ココ・シャネルの言葉 (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 327-3)
- 大和書房 (2017年10月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479306726
作品紹介・あらすじ
「私は、私の人生を作り上げた。なぜなら、私の人生が気に入らなかったからだ」。貧しい子ども時代を経て、「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築き上げ、莫大な富と成功、愛を手にしたシャネル。彼女は社会の枠組みや常識を嫌った。「私の頭のなかに秩序を押しこもうとする人々が嫌い」。コルセットをはずし、大きな帽子、華美なドレスを捨て、シンプルなリトルブラックドレスを作った。富を誇示するための宝石を嫌い、イミテーションジュエリーを大流行させ、お金とおしゃれを分離させた。シャネルは、自分が自由に生きることで、その生き方にふさわしい服を提案し、女性の生き方に革命を起こした。シャネルの生涯で、強く情熱ある言葉を集めた一冊。
感想・レビュー・書評
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シャネルの言葉たち。
学生の頃、専門的知識としてファッションは勉強しましたが、生涯については知ろうとはしませんでした。
働く女性の先駆けと言われ、仕事と恋に生涯を費やす。
カッコいい人です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024/02/12読破
一言
自分らしさを貫き、反骨精神の塊。
感想
本書を通し、シャネルの価値観や生き様、恋愛観が伝わってきました。シックな世界を作り上げたシャネルの思想とその背景が分かり、ファッションに対しても理解が少し深まった気がします。
強くなりたい女性に読んで頂きたい本でした。
下記は印象に残った点
p42
醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。
→努力でどうにかなるものをしない人は許せない
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信念をもった人の生き方はすざましい。「私は、私の人生を作り上げた」と自分が自由に生きることで、その生き方にふさわしい服を提案し、女性の生き方にまで革命を起こしたシャネル。
「仕事のためには、すべてを犠牲にした。恋でさえ犠牲にした。仕事は私の命をむさぼり食った」というそんな生き方をした女性を私は一人だけ知っています。
信念をもって生きている人は美しい・・・。 -
ココシャネル❕めちゃくちゃ魅力的で、格好いい人ですね。
バイタリティーに溢れ、「仕事」に生きた人生!
最後は仕事のない日曜日に亡くなったそうです。
本当にドラマみたいな人生ですね。
そして恋多き女性で、超一流の多くの男性(名前を聞いてビックリです!)とお付き合いしましたが、生涯独身だったそうです。
この本を読むと、「人の価値観や生き方」というのは、正解なんてなくて、色々なんだなーって考えさせられました。
シャネルの言葉!「退屈よりも大失敗を選びなさい!」って名言ですね!好きです☺
ぜひぜひ、みなさんも読んでみてください!❗
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彼女の生きた時代とは違って、男女の平等がスタンダードな世界で。
「女は弱さを楽しまなくちゃ」
は、大切なマインドなのだろうと思った。
彼女のように、どんな自分であれ堂々と構えていたい。 -
シャネルの生涯で、強く情熱のある言葉を集めた本。
醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。 -
これまで何度か手にとってはいたものの結局本棚に戻していたのが、今回は最後まで一気に読みきってしまいました。
心にささる言葉がたくさん。
多分わたしにとって今が、「もっているエネルギーを総動員しなければどうにもならないシーズン」だからなんだろう。
(「シャネルの言葉が効くとき」より)
だらしないのは許せない
合理性を好む
仕事に命を懸ける
男性的なんだけど、とはいえ女を捨てているわけでは断じてない
などなどに、共感しました。
シャネルの傲慢さ、プライドの高さにも、ふつうに憧れ、小気味よさを感じます。
強い男性を望んでいるんだけど、かといって自分よりも強いのはダメなのだ、という矛盾した考えもよくわかります(笑)
つまり、愛抜きの結婚は無理なんですよね。
(何の話?)
いつかシャネルスーツに袖を通したいです。 -
シャネルのことをなにも知らなかったと、本を読んで驚いた。
今の時代でも、すごい芯の強い女性 と思うけど、シャネルが生きていた時代なら本当に突出した才能と強い精神をもつ女性だったのだろうと思った。
すべての本には価値があると、ひたすら小説を読んで自分の魅力を倍増させたというところは真似できるかもしれないと思った。
何かを成し遂げる人は本当にすごい努力をしていること、自分でもできることを少しずつやろうと励まされた本でした。 -
他の人と自分を区別すること、自由のためにお金を費やすという言葉が印象的だった。強烈なキャラクターと自己を確立しているシャネルは天才やカリスマといった言葉が似合うと思った。自分のことと置き換えて考えたときにシャネルとオードリー・ヘプバーンではオードリー・ヘプバーンの方が置換やすい。
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彼女のおかげで21世紀現在女性の活躍があるのかも、と思わせる先進的な活躍を感じ取ることができた。たぶん彼女の考え方はいろんなところに影響があり浸透しているがゆえ、今となっては逆に目新しさがなかったりもするのかも。偉大な女性だと思う。
ちなみに解説者は二次情報で憶測交えた解説をしていると思われる。それぞれがうけとる解釈の余白を無くすものと感じた。歴史は歴史として述べるとして、解説者の解釈は不要と感じた。