バフェット投資の真髄

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478630754

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  • えらく遠回りをしてきたことについての反省。株の神様は「客観的」な確率論からなるコンピュータを使った投資手法を駆使していた訳ではなく、主観的に企業を読み込み投資していたことが分かった。
    ■バフェットの原則
    企業に関する原則
    ・その事業は簡明でわかりやすいか
    ・安定した業績を続けているか
    ・長期的な明るい展望があるか
     (コモディティ、フランチャイズ見極め)
    経営に関する原則
    ・合理性を尊重する経営者であるか
    余剰資金の分配は正しいか
    ・株主に対して公平で誠実か
    ・横並びの圧力に屈しないか
    財務に関する原則
    ・一株あたり利益ではなく、株主資本利益率を重視する。
    ・オーナー収益(純利益+減価償却費ー今後の設備投資額ー今後の
     必要な運転資金を計算する。
    ・売上利益率の高い企業を探す
    ・留保資産の1ドルについて、少なくとも1ドル分の割合で株価に反映していることを確認する。

    マーケットに関する原則
    ・企業の真の価値を決定する
    ・企業の価値に対して大幅に割安な価格で買えるか

    ■フォーカス投資のゴールデン・ルール
    ・強力な経営者が率いる優れた企業に投資を集中せよ。
    ・自分が本当に理解できる数の企業に限定せよ。10社が適切。10社以上は問題が生じる。
    ・よいと思う企業の中でも、もっともよいと思う企業を厳選し、そこに投資の大部分を集中せよ。
    ・長期的に、短くても5年から10年で考えよ。
    ・様々な変動はつきものである。かまわず進め。

  • バフェットの投資の方法について紹介した本。2001年。2008年のForbesお金持ちランキングで、世界的な株安にもかかわらず1位になった(ビルゲイツは3位)。わかりやすいビジネスを行い、優れた経営者を持ち、財務体質が健全で、将来的にも安定的である会社に投資するようだ。投資するまでの調査が非常に深く、一度投資したら最低でも20、30年は保有し、できれば永遠に持ち続けるのがよい、と説いている。デイトレードよりも確実に効率的ということも証明されているが、今日の株式市場でこの手法をやることは行動心理学の点で、難しいのか。

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