ココ・シャネルの言葉 (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 327-3)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479306726

作品紹介・あらすじ

「私は、私の人生を作り上げた。なぜなら、私の人生が気に入らなかったからだ」。貧しい子ども時代を経て、「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築き上げ、莫大な富と成功、愛を手にしたシャネル。彼女は社会の枠組みや常識を嫌った。「私の頭のなかに秩序を押しこもうとする人々が嫌い」。コルセットをはずし、大きな帽子、華美なドレスを捨て、シンプルなリトルブラックドレスを作った。富を誇示するための宝石を嫌い、イミテーションジュエリーを大流行させ、お金とおしゃれを分離させた。シャネルは、自分が自由に生きることで、その生き方にふさわしい服を提案し、女性の生き方に革命を起こした。シャネルの生涯で、強く情熱ある言葉を集めた一冊。

感想・レビュー・書評

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  • シャネルの言葉たち。
    学生の頃、専門的知識としてファッションは勉強しましたが、生涯については知ろうとはしませんでした。
    働く女性の先駆けと言われ、仕事と恋に生涯を費やす。
    カッコいい人です。

  • ココ・シャネルの言葉
    著:山口 路子
    紙版
    だいわ文庫 327 3 D

    表紙の写真が気になっていた一冊

    孤児院でそだった仕事一筋の女性、そんなイメージをもった方です

    気になったことは以下です

    ■醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない

    ■常に除去すること。つけ足しは絶対にいけない

    ■男を獲物として見る女が多いのには驚かされる
     私は男を罠にかけるようなことはしない

    ■老若にかかわらず、女の幸せは愛されることにある

    ■表以上に裏が大切
     本当の贅沢は、裏にある

    ■人は非常事態のなかで才能を表すものだ

    ■誰も私に何ひとつ教えてくれなかった
     私はすべてを自分ひとりで覚えた

    ■かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない

    ■どんなにつまらない本でも必ず何か言いたいことがあり、何かしらの陣実がある

    ■小心者ほどよくしゃべるもの。
     ほかの人から嘲笑されるほどしゃべるまくる人って、沈黙に耐えられないからしゃべるの。
     私のことよ。

    目次
    はじめに―「女の生き方」に革命を起こした人
    CHAPTER1 美
    醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない
    CHAPTER2 恋愛
    私の愛する人は、私の意欲にけっして水をさしたりしない人だった
    CHAPTER3 ファッション
    シンプルで、着心地がよく、無駄がない 私はこの三つのことを自然に、新しい服装に取り入れていた
    CHAPTER4 仕事
    誰も私に何ひとつ教えてくれなかった 私はすべてを自分ひとりで覚えた
    CHAPTER5 人生
    私はこうなりたいと思い、その道を選び、そしてその想いを遂げた

    ISBN:9784479306726
    出版社:大和書房
    判型:文庫
    ページ数:224ページ
    定価:680円(本体)
    2017年10月15日第1刷発行
    2018年04月10日第11刷発行

  • 2024/02/12読破 

    一言 
     自分らしさを貫き、反骨精神の塊。

    感想 
     本書を通し、シャネルの価値観や生き様、恋愛観が伝わってきました。シックな世界を作り上げたシャネルの思想とその背景が分かり、ファッションに対しても理解が少し深まった気がします。
     強くなりたい女性に読んで頂きたい本でした。

     下記は印象に残った点

    p42
    醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。
    →努力でどうにかなるものをしない人は許せない

  • 信念をもった人の生き方はすざましい。「私は、私の人生を作り上げた」と自分が自由に生きることで、その生き方にふさわしい服を提案し、女性の生き方にまで革命を起こしたシャネル。

    「仕事のためには、すべてを犠牲にした。恋でさえ犠牲にした。仕事は私の命をむさぼり食った」というそんな生き方をした女性を私は一人だけ知っています。

    信念をもって生きている人は美しい・・・。

  • ココシャネル❕めちゃくちゃ魅力的で、格好いい人ですね。
    バイタリティーに溢れ、「仕事」に生きた人生!
    最後は仕事のない日曜日に亡くなったそうです。
    本当にドラマみたいな人生ですね。
    そして恋多き女性で、超一流の多くの男性(名前を聞いてビックリです!)とお付き合いしましたが、生涯独身だったそうです。

    この本を読むと、「人の価値観や生き方」というのは、正解なんてなくて、色々なんだなーって考えさせられました。
    シャネルの言葉!「退屈よりも大失敗を選びなさい!」って名言ですね!好きです☺

    ぜひぜひ、みなさんも読んでみてください!❗


  • 彼女の生きた時代とは違って、男女の平等がスタンダードな世界で。

    「女は弱さを楽しまなくちゃ」

    は、大切なマインドなのだろうと思った。

    彼女のように、どんな自分であれ堂々と構えていたい。

  • シャネルの生涯で、強く情熱のある言葉を集めた本。
    醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。

  • これまで何度か手にとってはいたものの結局本棚に戻していたのが、今回は最後まで一気に読みきってしまいました。

    心にささる言葉がたくさん。

    多分わたしにとって今が、「もっているエネルギーを総動員しなければどうにもならないシーズン」だからなんだろう。
    (「シャネルの言葉が効くとき」より)

    だらしないのは許せない
    合理性を好む
    仕事に命を懸ける
    男性的なんだけど、とはいえ女を捨てているわけでは断じてない
    などなどに、共感しました。

    シャネルの傲慢さ、プライドの高さにも、ふつうに憧れ、小気味よさを感じます。

    強い男性を望んでいるんだけど、かといって自分よりも強いのはダメなのだ、という矛盾した考えもよくわかります(笑)

    つまり、愛抜きの結婚は無理なんですよね。
    (何の話?)

    いつかシャネルスーツに袖を通したいです。

  • シャネルのことをなにも知らなかったと、本を読んで驚いた。
    今の時代でも、すごい芯の強い女性 と思うけど、シャネルが生きていた時代なら本当に突出した才能と強い精神をもつ女性だったのだろうと思った。

    すべての本には価値があると、ひたすら小説を読んで自分の魅力を倍増させたというところは真似できるかもしれないと思った。

    何かを成し遂げる人は本当にすごい努力をしていること、自分でもできることを少しずつやろうと励まされた本でした。

  • 他の人と自分を区別すること、自由のためにお金を費やすという言葉が印象的だった。強烈なキャラクターと自己を確立しているシャネルは天才やカリスマといった言葉が似合うと思った。自分のことと置き換えて考えたときにシャネルとオードリー・ヘプバーンではオードリー・ヘプバーンの方が置換やすい。

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著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』『彼女たちの20代』。著者累計60万部を超える。

「2024年 『私を救った言葉たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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