- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479306665
感想・レビュー・書評
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全国大会での失敗をきっかけにドラム演奏をやめたモリソン。
そんな彼が七海、凜という女子高生に強引に誘われバンドを組む事に。
ただギタリストだけはなかなか見つからずに…。
そんな彼女らのバンドを軸に様々な出来事が舞い込む音楽ミステリー。
メンバー募集を見て希望したギタリスト。
彼らもそれぞれに心の痛みを抱えていて…。
往年のロックチューン。音楽スタジオでのやりとり。
何よりバンドにおける人間関係など。
僕も音楽をやっていた経験があるのですごく楽しめました。
少し甘酸っぱい感じの青春ミステリー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めてもうバリバリロック系の心地良い響きと出会った。主人公の名は森尊(もりたかし)通称モリソンこれはきっとロックの殿堂入りを果たしたヴァン・モリソンからきているのでしょう。バンド名「ライフハウス」はザ・フーのギタリスト、ピートタウンゼントが構想したものの、実現しなかった幻のロック・オペラ「ライフハウス」に由来している。もうロック好きにはたまらないストーリ展開です。果たしてバンドメンバーは揃うのでしょうか?高校生のバンドメンバー探しの青春音楽ミステリーをあなたも堪能してください。 -
これはなかなかのラノベかと。アップテンポなので一気に読ませられた。バンドものではあるが本質的には青春ライトミステリー。結局最後まで歌わずに終わったので少しズッコケたが期待感を持って読了することができたので良かった。
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読み終わって、とても心地いい幸せな気分になった。
七海ちゃんがバンドに誘った理由に感涙……。
キャラクターたちが本当に魅力的だった。
主人公たちは特に、青春の突っ走る感じや初々しさがよく出ててよかった!この後の主人公たちの成長した姿も見たい!
また、凛ちゃんのロックの知識に「へ〜そうなんだ〜」とうなづきながら楽しく読めました。ビートルズやニルヴァーナなどなど、謎に絡んでくる音楽も聴きたくなりました。
ロックで、コミカルで、泣けちゃう、とっても爽やかな青春ミステリでした!星5つ! -
高校生の!青春の!バンドの!熱い音楽小説の!前の段階。
ちょっと冴えない男子モリソンと、明るく強引な女子七海の、凸凹コンビが楽しい。
バンドや音楽をテーマにした小説はよくあるけど、バンドを作るためのメンバ募集中の話っていうのは珍しいのでは?
次々現れる候補者。なのになぜかみんなワケアリで結局誰もメンバにはなれない。でもそのなれない理由がみんな切ない。
バンドやロックに詳しくなくてもモリソンと七海の間でうんちくを披露してくれる凛のおかげで知識も増えるし。
とにかく楽しくて気持ちのいい一冊!! -
○こんなバンド活動に浸る高校生活も悪くない!
主人公の森尊(もり・たかし)ことモリソンは、中学のコンクールでの失敗から鬱屈とした高校生活を送っていた。あるとき、石塚七海からバンドのドラムとして迎え入れられることになり…!?
モリソンたち高校生バンドメンバー3人が「もう一人のバンドメンバー」探しを通して成長していく、連作短編集だ。
Track1
応募してきたギタリストのショーンは、いま所属しているバンドを脱退したいと考えていると話してきた。なんでも、ギタリストの女の子が新加入してきたとき、バンドメンバーがショーンを除いてその女の子と打合せしている様子を見かけてしまったという。誤解を解こうとした三人はそのバンドメンバーに話しかけにいこうとするが・・・!?
この具合でTrack5まで、盛りだくさんの内容だ。
パンクバンドを想定している彼らは、豊富な知識な凛と、がむしゃらに前に進もうとする七海、そして理性的に進めようとするモリソンのバランスのとれた三人が一丸となり様々な事件の解決に向けて調べ、推理を披露する。
バンドミステリー自体はそれほど珍しくもない。例えば「響けユーフォニアム」は近年の代表と言っても過言ではない。厳密には本書でかかれるようなバンドではないかもしれないが、高校生の青春味あふれる生々しさは通ずるところがある。
読んでいて、高校生のころの甘酸っぱい思い出や苦い経験がフラッシュバックしてくるようだ。生き生きとした高校生活を送ってみたいなら、事件はご免だが、こんなバンド生活に浸るのも悪くない! -
読みやすくて、気持ちは明るく青春を思い出す。
いつ読んでも、いいかもしれない。 -
2019/8/3 読了
最後まで読んで、タイトルの意味が分かった。 -
吹奏楽の発表会で、やらかしてもうドラムを叩かないと思っていた高校生。
ある日、見知らな女生徒から強引にロックバンドに勧誘された。
しかし、そのバンドには、ギタリストが居なかった!
新たなメンバ募集しで、応募してしてくる面子は、ワケありな人がばかり。
彼らに、演奏する日がくるのか?
まだまだ続きそう。