あのブランドの失敗に学べ!

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478502495

作品紹介・あらすじ

マクドナルド、ケロッグ、ソニー、ペプシ、ハーレーダビッドソン、GM、インテル、IBM、コダック…あのブランドさえも、こんな大失敗を繰り返していた。古今東西、燦然と輝く大失敗から笑えるマヌケな失敗まで60事例を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • マクドナルド、ケロッグ、ソニー、ペプシ、ハーレーダビッドソン…有名なブランドさえも、過去に大失敗を繰り返していた。ブランドにまつわる60の大失敗事例を紹介する。

    第1章 なぜ、ブランドは失敗するのか
    第2章 燦然と輝く大失敗
    第3章 アイデア倒れによる失敗
    第4章 ブランド拡張の失敗
    第5章 広報活動の失敗
    第6章 異文化の壁による失敗
    第7章 人的な失敗
    第8章 ブランド再構築の失敗
    第9章 ドットコム・ブランドの失敗
    第10章 疲弊したブランド

  • 世界的に有名なブランドが今までしてきた失敗を各種集めて、失敗の背景にどんなことがあったかを解説した1冊。日本にはなじみのないブランドについても書かれているので、そこはイメージが湧きづらいのだが、多くが日本でも良く知られたブランドの話。
    確かに過去の失敗について語りたがる人はあまりいないので、この本の取材はきっと大変だったんだろうなと思う。
    第6章の「異文化の壁による失敗」で翻訳によるブランドイメージの失敗は正直単なる宣伝の失敗だと思うので読み物程度の感覚で読み飛ばした。重要なのは本当に文化や生活の違いを乗り越えてブランドを浸透させることの難しさだと思う。おそらくここでは「ローカライズ」というコンセプトが必要になるのだろう。ケロッグの例でシリアルを食べる生活習慣がないインド市場でブランドを浸透させていくことの困難さが描かれている。ここでは価格も文化の違いの一種であったようだ。アメリカから戻ってくるいわゆる印僑の人もいるようなのできっと今は浸透しているのだろう。文化の違いを超えてブランドのパワーを発揮している企業の代表格に「マクドナルド」があると思う。成功例の一つとしてもっとよく見てみたいと思う。予断になるが、現在TBSで放送している「ヤレデキ」という番組があるが、この中の世界のマックを食べつくすという企画は出色だ。
    ブランドはある時期はかなり自由に拡張できる(全く本業を無視したものは不可)ようだが、そのイメージが固まりすぎると脱出は難しいようだ。
    カメラのフィルムのコダック、インスタント写真のポラロイド、はいずれも自己の持つブランドイメージに縛られて次の一手が打てず、デジタルカメラのパワーに押されてしまったようだ。ブランドに安住するのではなく、拡充を考えないと特に技術的な領域はあっという間に様相が変わってしまう恐れがあるようだ。

    今度は成功しているブランドの話も対比で見てみたい。

  • 失敗集というのがまず一言。
    結構大きなメーカーがしでかしてくれています。
    その中には日本の超有名メーカーが
    何回が出没したりします。

    必見なのは
    大手飲料メーカー2社の失敗談。
    一方は1度の失敗で懲りたものの、
    もう1社は懲りずに2度失敗を犯しています。
    その対応の違いがきっと今の
    知名度、というか「~といったら~」という
    イメージの違いだと思います。

    その他笑えたのは
    海外進出における
    訳が生み出した悲劇ですね。
    特に自動車の名前なんかは悲惨です。
    訳してとんでもな名前になっているので
    誰も買いたいとは思わないですね。

  • 消費者と製品との間に精神的な絆を築きあげること
    良い商品は悪い商品と同じくらい失敗する
    差別化かさもなくば死か

    シリアルメイトの失敗
    ■販売場所の変化 棚から冷蔵コーナーへ

    ペプシとコーラ
    ■主要ライバルとの差別化を徹底化


    てかこれ電車で読むの危険!!
    笑い市にするよーっvvv
    だって世界で通るブランドネームつける事の難しさがわかります

  • ブランドの失敗事例を多数まとめたもの。ブランドは原則的に商品を意味し、商品に魅力があってこその広告であり、広告とブランディングとの関係が分かる様になっている。ニューコークの事例は衝撃的。根底にある文化を考慮した上で参入すべき、というのはケロッグのコンフレークの事例を読むと大変に良く分かる。面白くマーケティングを学ぶのにお薦め。

  • 現在消費者にさまざまなかたちで認知されてるブランドの意外な失敗談。おもしろおかしく学べます。

  • 「あのブランドさえも、こんな大失敗を繰り返していた。
    古今東西、燦然と輝く大失敗からマヌケな失敗まで60事例を紹介。」〜帯より引用。

    読んでみると、アメリカンジョークかと思うくらい、愚かしい失敗話の連続で、非常に面白い。笑える。
    でも、ビジネスってそんなものなのかもしれませんね。

  • 失敗しないと成功しない。

    笑うやつは笑わせとけばいい。

  • 成功話はあっても、失敗の話をまとめた本は初めてです。
    ブランドを勉強してる方は、タメになるかも!!

  • 失敗の具体例を紐解く内容なので、結構新鮮な内容だった。
    知っているものでも、このように他人の整理したものを読むと参考になる。
    ただ、やっぱりMethodologyとするには難しい話なのか。
    総括しようとすると帰ってわかりにくい。
    どちらかといえば、「教訓」の方がためになった。

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著者プロフィール

文●マット・ヘイグ イギリスの作家。大人向けの作品に、『今日から地球人』『♯生きていく理由 うつ抜けの道を、見つけよう』(早川書房)などがある。児童書作品で、ブルー・ピーター・ブック賞、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞。息子に「ファーザー・クリスマスはどんな子どもだったの?」とたずねられ、『クリスマスとよばれた男の子』を執筆。続編は『クリスマスを救った女の子』『クリスマスをとりもどせ!』。この「クリスマスは世界を救う」シリーズ全3 卷は「クリスマス・ストーリーの新定番」としてイギリスで人気をよんでおり、そこに登場する妖精を主人公にした作品に『ほんとうのことしかいえない真実の妖精』がある(いずれも西村書店)。

「2021年 『ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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