コーチング―言葉と信念の魔術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478720219

感想・レビュー・書評

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  • 「自分の部下を信頼できない」
    僕が研修でわかったことです
    人に任せることができてないんやと思います
    自分でやる方が早いのではなくて安心してるんやなと
    部下の能力を把握して
    道筋を示して
    リスクを取る
    自分ができてない課題が見えました。
    よくわからない問題が起きたら自分の知識経験の中から解決策を出して自分でやって60点から80点を目指してきました。
    でも役職が上がると自分でなんでもやることはできない。
    人に任せることがいかに大切かということです。

    「チャンスはどんな形でやってくるかわからない。だからこそ常に真面目に生きる」
    三冠王取った著者でも運の大切さを感じてるんやなと思いました。
    やるだけのことをやったらあとは運を天に任せる感じなんでしょうか。
    とにかく人事を尽くしたと言えるまでは努力したいです。

  • 感想はすごくよかった!

    想像以上というか、この本を読んで落合さんが誰と一番向き合ってコーチングをしていたのかよくわかります。

    ボクの中でなんとなくイメージが悪かった落合監督なんですが、外にアピールすることではなく、選手と向き合うことを一番と決めていたことに感動しました。だからボクの方はこれまでそんなイメージを持っていたのかもしれません。

    誰のために?
    徹底した姿があの形になったのだと思います。選手それぞれの特性を尊重しつつ•••任す側も、任される側にもすごい信頼関係。

    『言うは易し行うが難し』

    基本の基本でありながらまた改めて感慨深く考えさせられます!

    コーチングされている方はぜひぜひ読んでみてください(^-^)/

  • 落合の指導者としての才覚が、随所にみてとれる。
    落合の行動には必ず理由があることに気づけた。

  • 誤解を恐れずにいうならば、落合博満氏は個人主義者である。

    彼の「オレ流」スタイルを崩さない姿勢はよく知られている。「オレ流」=ワガママだと思っている人も多いのではないだろうか。昨年、中日ドラゴンズの監督を解任されたのも、フロントとの不和が大きいとされている。それみたことか!能力はすごいかもしれないが、やっぱりワガママじゃないか!

    このように、「オレ流」に偏見を抱いている人にはぜひ読んでもらいたい一冊である。

    冒頭に書いた「個人主義者」というのは、「個人を大切にする人」という意味である。基本的には、コーチングをする上司の立場であれば、部下を「一人の人間」として育てる。コーチングを受ける部下の立場であれば、指導を自分のものにしつつ、上司に従うというものだ。個人あっての組織であるから、個人は大切にする。だが、個人が勝手気ままに動いたのでは組織が成り立たない。均衡は、上司と部下のバランス、コーチングの技術によって保たれるのである。

    指導する立場にある人のみならず、指導を請う立場の人にとっても得るものが大きい。実績と経験と信念に裏づけされているだけに、心に深く沁みわたる。

  • 部下の育て方。じっくり見守る。指示を出さない。自分で決めさせる。主体性を引き出す。長所を活かす。部下がどのような環境でもサバイブできるように、落合監督の選手への愛情。良き理解者三人に相談し、多数決で決める。選手時代の落合選手からはいい意味で裏切られた人間力あふれる落合監督の秘訣が学べました!!落合監督が今まで以上にファンになりました!

  • ビジネスの世界でコーチングという分野を学ぶ助けになると思い、購入しました。コーチングとは教えることではなく、相手に気づかせることではないかと学びました。選手に手取り足取り教えるよりもヒントを与えて自分の頭で考えさせることが大事なのです。なるほど!自分の頭で考えて行動するようになれば他力本願にならずにすみますね。まずは私が自分自身の頭で必死に考えて、気づき、行動し、成長できるようになりたいです。

  • コーチングというタイトルだが、個人的にはコーチング面よりも自分といかに向き合い、自分を成長させたかという点の方が興味深かった。よく考え、自分なりの型を定めて没頭することが成長への鍵。現在の私は考えた結果として、型を作る方向になっていない。技術の会得に関する型を定め、あとは勇気を持ってブレずに実行するべきなんだろう。

  • 落合博満氏が経験した野球人生でコーチ、指導者としての在り方を説いた本。本書が書かれたのは2001年の話でコーチも横浜ベイスターズの臨時コーチなど実績はまだ多くない時代に書かれたものである。今でこそ中日ドラゴンズを常勝軍団とした実績があるがその実績を作るための哲学はすでにこの時にできていたと思う。単純に野球の話ではなく会社の上司と部下の関係で教育していくときなど実社会でも大いに実践できると思う、非常に良い本だと思った。

  • 落合理論の真骨頂。家庭での子どもの教育。Nsの指導。医師としての仕事の心構え。すべてあり。

  • チェック項目32箇所。コーチの仕事は教えるものではなく、見ているだけでいい。選手なりのよいところはある。良い部分は何かを見極めて頭に叩き込む。何が良くてなにが悪いか分析能力が必要。一年目の選手に否定をしてはいけない。1+1=2の発想から2=3-1、1×2など無限の過程を考える。相手の望みがわからないうちはコーチは何を話してよいかわからない。やり方を間違えないことが大前提。やり方がわかれば突き詰める。欠点を直すこと=良い部分が失われること。誰にでも長所と短所はある。監督は勝つこと、選手は自分のことだけ考える。監督はあくまで「優勝を狙う、それだけの戦力がある」と言うのが基本。それができない監督はユニフォームを着る資格はない。不要な謙遜はチームを停滞させる。指導者が過去の実績にしがみついてはいけない。最終的な起用法は監督が決める。コーチはなぜ選手たちをそういう使い方にしているのか説明責任がある。投手が納得して登板できる環境を作る。良い上司は部下を信頼する。まずは部下に腹の中をすべて吐き出させる。上司が一方的に方向性を決めると納得しない。「自分がいなければ・・・」という人に限って自分がそこにいたいだけ。現場の最高決定権は指揮官が持つ。そのことをあいまいにしてはいけない。責任は組織の長が取り、当事者も取るべき。中途半端なゼネラリストよりスペシャリストが好まれる。年俸問題・・・一人だけ5億、10億貰うと周りに影響アリ?日本のプロスポーツはあくまで企業のバックアップで成長した。ヨーロッパとは違う。チームのためになることは何か?自分で考える。自分を生かすことと自分のやりたいようにやるのは別物。目標は公言するとやるべきことが見えてくる。食事と睡眠・・・精神的スランプ克服法はシンプル。人間としての基本を考える。生活を見直す。本当の自信とは感性を研ぎ澄まし、自分で自分を洗脳することから始まる。裏方の選手からも学ぶ低姿勢。異なった考え方の人間が入ると質問が出ることがある。前の会社での実績はまぐれかもしれないと思って初心に戻って働く。ヤケ酒や仲間との悪口はそのときは気分爽快でも自分には何も残らない。

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