ピーターの法則

  • 47人登録
  • 3.10評価
    • (1)
    • (6)
    • (9)
    • (2)
    • (2)
  • 9レビュー
制作 : 田中 融二 
  • ダイヤモンド社 (1970年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478760000

ピーターの法則の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ピーターの法則とは、組織を構成する全員がそれぞれ能力を伸展させ続けなければ組織は有効に機能しなくなるという社会学の法則です。
    組織の中では、人は能力に見合わない地位において活躍することができないという指摘となります。
    1969年、南カリフォルニア大学教授の教育学者ローレンス・J・ピーター(Laurence J. Peter)著「THE PETER PRINCIPLE」の中で提唱された法則です。

    法則は以下3点に要約されます。
    能力の限界まで出世すると、有能な人も無能な管理職になる。
    無能な人は今の地位に落ち着き、有能な人は無能な管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は無能な人で埋め尽くされる。
    組織の仕事は、出世余地のある無能レベルに達していない人によって遂行される。

    無能な管理職へ出世するとは
    階層社会において、全ての人は現在の地位で有能であれば昇進・昇格されることになります。
    昇格後の地位で職務を遂行する能力が無ければそれ以上は昇格しません。
    これは、すべての個人は「無能レベル」にまで昇進して、やがて「無能レベル」で地位を留めるということになります。
    結果として、組織のあらゆる地位は、職務を果たせない無能な人間で占められるということになります。

    組織が無能な人で埋め尽くされるとは
    人は昇進を続けてやがて無能となりますが、必ずしも高い地位がより難しい仕事であるという意味ではありません。
    以前優秀であった仕事と現在担当している仕事の内容が異なるということであり、要求される技術をその人材が持ちあわせていないということになります。
    例えるならば、優秀な職工が昇進して管理職になると、それまでの技術が新しい仕事に役立たないため、結果として無能になるということです。
    能力を伸展させられない人が、能力に見合わない地位を維持することで、組織は無能化し機能不全に陥ります。

    組織の仕事を担当しているのは
    組織が機能していくのは、仕事が「まだ無能レベルに達していない人」によって行われているといえます。
    昇進を控える人が少なくなるほど、組織として仕事の遂行能力が低下するという現象となります。

    ピーターの法則への対応
    昇進を控える
    次の段階の仕事をこなせる技術と仕事のやり方を身に着けるまで人材の昇進を控える。
    適正をあらかじめ検査することで、能力を最大限発揮できる地位をマネジメントします。

    創造的無能を作る
    創造的無能とは、組織において出世を目指す人から見れば「無能」と思われるようなポジションを自ら獲得し、そこで自分のやりたいようにやる人のことです。
    つまり、本来昇進の対象となる有能な人材を、遂行能力が発揮できる地位に固定することで、組織としての業務遂行能力を向上させる施策です。
    ただし、昇進できないことに対する不満は当然生まれるため、代わりに昇給させるといった対応が必要となる。

    階級システム
    ピーターは、階級システムもしくはカースト(身分制度)は不適当な配置を避けられるので、組織としては効率的であると指摘しています。
    ただし、多くの歴史に現れるように、上位階級が組織にとって致命的な無能である場合、組織としての発展を阻害する可能性や組織が崩壊する可能性がある。

  • 職業としての昇進は、肉体的にも精神的にも悲惨な状況の終着駅を迎える。
    そうならない為、創造的無能を勧める、自らその方法を捜しなさいというもの。
    まあまあ、言ってることは理解できる。

  • 【概要】階層社会がなぜ無能化するのかを解き明かした本であり、昇進に気をよくして「同じことをもっと頑張ろう」としがちな傾向に対する警鐘の書

    【感想】
    ・読後15年以上たったが、とても記憶に残っており、現実社会(会社)でも実に多く見られる症状である
    ・組織社会に生きる人々が、最初に知っておくべきことかも
    ・「創造的無能のススメ」では寂しいので、姿を変えた「脱皮のススメ」だと理解することにしよう

  • 自分には昇進する資格がないように見せかける。

  • 要約:
    社会学の理論を説いたもの。
    階層社会では、人間は無能なレベルになるまで昇進しつづける。
    結果、人間は必ず無能な役割に至る。
    という理論を唱えている。

    感想:
    大前提の理論は非常に面白い。
    あえて言うなら、時間の概念は理論の中にないため、ピュアな受け取り方をする人にとっては、
    「=会社の組織・役職者はすべておかしい」
    となってしまう。
    また、中盤ではいろんな事例を挙げて、人の行動を否定する下り。
    終盤では、それを回避するために昇格を避けるという提言。
    になっており、非常に読み進めるのがつらい。
    終わり方も醜い。

    知ってて損はないかな?という感じ

  • あの人は無能なのにどうして昇進したのか、という疑問がすっきり解決する法則。学問としては非常に面白いんだけど、でも現実問題どうすればいいんだろう。このピラミッドにおいてはここまででいいや、こっちのピラミッドでは頑張ろう、という自分自身の処世術としては役に立つかもしれない。でも育成責任のある上司からすれば、無能レベルに達してしまった部下をどう扱えばいいものか。そういう悩みには応えてくれそうにない。

  • 古い本やけど、僕自身仕事が上手く行ってる時に、担当やら役割やら変えられて苦労した経験からも、今読んでも結構笑えるし納得できるところもある。特に今のリーダーシップ論につながる問題意識をこの時点から言ってることはすごいと思う。「法則なんてうそだ!」と堅苦しく読まず、楽しんで読む本やね。

  • なんとなくふむふむと読んでいたものの、途中でつまらなかった。

  • 「階層社会にあっては、その構成員は(各自の器量に応じて)それぞれ無能のレベルに達する傾向がある。」
    「時がたつに従って、階層社会のすべてのポストは、その責任を全うしえない従業員によって占められるようになる傾向がある。」

    こんな感じの仕事の役職の話から始まり、後半は社会全体が無能に向かっていっているという話に。
    まあこの辺は個人じゃどうしようもないので、物の見方の一つの参考になるかなという感じでした。

全9件中 1 - 9件を表示

L.J.ピーターの作品

ピーターの法則を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする