偽りの幕末動乱 (だいわ文庫) (だいわ文庫 H 93-3)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479302377

感想・レビュー・書評

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  • 龍馬だ勝だ西郷隆盛だと、
    維新の英雄人気は相変わらずだが、
    歴史は常に勝者の側から語られる事を考えれば、それを鵜呑みにするだけでは意味が無い。

    明治維新とは巨大な陰謀による革命には違いない。
    その陰謀によって歴史の敗者とされた側に立って書かれた本書は歴史を複眼で見るためのひとつの材料にはなるだろう。

  • 歴史は勝者の事情で書き換えられ、後からの検証も難しいのかもしれない。

    幕末のヒーロー的扱いの志士たちを「テロリスト」と変わらない言動は、納得できる。

    これまでの作られた幕末の英雄伝説が、実は今の政治とも共通する駆け引きがあったことを知ることになった。

  • 幕末時代を迎えた水戸藩、そして薩長の様子が知りたくて手にした一冊。
    星亮一は、『偽りの明治維新』という文庫本で初めて知り、その時代に何があったのか知るにはちょうど良い本なのでこちらも購入に至った。

  • 権力を手にした勝者にとって都合の悪い真実は、蓋をされたり真実を曲げて上塗りされてしまうんだ、と。戦国時代からかわらないってことなんだねー、残念だけれど。

  • いやー凄まじい時代の証言です
    やはりkitanoの感は正しかった
    明治政府は簒奪者として再認識!

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著者プロフィール

星 亮一(ほしりょういち)1935(昭和10)年仙台市生まれ。高校時代を岩手県で過ごす。一関一高、東北大学文学部国史学科卒。福島民報記者を経て福島中央テレビに入りプロデューサーとして歴史ドキュメンタリー番組を制作。著書に『会津藩燃ゆ【令和新版】』『天才渋沢栄一』『奥羽越列藩同盟』『武士道の英雄 河井継之助』『斗南藩』『呪われた戊辰戦争』など多数あり。また20年余に渡り戊辰戦争研究会を主宰している。

「2021年 『星座の人 山川健次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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