インナーマザー ~あなたを責めつづける心の中の「お母さん」~ (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479303763

感想・レビュー・書評

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  • 子どもを持つ前に出会えてよかったと思う本。自分の母親に読ませてやりたい。親と子はそれぞれ個人。家族の要は夫婦の絆。結婚観とか子育て観とか、曖昧にあったけどこの本読んで「それでいいんだよ」と確立された感じ。
    本当、すべての母親が読めば、不幸は少しでも防げるのではないのか、と思う。でも、それでも難しいのが家族なんだろな、と思う。

  • 一時期、この手の家族問題絡みの本ばかり読んでいたことがある。
    ACの概念もインナーチャイルドの概念もそこで知った。自分がどうやらACであるらしきこともわかった。
    私の中にも強烈なインナーマザーがいる。いつもいつも私を批判しダメだしする。私を認めない。肯定しない。
    昔はそれがインナーマザーだと知らなかったのでとても苦しかった。今は知っているけど、それでもその声を聞かないでいるのはとても難しい。
    いまだに「世界は敵だらけだ」とどこかで思っているし、「人間は信用できない」と思うことをやめられないでいる。
    そういうことを、ずっと考えていると苦しいので見ないふりをしていたのだが、久しぶりにこのジャンルの本に手を出してしまって、またぶり返してしまった。
    それでも、わかってやっているのとわからないまま苦しむのでは前者の方がまだ楽なのだ。
    結局どうにもできないままここまで来てしまったなあ、としみじみ思う。

  • 星5つ!
    子育てに悩んでいても、悩んでいなくても読んで欲しい
    全ての親、必読の本

  •  心理学の本を読んでいると、(よくあることなのですが)自分に当てはまることが多く感じます。本書は、母親の支配から抜け出せない心理を説いたものですが、自分のアダルト・チルドレン性を強く認識しました。解決法もいくつか書いてあったので、参考にしたいと思います。

  • そのことで苦しんでる自覚のある人みんなに読んで欲しい。

著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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