シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法

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著者 : 西村行功
  • ダイヤモンド社 (2003年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478490402

シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法の感想・レビュー・書評

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  • 【シナリオ・プランニング時に役立つ目標達成に影響する要因の分類】(仮説)

    制御可能要因

    制御不可能×予測可能要因

    制御不可能×予測不可能要因

  • ロジカル・シンキングの先。ロジカル・シンキング→システム・シンキング→オブジェクティブ・シンキング→シナリオ・シンキング。戦略を策定するための環境をどのように認識するかの方法論。前提。
    「第4章:シナリオを実際に作成する」は習得したいスキル。繰返し実践する。

  • 【資料ID】67223
    【分類】336.1/N84

  • 常識に囚われず、あらゆるケースを想定し、想定内で対応する。

  • 長期的視点に立って時代の変化を読みつつ,短期間のうちに戦略を立案・遂行していく能力,それを繰り返していく能力

    メンタルモデル:個人が固定的に持っている世界観

    「環境」:未来についてのストーリー(客観的)
    「戦略」:我々はこうしたい(主観的)

    人間は自分が成功した時には,自分の実力だと信じ,他人が成功した時には環境がよかったのだと信じる一方,自分が失敗した時には,環境が悪くなったからだと神事,他人が失敗した時にはその人の実力が不足だと信じるという
    「究極的帰属錯誤」

    ・未来予測はあたらない
    ・願望を強く持つと未来を読み違えてしまう
    ・戦略を「全て事前に準備する」ことはできない
    ・多様な意見を共有化することに意義がある

    確率で示す複数の予測(ベスト,ベース,ワースト)においては,同じ変数を用いる.変数に幅を持たせてシナリオケースを分けているだけで確率が高いものが中心として考えられ,他のものは無視される.未来は予測できないものだから,要素を限定化するのは危険.
    不確実性に着目して,絞り込むのではなく,視野を拡大し続け複数の世界を描く.

    マジカルナンバー7:人間の記憶可能な数は最大5~9程度(認知心理学)
    ⇒シナリオが有効に「組織の記憶」として使えるときの数は3~6程度
    シンプルで不確実性が最大限織り込まれた,十分幅のあるシナリオ

    E = Q × A
    E:Effectiveness(効果)
    Q:Quality(質)
    A:Acceptance(受容度)

    Q(質)の向上
    ロジカル・シンキング:現在と未来のつながりについての思考が論理的であること
    システム・シンキング:複数の要素間の因果関係が考慮されていること
    オブジェクティブ・シンキング:思考の対象範囲や思考そのものについて客観的に捉えられていること

    コミュニケーションの基本:「伝える側の努力が最も重要」⇒ ストーリーを持たせる.
    シナリオを形づくる要素「キー・ドライビング・フォース」

    SEPTEmber
    「世の中」の変化
    |― 社会・価値観・文化(Society)
    |― 経済・税制(Economy)
    |― 政治・規制・政策(Politics)
    |― 科学・技術(Technology)
    |― 地球環境(Ecology)

    シナリオの数に対しての注意
    ・記憶の限界を意識する:人間の記憶限界は7個程度
    精緻なシナリオを数十描いても意味がない.重要なことは精緻なことではなく,大きな違いのあるシナリオを描き,それを個人として,または組織として記憶すること.
    ・戦略テーマと照らし合わせる
    シナリオをつくる目的は戦略テーマについての意思決定を正しく行うためである.意思決定上で大差のないシナリオを多数作っても意味がない.
    ☆時には大胆にシナリオの数を絞って,大まかな違いを理解する事も重要

    シナリオのストーリーを書くにあたっての留意点は「未来完了時制」で書く.
    「~だろう」調では具体的場面が想像しづらい
    「ライターズ・ブロック(書き手の障害)」

    フォアキャスティング:未来を予測する
    バックキャスティング:未来からの振り返り

    短期記憶:脳内の短期貯蔵庫(STS)に格納するが保持時間は15~30秒程度
    「15秒以内で伝えたいことが伝わるようにする」プレゼンテーションスライド等

  • 不確実な未来に対処するための、シナリオシンキングを解説した本。
    まず、過去の経済予測やアナリストの発言などで、常識のように語られていたものが実際はいかに不確実であったかを実例をもとに示している。
    その上で、シナリオシンキングに必要なロジカルシンキング、システムシンキングとはどのように行うものか、実例を交えて解説した上で、シナリオシンキングを解説している。
    実際に業務でシナリオシンキングの実践のための方法まで書かれており、その点で実践的であるという印象。
    「シナリオは「どういう未来が起こるのか予測する」のではなく、「起きる可能性のある未来が実際に起こったらどうするか」を考えるためのツールである」という点で、行動まで述べられているのが興味深い。
    これは、コンティンジェンシープランに通じるものだろう。
    今となっては、題材が古い感(アナログカメラとデジタルカメラなど)はあるが、シナリオ・シンキングの入門としては手頃だと思う。

  • 物事のシナリオをどうとらえて、プランニングするか、わかりやすい図とともに解説されています。

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シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法の作品紹介

予知・予測は不可能だが、起こる可能性のある未来を複数想定し、「その未来が実際に起こったらどうするか?」を事前に考え、意思決定力・判断力を高めることはできる。これがシナリオ・シンキングだ。起こる可能性のある未来は「〜だろう」という"予測"の言葉ではなく、「〜していた」という"未来完了形"でストーリーとして語られなければならない。シナリオ・プランニングの基本がわかる一冊。

シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法はこんな本です

シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法のKindle版

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