソンのための管理会計入門。

感想・レビュー・書評

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  • 部下が会計や財務分析に悩む部下にどうやって教えようと考えていて、本屋で発見した本。ストーリー仕立てになっていて、大変読みやすく、財務3表の連関なども自然と身につくのではないかと思う。新入社員が学ぶ財務分析のテキストは、勘定科目の解説やら、CF計算書の作り方(それも大変煩雑で、分かりづらい)で、アレルギーを持ってしまう人が多い。会計や財務分析のセンスがある人は、このような本に頼らずとも、自分で理解し始めるだろうが、苦手意識を持ってしまうと、先へは進まない。そういう人向きの本としては、大変よいと思う。

    ただ、章末毎の解説で、いきなり株主価値云々(DCF法など)が登場して、若干違和感があるところもあった。

  • 会計の知識が物語形式で分かる入門書。漫画化もされている。内容はストーリー仕立てになっていてとても読みやすく、まったく知識のない人などが管理会計に興味を持つはぴったりの一冊。タイトルになっている「固定費は少ないが限界利益も小さい餃子」と「固定費は多いが限界利益は大きい高級フレンチ」の2つを比べた場合、あなたはどちらのほうが儲かると思うだろうか?両者はビジネスモデルが異なるタイプなので比較は難しい。答えは本書の中で明かされている。基礎的なことが簡単な言葉で書かれていて、読み進めるとB/S、P/L、キャッシュフローの成り立ちをきちんと理解することができる良書。「ザ・ゴール」の内容に似ている。

  • 亡き父が経営していた業績不振のアパレル会社を継いだ娘・由紀が、大学教授の安曇氏から経営・会計のノウハウを受け、会社を復活させるというストーリー。

    こう言っては大変失礼かもしれませんが、物語としてはかなり安っぽい。
    しかし、安曇氏が伝授する経営・会計ノウハウは、素人にとっては非常に分かりやすい。

    また、本書の最後に登場してくる「バランススコアカード」の考えに沿って、本書は非常に綺麗に構成され、まとまっている。

    読んでいて理解が進みやすいので、経営・会計の初学者には非常に有用な一冊であることは間違いないと思われる。

  • 会計の基本的な考え方(収益、費用、利益、資産、負債、純資産)や、
    管理会計の基本的な考え方(活動基準原価計算、CVP分析、投資意思決定)について
    物語仕立てで理解できます。
    株式投資にはあまり役立ちません。

    1.テクニカル派orファンダメンタル派
    ファンダメンタル派
    (基本的な会計知識)

    2.資産バリューor収益バリューor成長バリュー
    いずれにも該当しない。

    3.実践可能性(1理論的~5実践的)


    プロローグ 突然の社長就任
    第1章 会計はだまし絵、隠し絵だ
        会計の本質と損益計算書のしくみ
    第2章 現金製造機の効率を上げよ
        バランスシートを理解する
    第3章 大トロはなぜ儲からないか?
     キャッシュフロー経営とは何か
    第4章 テストの見直しをしない子は成績が悪い
        経営計画と月次決算のPDCAサイクル
    第5章 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
        利益構造と損益分岐点分析
    第6章 シャネルはなぜ高い?
        見えない現金製造機とコーポレートブランド経営
    第7章 整形美人にご用心
        粉飾決算の見破り方
    第8章 殺風景な工場ほど儲かっている
        原価管理と活動基準原価計算
    第9章 決断 進むか、退くか
        機会損失と意思決定
    第10章 シャーロック・ホームズの目と行動力を持て!
        異常点に着眼し、原因を究明する
    第11章 会計のトリックに騙されるな!
        逆粉飾を見破る
    エピローグ 夢に向かって

  • ストーリー仕立てなので読み解きやすいです。

  • 餃子屋と高級フレンチは利益構造(限界利益と固定費)が違う、コハダと大トロは仕入れ(少ない資金)と高回転の違いでコハダの方が儲かるなど、会計の基礎知識をストーリー仕立てで分かりやすく学べました。
    会計専門用語が多く出ますが、巻末用語解説もあり勉強になりました。
    損益計算書などの見え方や捉え方が変わる気がします。

  • 普通でした。

  • 会計の初歩について実用的な形で体型的に一通り読むことができる一冊。

  • 読み物としては楽しく読めた。インプット的には……

  • 1冊で会計の全てがわかったような気分になる、そんな自分の愚かさに気付かせてくれる本。

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著者プロフィール

公認会計士、税理士、大学院教員(管理会計)。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。現在、経営コンサルティング、会計システムの設計・導入指導、講演活動を行っている。
ベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』(ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話をしよう』(中経出版)ほか著書多数。
家計も会社経営も目的は同じで、「お金」はそれに振り回されるのではなく、「満足度の高い人生」を送るために使うべきだと説く。目から鱗のアイデアとアドバイスが好評。

「2022年 『正しい家計管理 長期プラン編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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