- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478732809
感想・レビュー・書評
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20080212
○企画力とはなにか→人間と組織を動かす力
・採用されない企画書は 「ガベッジ(garbage)」紙くずに過ぎない
・プロフェッショナルの世界において「企画力」とは「企画を立案する力」のことだけでなく、「企画を実現する力」のことです。
・身に着けるべきは「企画力」と「実行力」をひとつにする「知行合一(ちこうごういつ)」という言葉が最初の大切な心得です。
○どうやって人間と組織を動かすのか?それは「物語」を語ることです。
・これから企業や市場や社会で、何が起こるのか。
・そのときに、我々に、いかなる好機が訪れるのか。
・では、その好機を前に、我々は何を為すべきか。
・その結果、我々は、いかなる成果を得られるのか。
○企画力の真髄はなにか?それは「物語のアート」です。「アート」とは、「技術」と「心得」の結びついたものです。
・一つ目の技術とはスキルやセンス、テクニックやノウハウと呼ばれるもの。
・もう一つ「心得」とはマインドやハート、スピリットやパーソナリティと呼ばれるもの。「最高の企画書」とは「最高の推理小説」である。
・「知識」を学んで「知恵」をつかんだと錯覚するな。「安易な発想」を捨てよ。
・「企画書」を書くために、最初に身に着けなければならない「心得」とは「企画」の字である「企み(たくらみ)」を語れ。
・「企み」とは「世の中を、より良きものに変える」戦略である。
・この「企み」がないと「企画書」ではなく、「計画書」に成り下がる。
・企画書においては、企みを語れ!企みを、面白く、魅力的に語れ。
○「人間」面白くないと、「企み」を面白く語れない。「面白みのある人間」とは「生き様が面白い」。心に明確な「夢」をもっていないと「生き様も面白くない」
・二つ目の心得は「何を行うか」よりも「なぜ行うか」を語れ。
・この二つの心得を理解すると「企画書」最も大事な部分「表紙(タイトル)」の書き方がわかる。
・表紙タイトルで「企み」を、短く、力強い言葉で語る
・第1ページで、その「企み」の背景にある「ビジョン」を語る。
・第2ページで、表紙で語った「企み」を「目標」に翻訳して語る。
・第3ページから、この「目標」を「戦略」へ、、「戦略」を「戦術」へ、「戦術」を「行動計画」へと順を追って翻訳し、語っていくわけです。
・企画書は「一人歩き」すると思え
・没にした企画の数が企画の凄み -
企画とは何か。
プロならその人なりの明確な答えを持っている。 -
21/12/3 75 分かりやすいのはいいことだ。アート>技術と心の融合だ
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丁寧である。この人はいつも丁寧で、情熱的である。
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<要申請>
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優れた企画書は最高の推理小説。
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企画力とは、人と組織を動かす力。「企画を立案する力」ではなく、「企画を実現する力」のこと。「知行合一」の心得を身に着けなければならない。企画力の真髄は、「物語のアート(技術と心得のむすびついたもの)」である。企みを、面白く、魅力的に語れ。「何をおこなうか」より「なぜおこなうか」を魅力的に語れ。
企みを「構造化された」目標に翻訳して語れ。「複数の目標」を構造的に整理せよ。「自問自答」のスタイルで読み手の「思考の流れ」を導け。読み手を意識して企画書を書け(一瞥してわかること、直線的に、心理的な安定を3の原則)。想定質問を同士と考えよ。一人歩きしても説得力を発揮するもの、その企画によって得られる各部門のメリットなども考えよ。副題にあるとおり、企画力とは、「共感の物語」を伝える技術と心得の習得・鍛錬によって培われる力である。
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さらに田坂氏を一本。何を行うかをツイツイ考えるのが私たち。でも大切な観点は、【なぜ行うのか】である。これを語ると、自然に物語が出来てくる。