- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478733158
感想・レビュー・書評
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20代のキャリア戦略について書かれた本。現コンサルとして独立した著者のこれまでの経験を言語化した内容になっている。ロジカルで実践的な内容になっており、読んでよかった。
今の20代はみんな生き急いでいる。人間もゴーイング・コンサーンであり、20代こそ仕事人生の足腰となる「仕事筋」をつけなければならない。というのが基本的なメッセージ。
書かれたのは20年弱前だが、若い世代の特徴が今と殆ど被っており、内容が普遍的なものだと感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20代はマシンの力を鍛えよ!極端に努力する力、その過程で学習力を学ぶ。ぶっ壊れたら受け入れて弛緩する。これに尽きる。OSのロジカルシンキング、アプリのファイナンスなどに惑わされず、ひたすらマシン力を磨き続けろ。これは近いうちに読もう。
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古めかしい言葉選びのセンスや、違和感の多い会話はやや気になる。ただ、若者が読むべきビジネス書としての価値はある。
20代のうちは「仕事筋」を鍛える、というコンセプトは面白い。
サッカーや野球のような、具体的なスポーツでしか活きないような、専門的知識・スキルばかりを追い求めるのではなく、どこでも通じる「筋力」を鍛えよということだ。
ビジネスで言えば、学習力、努力力、極端力、極端な勉強と時間配分を行ってから、自らを省みる、達観力、受容経験が重要だという。
ロジカルな思考やコミュニケーションスキルが重要だということは、どこ言っても口酸っぱく言われるもの。この本は、そもそも、「一生勉強をし続け成長し続けるんだ」という、仕事観から出発しているので、ややインパクトがある。
また、著者のエピソードはファクトとして力強い。「他人の4倍努力しろ」「仕事をしている時間以外はずっと勉強」「英語もできない、スキルも無い中でシカゴ大学成績優秀者として卒業。上位1.5%に入る」これらも、大した努力もしておらず、ネットサーフィンばかりにふける私を、叱りつける上では秀逸。 -
"読み物として、まぁおもしろい。小説仕立てで、20代の若手への著者からのメッセージ本。
上滑りしている印象を受けた。本来、仕事とは社会に貢献することであるが、仕事に対する哲学が全くない。自らの成長のみに焦点をあてているため、企業から自らの身になることを搾取し、渡り歩くことをよしとしているように見えなくもない。もちろん、自らが望む方法で社会への貢献を果たすため会社を換えていくというのであれば、まだ納得する。どちらかというと、自営業的な人を対象にしているとみればよいのかも。サラリーマンとしての処世術とするには、少々身勝手すぎるような印象を受けた。
でも、若いころは何か明確なイメージなどできていないのは確かだ。そんな中、現在働いている場所で一生懸命仕事をしながら、企業の目的と自らの目的を照らし合わせていく作業をしていくこと。そして、自分の役割、目的などが固まってきてから、思い悩めばよい。仕事を換えるのも一つだし、趣味として社会貢献を始めてもよい。社会と上手につながりながら成長をしていけばよいのだと思う。" -
27,28は、決して若くない。
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2016/8/5
わき目を振らずにベクトルを伸ばせ!
良いポジショニングをとって早く成功をつかみたい気持ちがあるだろうが、目の前の仕事(ポッポ倒し)に集中してレベルをあげる極端力、目標と競争と感情をてこにした努力力、頭で考えて効率よく勉強する学習力、コントロールできないことを受け入れる受容力を大事にする。 -
”仕事筋”って面白い言葉ですよね。
周りの情報に流され色々なものに手を出さずに、一つの物事に自分の力を集中させる事は本当に重要ですよね。
後は、常に勉強、向上心を持つ事ですね。 -
20代の内は自分の仕事筋、基礎の部分を身につけることが必要。
何をやるかではなく、いかに自分の仕事のやり方を身に付けるか、
そういった部分が重要である、ということ。
その部分を身に付けなければ30代になった時に何も武器を持たない30代になり、市場で勝負できなくなってしまう。
短期の成功に走るのではなく、どういったポジショニングを将来的に取るかが重要。
その努力は20代の内に死ぬ思いで行わないとだめ。