ザ・マインドマップ

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478760994

作品紹介・あらすじ

記憶力、創造力、集中力、インスピレーション、考える技術や学習のための技術、または知性や脳のひらめきを強化したいですか?トニー・ブザンが発明したマインドマップは、「脳のスイスアーミーナイフ」と呼ばれ、教育分野やビジネス分野を中心に、世界中で2億5000万人以上が使っている、単なるノート術にとどまらない革命的な思考ツールです。

感想・レビュー・書評

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  • ■ザ・マインドマップ感想
    マインドマップ、それは脳の機能を把握したうえで箇条書き型記録、記憶術とは全く違う、斬新な概念の記録・記憶法である。
    マインドマップによってインプット・アウトプットの質が飛躍的に向上することをブザン兄弟が論じているが、その概念を実施することは実に難しい。ただしそれを不十分にせよ実施することでブザン兄弟が論じているような効果を生み出す事に近づけるという事は十分に共感できる。



    ■要点整理

    ▼左脳・右脳
    脳の両半球の皮質、つまり右脳と左脳はそれぞれ別の知的機能を担う
    ○右脳
    ・リズム
    ・空間認知
    ・ゲシュタルト(全体性)
    ・想像力
    ・空想
    ・色
    ・多次元

    ○左脳
    ・言語
    ・論理
    ・数
    ・序列
    ・直線
    ・分析
    ・リスト

    ▼学習効果の科学
    ・学習時間のはじめに学んだもの(初頭効果)
    ・学習時間の終わりに学んだもの(親近性効果)
    ・すでに蓄積された項目やパターンに結び付くもの、あるいは現在学習中の他のことに関連するもの
    ・目立つ方法や変わったやり方で強調されたもの
    ・五感に強く訴えるもの
    ・特別に関心があるもの


    ▼脳の5つの機能
    1.受容
    2.保持
    3.分析
    4.アウトップト
    5.コントロール


    ▼文字の進化
    ⇒オーストラリアのアボリジニの洞窟絵画のようにただの印が絵に進化していった。
    ⇒絵はシンボルになった
    ⇒その後アルファベットや中国の漢字やエジプトのヒエログラフのように様々な文字へと凝縮された。


    ▼マインドマップの特徴
    あらゆる用途に使用でき、学習能力を高めたり、考えを明らかにしたりするのに役立ち、生産性の向上が可能になる。
    ・中心イメージを描く事により、関心の対象を明確にする。
    ・中心イメージから主要テーマを枝のように放射状に広げる
    ・ブランチには関連する重要なイメージや重要な言葉をつなげる
    ・あまり重要でないイメージや言葉も、より重要なものに付随する形で加える


    ▼脳のテスト
    1枚10秒絵を見せてから、2560枚、見せたものと見せてないものを当てるテストを実施したときに85~95%になった。

    脳の高い受容、保持、再生機能を持つ事がわかった。



    ▼マインドマップ作成ルール
    1.強調する
    ┗中心イメージを置く
    ┗絵を使う
    ┗イメージと言葉を立体的にする
    ┗感覚を使う
    ┗字・線・イメージの大きさに変化をつける

    2.連想を行う
    ┗連結させたときは矢印を使う
    ┗記号を使う

    3.わかりやすく作る
    ┗1本の線にキーワードを1つだけ配置する
    ┗単語と線の長さを同じにする
    ┗中央ラインは太くする
    ┗境界線でブランチの輪郭を囲む
    ┗文字はできるだけ水平に書く

    4.自分のスタイルを発展させる
    ┗以前より+1を考える
    ┗階層を使う
    ┗序列を使う


    ▼ノートのおもな4つの機能
    ・記憶を助ける
    ・分析する
    ・創造する
    ・対話を促す


    ▼マインドマップ記憶術の有効性
    1.大脳皮質の働きを結合させ、記憶力を飛躍的に向上させる
    2.脳の働きをあらゆるレベルで活性化させ、より意識的により上手に記憶することができるようになる。
    3.楽しくて何度も見ているうちに、瞬時にそれを再現できるようになる。
    4.記憶を助ける構造になっている
    5.脳を活性化させ、記憶への意識を高めるので、使うたびに記憶力の基本となる水準があがる
    6.想像的思考のプロセスを外面かさせることにより、創造的思考のスキルを向上させる
    7.学習中、もしくは何かの話を聞いているあいだも、高レベルの記憶力を保ち続けることが出来る
    8.関連付け能力を働かせるので、脳の物理的記憶力とネットワーク構築力が強化され、記憶力が向上する
    9.記憶力が確実に向上するので、自分自身に自信がつき、やる気や知識機能が高まる

  • マインドマップを何冊か読んだが、未だにマインドマップの有効な活用方法が見えない。

  • マインドマップ本ではこれがいちばんよかった

  • 議事録の作成やKJ法的に意見や問題の集約整理に重宝します。このマップに頼りっぱなしです!

  • んー。。

  • やっと読み終わりましたσ^_^;
    買って何年経ったでしょうか…
    新しい上司がマインドマップ推奨してるようなので知識として知っとこと思いまして。
    なんとか2時間集中して読みきりました。

    まあ簡単にいうと連想の速度を上げて放射状に書ききると言ったところでしょうか。
    まあそれが人間の記憶とスムーズに連動しているようです。
    僕はNLP的にいうと耳の人なのでスンナリは入ってこないのですがσ^_^;

    メンタルリテラシーとは脳の能力を言うそうです。
    コミュ力も含めて脳をスムーズに活用することが重要なキーワードになるそうです。

  • 読書ノートを書くためには マインドマップは効果的と考えている

  •  マインドマップ。
     ありていにいえば、我々が脳味噌を使って情報をアウトプットしたかたちが我々がよく知るところの「授業のノート」なのに対し、この「アウトプット」としてのノートをわざわざ還元して脳味噌に情報を「インプット」しなきゃならない。それって脳にとって非常に不自然なので、じゃあはじめっから脳神経の構造に近いノートのとり方をすると効率がようがしょう、という内容。
     脳神経に近い形のノートのとり方をすることで、いくらでもアイデアが湧いてくるし、記憶力もよくなるし、なにしろ脳が動くんだから楽しいじゃない。

     ごくシンプルにまとめてしまえば30ページくらいの内容です。あとはこの方法を信じて実践していけばそれなりの効果がある。あると思います。

     が、48ページ無料配布でいい。とても300ページ2,200円はありえない。まだるっこしい。江戸っ子が舌咬んでおっちんじゃう。

     考え方としてはいいと思うんだが、書籍としてはものすごく下手だなぁ、と云うのが正直な感想です。

  • マインドマップの解説本。以前、特許を用いたアイデア発想法の講師から紹介されて読んだ本。
    原理を理解するには最適だが、時間があり、脳科学などに興味がある人向け。
    マインドマップの書き方だけをさらっと理解したい人は、本棚に入っている「超入門」の方がよい。

  • 直感は「超論理」的な知的技能。脳は、超論理を用いて、巨大なデータバンクと、これから行う決断に関する項目を結びつける。

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著者プロフィール

●Tony Buzan (トニー・ブザン)[著]……マインドマップの発明者で、脳と学習の世界的権威。教育者として世界各国の子ども達の教育にあたる一方、マイクロソフト、ウォルト・ディズニーなどの国際的大企業のアドバイザーを務めるほか、オリンピックチームのメンタルコーチとしても活躍している。著作は100タイトルを超え、世界100カ国、30言語以上に翻訳されている。

「2018年 『マインドマップ 最強の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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