ココ・シャネルの言葉 (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 327-3)
- 大和書房 (2017年10月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479306726
感想・レビュー・書評
-
これまで何度か手にとってはいたものの結局本棚に戻していたのが、今回は最後まで一気に読みきってしまいました。
心にささる言葉がたくさん。
多分わたしにとって今が、「もっているエネルギーを総動員しなければどうにもならないシーズン」だからなんだろう。
(「シャネルの言葉が効くとき」より)
だらしないのは許せない
合理性を好む
仕事に命を懸ける
男性的なんだけど、とはいえ女を捨てているわけでは断じてない
などなどに、共感しました。
シャネルの傲慢さ、プライドの高さにも、ふつうに憧れ、小気味よさを感じます。
強い男性を望んでいるんだけど、かといって自分よりも強いのはダメなのだ、という矛盾した考えもよくわかります(笑)
つまり、愛抜きの結婚は無理なんですよね。
(何の話?)
いつかシャネルスーツに袖を通したいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『たくさんの色を使えば使うほど、醜くなるというのを、女たちは気づかない。(P114)』
『醜さは許せるけど、だらしなさは許せない。(P42)』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私の対極にいる人。
自分にはできないから、悔しくて羨ましい。
グサグサ刺さってくるから、側にいて欲しくないけど、手元に置いておきたいそんな本。
きっと近くにいると、すごく苦しくなって、でも憧れる。気高く厳しくそして、素直でかっこいい、そんな方。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『仕事のための時間と恋愛のための時間がある。それ以外の時間なんてあるわけがない。(P60)』
『彼は私の人生に舞い降りた最高の幸運だった。(P66)』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
彼女の仕事も恋愛も生き方も潔くて憧れます。 -
強くたくましく生きるシャネル。
孤高のように見えて、実は人との関わりを
すごく大事にしているところが印象的。
そして感情の表出がダイナミックで
とても人間らしさがある。
これから頑張るぞ!というときや
今が絶好調に幸せ!と思っているときに
エネルギーを授けてくれる本。 -
私は自由が好きだった。
ただ、自由でいるのにはお金がかかる。
この牢獄の門を開くにはお金しかないと私は考えていた。
お金があれば、自分が愛してる人を助けることができる。 -
ブランドとしても人物としてもシャネルが好きなので、シャネルの言葉や人生を沢山知れて楽しかったです。
チャプターごとに分かれており、見開きの右側に言葉、左側にその言葉についてのエピソードが書かれていたので読みやすかったです。 -
「嫌悪」の精神
否定的な感情を主張するということ
「嫌い」を大切にする
メイクは、人のためにするのではなく、自分のため。
表以上に裏が大切。
本当の贅沢は、裏にある。
黒
白
批判→自分が全力を出し尽くしたか否かに価値を置く
ほかの人と自分を区別する
自由
愛
強い言葉の裏に潜む孤独 -
シャネルのように強い女性になりたいと思い読みました。私が、シャネルのよう強くて綺麗な女性になるのは程遠いと感じましたが、とても大切なことを教わった気がします。
-
どこまでいっても強い女性は最高に素敵。
男女問わず、その在り方に魅了されること間違いない。
厳選したはずが、ドッグイヤーは11個になってしまった。
【語録集】
⚫︎醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。
自らの影響範囲への「緊張感ゼロ」に対しては強く軽蔑されていた。
⚫︎メイクは、ほかの人のためにするのではなく、自分のため。
誰よりも自分のため、自分の気持ちを高めるために。
⚫︎シンプルで、着心地がよく、無駄がない。
シャネルスタイルの基本中の基本。
シャネルの服の素晴らしさはフィッティングにあり。服の着心地がよければよいほど、それを着る女性がエレガントに見えるという信念から。
⚫︎たくさんの色を使えば使うほど、醜くなる。
リトルブラックドレスを40代のはじめで売り出した。黒はすべての色に勝る。
⚫︎所有することは醜い。執着することはもっと醜い。
メセナ(芸術支援)として人(天才)に莫大な投資をするお金の使い方。芸術家と夜な夜な豪華パーティをすることで、当時の上流階級へデザイナーの地位を押し上げた。
⚫︎どんなにつまらない本でも必ず言いたいことがあり、何かしらの真実がある。
シャネルは小説で人生を学んだという。
ただ読んでいたのではなく、学んでいた。
⚫︎人が何を残せるのかといえば、人生のなかで何を考え、何を愛してきたかということだけ。
「魂は離れる。試練はもう充分長く続いた。魂は神に委ねよ、私はこの表現が好き」
⚫︎私は確かな「嫌悪の精神」をもっている。
嫌いなものをなくすことに全ての才能を使いきった。独創的なクリエイションは嫌いという彼女の強い感情が原動力。