- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479305118
作品紹介・あらすじ
お釈迦さまの教えのもとに、実に多くの禅僧たちによって生まれてきた言葉-禅語には、考えず、求めず、悩まずに生きる智慧が詰まっています。無駄なこと、余計なものをそぎ落としてシンプルに生きるコツ。
感想・レビュー・書評
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「よき人生」とは何か。突き詰めれば、穏やかで平穏な日々をいかにたくさん感じるかでしょう。
そうだなあ、毎日の平穏な日の積み重ねだ、と素直に言葉が心に入ってきた。日々バタバタ過ごしている私だけど、平穏である事に感謝することを忘れないよう生きていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今の自分にぴったりな本だった。
色々な言葉がスッと染み込んでいく感覚。
人生をシンプルに。 -
素敵な本です!
悩みの絶えない方に、ぜひオススメしたいです。
幸も不幸も気の持ちよう、とは分かっていても何か問題が発生すると頭の中でぐるぐる…という方は、私以外にもいらっしゃるのではないでしょうか。
禅は精神統一でよく知られますが、突き詰めればそういったぐるぐるやモヤモヤとの付き合い方について先人が編み出した知恵なんですよね。
単純な解決策にハッとさせられる、そんな本です。
自分のことしか見えず、我が我がと他を押しのけ主張を下げず、簡単な解決策に気づかず常に飢えている。
それが地獄の一つ「餓鬼道」であり、だから駄々をこねる子どものことを「ガキ」とも言うのだと、学生の頃に習いました。
ですが、大人になっても資本主義的な考えで「積極的に主張して前に出ていかないと、埋もれてあぶれる」と考える風潮をよく見聞きします。
学歴社会で必死に勉強して、必死で就活して、適性のない仕事やハードワークでやられて心療内科にお世話になる。
昨今よく聞く事例ですが、目の前の理想に釣られて周囲が見えていない、これもガキと言うのではないかと、自分のことを含め考えてしまうのです。
幸せとはなんぞや、自分の人生はこれでいいのか、と考えてしまう方に、ぜひどうぞとこの本をオススメしたいです。 -
弱い人が生き延びるために必要なのは、共同体なんですよね。個人の利益を最大化することに拘ると、助け合うという気持ちがなくなりますが、誰もが困った時こそ、助け合う気持ちが必要になるのですから…
この社会の中で、いかにして幸せを実感すればいいのか、それは、自分がしていることが、きっと世の中の役に立っている、誰かに必要とされているのだと信じることです。どんな小さなことでもかまいません。たった一人の人に対してでもいいのです。
どのような境遇に置かれていても、幸福感を感じられない人がいます。そのような人は、自分自身が満足できないだけではなく、周囲の人から幸福感を搾取してしまうのではないでしょうか。
幸福そうに見える他者を羨んだり妬んだりしないで、人生の中で自分が幸せになるために必要なモノやコトを見詰め直し、生活をミニマルでシンプルにすることが大切です。
歳をとって、人間関係が、家族や親族だけになってしまうと、自分がしていることが世の中と繋がっているという実感が得にくくなってしまう。そうなっても、評論家的にならず、当事者意識を失わないようにしたい。
弱い人が生き延びるために必要なのは、共同体なんですよね。個人の利益を最大化することに拘ると、助け合うという気持ちがなくなりますが、誰もが困った時こそ、助け合う気持ちが必要になるのですから… -
何事にも執着せずに今を生きる。
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2017/03/24
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2017/03/27
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枡野さんの文章は本当に好きだなあ。潔さと優しさがあるというか。決して優しさだけではない。かたいって厳しさだけでもない。
今を一生懸命に、丁寧に、誠実に生きる。評価とか見栄とか、そういう余計なものを振り払って、私は私のできることをできる範囲で一生懸命に、丁寧にやっていこうという気持ちにさせてくれる。 -
良いです。パッと開くと、ふと響く言葉があったりする。心が疲れた時に。