食べてはいけない添加物 食べてもいい添加物 (だいわ文庫) (だいわ文庫 A 107-1)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479301875

感想・レビュー・書評

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  • 真剣に読むと怖くなってくる本。
    食品業界はいまや高度に産業化され、コストや品質など製造事業者の都合で様々な食品添加物が入っている。しかし、裏返せばそれは消費者のニーズでもあったりするわけです。
    この現状を変えていくには、消費者側ももっと智慧をつけないといけない。
    本書はそんな食品産業の裏事情も交えながら、危険な食品添加物を紹介してその智慧を授けてくれる本です。

    やはりコンビニの食品は結構いろいろあるようです。食品スーパーなどで売られているカット野菜、カットフルーツは切り口の見映えをよくし、酸化を防ぐため次亜塩素酸Naが使われています。そう家庭用漂白剤の主成分です。やはり、横着せずにちゃんと食べる前に自分で切って食べないといけないと反省しています。

  • 食べてはいけないものだけでなく
    食べてもいいものも書かれているのが嬉しい。


    ○印の添加物

    赤キャベツ色素
    アカビート
    アルコール
    アントシアニン
    イノシトール
    栄養強化材
    エチルアルコール
    塩化カルシウム
    塩化マグネシウム
    貝カルシウム
    カゼイン
    カルボキシメチルセルロースカルシウム
    カルボキシメチルセルロースナトリウム
    カンゾウ
    キサンタンガム
    キシリトール
    キチン
    キトサン
    クエン酸
    クエン酸ナトリウム
    グリセリン
    グリセリン脂肪酸エステル
    香辛料
    酢酸ナトリウム
    酒精
    ショ糖エステル
    セルロース
    ソルビット
    ソルビトール
    ダイズ多糖類
    タマリンドガム
    タマリンドシードガム
    炭酸カルシウム
    炭酸マグネシウム

    トウガラシ色素
    豆腐用凝固剤
    トレハロース
    乳酸
    乳酸カルシウム
    パプリカ色素
    ビートレッド
    ビタミンA、B2、C、E
    ベータカロチン
    ペクチン
    ヘスペリジン
    ベニコウジ
    メチルセルロース
    モナスカス色素
    野菜色素
    5'-リボヌクレオチドニナトリウム
    リン酸一水素カルシウム
    レシチン

  • ダメなもの 
    スクラロース、アスパムテーム、アセスルファムK、亜硝酸Na、赤2号3号102号、黄4号、安息香酸Na、ソルビン酸(保存料)、二酸化硫黄(漂白剤)、OPP、TBZ、イマザリル、ジフェニル(防カビ剤)、次亜塩素酸ナトリウム、亜硝酸塩(酸化防止剤)、ウコン色素(ターメリック)、ガラギナン、トラガントガム(増粘剤)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、ショートニング、過酸化水素、硝酸、しらこタンパク(しらこ、プロタミン)、二酸化チタン(ホワイトチョコ)、バラペン、ピロ亜硫酸、硫酸第一鉄


    いいもの
    ステビア、カラメル色素(天然)、キサンタンガム、グァーガム、ベクチン(増粘剤)増粘多糖類(造年安定剤天然)、PH調整剤、グリシン、カゼインNa、コチニール色素、ソルビット(ソルビトール)、リン酸塩、イノシトール、エリスリトール、膨張剤、カロテン色素、クエン酸Na、トレハロース(天然)、カロチノイド色素、パプリカ色素、アントシアニン、キシリトール、セルロース、乳酸カルシウム

    油揚げ、甘栗むいちゃいました、カステラの膨張剤乳化剤、ケチャップ、

    亜硝酸塩はダメ、アルギン酸NaはOK。

  • 「食べてはいけない添加物」は、一昔前のベストセラー「買ってはいけない」の著者による食品添加物危険度ガイド。読後は、放射性物質や生肉に含まれる大腸菌より、食品添加物の方が、健康に有害ではないかと思えてくる内容。

    最近は、心身の疲労を訴える大人、若者、子どもが多い。慢性疲労感、精神的病の原因は、コンビ二食やスーパーの食品に含まれる食品添加物かもしれない、と思えてくる内容。

    <この本を読んだ直後、飲み食いするのはやめようと思った食品>
    ・カロリーゼロの飲料水。
    ・明太子、いくら、筋子。(プリン体が豊富なので前から食べてないですが)
    ・カット野菜。
    ・コンビ二のパスタ、弁当、おにぎり、サンドイッチ。
    ・ハム。

