3分で読める!星と神々の物語 ~夜空を彩る全星座88~ (だいわ文庫) (だいわ文庫 E 141-1)

  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479302483

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  • 昔の人々に思いを馳せる……悪くない。

  • 星と神々が邂逅する神話の世界…。古代の人々が星に感じたロマンと想像力を追体験しよう。美しくもおそろしい物語、胸を焦がすロマンス、涙こぼれる親子の情愛が心にしみる伝説…。全星座88にまつわる神話・伝説を、春・夏・秋・冬の星座、星占いでおなじみの黄道12星座、南天の星座の6つに分けて、完全収録!神話のストーリーと神々がわかる、ロマンとミステリー満載の一冊。
    (「BOOK」データベースより)

    この本のカテゴリーを「科学・宇宙・理系」にしてしまうことに躊躇してしまうけれど、まぁ、星座も宇宙関係なのでよしとしよう。

    さて、題名に「3分で読める!」とあるとおり、本当にサクッと読めてしまう。それだけにあまり一つ一つの星座について突っこんで書かれていないのが残念。いや、突っこんで書かれている星座もあることにはある。古くから言い伝えられてきた星座というものには、ちゃんとした物語があるようで、それは大体においてギリシア神話にまつわるものなんだけれど(本書ではね)、そのあとの18世紀頃に作られた星座には、名付けた人の趣味が出ている。
    なんか、道具好きだったんだろうね。「望遠鏡座」とか「コンパス座」とか「顕微鏡座」「ポンプ座」まである。「彫刻室座」や「彫刻具座」までいくと、”たいがいにせいっ!”って言いたくなっちゃうね(笑)。

    数ある星の中には、シリウスのようにひときわ明るく光る星もあれば、望遠鏡を使ってもかすかにしか見えない星もある。星座に使われている星って、必ずしも明るいものばかりではなくて、見えるの?っていうくらいの星だってあるわけだ。遙か彼方、人工的な光りが満ちていなかった時代には、それらの星も立派な夜空の指標になっていたんだろうな。今では、オリオン座とか蠍座、カシオペア座ぐらいなら探せるかな。北斗七星もね。北極星だって怪しいもんだ。場所によっては見えないもの。

    夜になって、目印が星しかなかった時代には、星座って生活に密着したものだったんだろうな。だから、覚えやすいように、いろんな話になぞらえて、後生の人たちに伝えていったんじゃないかなって思うんだ。

    それにしても、ギリシアの神様って自由奔放だ。人間より人間くさいというか、生々しい感情が溢れているというか(笑)。親近感も抱いちゃうね。無類の女好きゼウスと、無類のヤキモチ焼きのその妻ヘラ。この二人が絡むとろくなことが起こらない。自分たちの痴話ゲンカの結果、残念な最後を遂げた者たちを、天にあげて星座にしちゃうって、すごいな。ギリシア神話についても、もう少し知りたい。

    星座についても、ギリシア神話の神々についても、入門書だ。サクッと読んでおいて、気になる部分を他の本なりで補足すればOK。ま、これで600円台後半っていうのはちょっと高すぎるけれど、絵も凝ってるみたいだし、仕方ないか(苦笑)。

  • ダイジェストとしてはちょうどいい。
    ちょっとした読み物としていい。

  • 通勤中、コンビニで衝動買い。
    3分で読める、とある通り、いろいろな話がほぼ見開きで読めるのが面白かった。
    雑学にはもってこいだと思います。

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