    (所感)
    「買ってはいけない」が売れた後、「買ってはいけない」の批判本が出て、2冊セットで売れたりしていた。

    「買ってはいけない」には、科学的見識不足から生じる事実誤認、正確性、妥当性を欠く誤りがあると指摘されている。動物実験に関する誤解、味の素など特定企業に対する個人的感情の混じった非難などが、問題点として指摘されている。読後しばらくたって冷静になると、この本も、「買ってはいけない」と同じ偏りがあるように感じられる。

    味の素に含まれるグルタミン酸ナトリウムが「中華料理症候群」(頭痛、顔面紅潮、発汗、顔面や唇の圧迫感などの症状から構成される症候群)の原因なのか否か。この本は、グルタミン酸ナトリウムには毒性があると断じているが、多くの国際機関による調査の結果、グルタミン酸ナトリウムと中華料理症候群には、因果関係はないとされている。

    食品添加物、中華料理症候群をめぐる論争を見ると、放射性物質が健康に影響あるのかないのかの論争が連想されてくる。

    過剰反応も無知も避けて、冷静に判断したい。

    中華料理はおいしい。

  • 便利です。
    原材料名のところによくわからない化学物質の名前とか書いてあって前から気になったんですよね。
    ただ、こういうのの実験するんって実験室にいるねずみとかやからどこまで人間にもいえるんかはわからんけど…
    でも気をつけるにこしたことはない。

    持ち歩きます。

  • コレさえあれば添加物の何だって分かる、一家に一冊置いておきたい本です。
    小さな子供がいる私にとって添加物は恐怖です。近ごろの食べ物は安心できない物ばかり。それらを良かれと思い、知らない間に子供に与えてしまっているのかと思うと、考えるだけでコワくなります。
    どんな添加物がどの程度身体に悪いのか、何からどうやって作られている物なのか、添加物といっても絶対に摂るべきではないものと、比較的安全なものまで様々なランクがあることをこの本で知りました。添加物とはどんな物なのかを大まかにでも頭に入れ、把握しておくことはとても大切だと思います。とても勉強になりました。

  • 是非一家に一冊ほしい本。
    具体的にどんな食品のどんな添加物がどのように危険かが書いてある。
    むやみに危険をあおるのではなくこのぐらいなら注意して食べればいいかな、という目安が分かる。
    うしろの方に添加物一覧もあるので、できたら買い物に行くバッグに常備しておきたい。

  • 仕事用に読みました。参考になりました!
    添加物=悪いものじゃないと理解!

  • <特に注意すべき添加物>

    用途名明記されているのは特に毒性が強い
    使用されているのものは注意

    ・保存料 ・防カビ剤 ・発色剤 ・着色料 ・甘味料 ・漂白剤 ・酸化防止剤 ・増粘剤 ・安定剤

    複数の添加物を同時に摂取したときの危険性は検証されていない。

    <食べても大丈夫な食品>
    豆腐 (遺伝子組み換えは除く)厚揚げ
    お茶 野菜ジュース ソース ケチャップ

    <避けるべき食品>
    コンビニ弁当 サンドイッチ 菓子パン 調理パン パスタ 駅弁 カップ麺 めんたいこ たらこ ハム ソーセージ

  • 本書は2008年出版。2013年出版の『体を壊す10大食品添加物』のほうが判りやすいのも頷ける。ただウコンは良いけど抽出物のウコン色素は危険など新たな知識も加わった。このシリーズ読み進めよう。

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著者プロフィール

1954年生まれ。栃木県宇都宮市出身。宇都宮東高校卒、千葉大学工学部合成化学科卒。消費生活問題紙の記者を経て、82年よりフリーの科学ジャーナリストとなる。とくに食品添加物、合成洗剤、ダイオキシンなど化学物質の毒性に詳しく、講演も数多い。
 著書 『食べてはいけない添加物 食べてもいい添加物』『コンビニの買ってはいけない食品 買ってもいい食品』『子どもに「買ってはいけない」「買ってもいい」食品』(だいわ文庫)、『食べるなら、どっち!?』『使うなら、どっち!?』(サンクチュアリ出版)『新・ヤマザキパンはなぜカビないか』(緑風出版)、『花王「アタック」はシャツを白く染める』(同)、『喘息・花粉症・アトピーを絶つ』(同)、『健康食品は効かない!?』(同)、『ファブリーズはいらない【増補改訂版】』(同)、『どう身を守る? 放射能汚染』(同)、200万部のベストセラーとなった『買ってはいけない』(共著、金曜日)など。2014年9月には『新・買ってはいけない10』を出版。

「2023年 『食品添加物から身を守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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