ココ・シャネルの言葉 (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 327-3)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479306726

感想・レビュー・書評

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  • これまで何度か手にとってはいたものの結局本棚に戻していたのが、今回は最後まで一気に読みきってしまいました。

    心にささる言葉がたくさん。

    多分わたしにとって今が、「もっているエネルギーを総動員しなければどうにもならないシーズン」だからなんだろう。
    (「シャネルの言葉が効くとき」より)

    だらしないのは許せない
    合理性を好む
    仕事に命を懸ける
    男性的なんだけど、とはいえ女を捨てているわけでは断じてない
    などなどに、共感しました。

    シャネルの傲慢さ、プライドの高さにも、ふつうに憧れ、小気味よさを感じます。

    強い男性を望んでいるんだけど、かといって自分よりも強いのはダメなのだ、という矛盾した考えもよくわかります(笑)

    つまり、愛抜きの結婚は無理なんですよね。
    (何の話?)

    いつかシャネルスーツに袖を通したいです。

  • ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    『たくさんの色を使えば使うほど、醜くなるというのを、女たちは気づかない。(P114)』
    『醜さは許せるけど、だらしなさは許せない。(P42)』
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    私の対極にいる人。
    自分にはできないから、悔しくて羨ましい。
    グサグサ刺さってくるから、側にいて欲しくないけど、手元に置いておきたいそんな本。

    きっと近くにいると、すごく苦しくなって、でも憧れる。気高く厳しくそして、素直でかっこいい、そんな方。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    『仕事のための時間と恋愛のための時間がある。それ以外の時間なんてあるわけがない。(P60)』
    『彼は私の人生に舞い降りた最高の幸運だった。(P66)』
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    彼女の仕事も恋愛も生き方も潔くて憧れます。

  • 強くたくましく生きるシャネル。

    孤高のように見えて、実は人との関わりを
    すごく大事にしているところが印象的。

    そして感情の表出がダイナミックで
    とても人間らしさがある。

    これから頑張るぞ!というときや
    今が絶好調に幸せ!と思っているときに
    エネルギーを授けてくれる本。

  • 自分の人生は自分で決める、と決意していた人。
    様々な困難や信じられない悲しい出来事を乗り越えてシャネルという人が出来上がったのだろうなと思いました。
    一人の人を知ることが午後でドラマのある事だと改めて感じました。

    くよくよするにもエネルギーを使うのだから、そのエネルギーをほかに回したほうがよい、というのがシャネルの意見。

    私は自分で引いた道をまっすぐに進む。自分が勝手に選んだ道だからこそ、その道の奴隷になる。

    このように自分の道をとことん突き進む。
    自分の中でジレンマがあったとしても前に突き進む。
    それがある意味人間らしくて人間らしくない、
    魅力溢れるシャネルという人だったのでは無いかなと思います。
    カリスマ性の一言では片付けたくない、片付けたくない人間芸術のような人だと思います。

  • 私は自由が好きだった。
    ただ、自由でいるのにはお金がかかる。
    この牢獄の門を開くにはお金しかないと私は考えていた。
    お金があれば、自分が愛してる人を助けることができる。

  • ブランドとしても人物としてもシャネルが好きなので、シャネルの言葉や人生を沢山知れて楽しかったです。
    チャプターごとに分かれており、見開きの右側に言葉、左側にその言葉についてのエピソードが書かれていたので読みやすかったです。

  • ココシャネルの強さと繊細さをあらわす生き方、スタイルを創り出す創造力と行動力、覚悟
    仕事に生きたが仕事だけではない。一流の男性たちとの恋愛をたくさんしてきたからこそのインスピレーション。
    シンプルだけど品のあるスタイルが現在も愛され続ける気高いブランドとなっていることがココシャネルの妥協しなかった生き様なのだと感じた。



  • 「嫌悪」の精神
    否定的な感情を主張するということ
    「嫌い」を大切にする

    メイクは、人のためにするのではなく、自分のため。

    表以上に裏が大切。
    本当の贅沢は、裏にある。




    批判→自分が全力を出し尽くしたか否かに価値を置く

    ほかの人と自分を区別する

    自由



    強い言葉の裏に潜む孤独

  • シャネルのように強い女性になりたいと思い読みました。私が、シャネルのよう強くて綺麗な女性になるのは程遠いと感じましたが、とても大切なことを教わった気がします。

  • どこまでいっても強い女性は最高に素敵。
    男女問わず、その在り方に魅了されること間違いない。
    厳選したはずが、ドッグイヤーは11個になってしまった。

    【語録集】
    ⚫︎醜さは許せるけど、だらしなさは絶対許せない。
    自らの影響範囲への「緊張感ゼロ」に対しては強く軽蔑されていた。

    ⚫︎メイクは、ほかの人のためにするのではなく、自分のため。
    誰よりも自分のため、自分の気持ちを高めるために。

    ⚫︎シンプルで、着心地がよく、無駄がない。
    シャネルスタイルの基本中の基本。
    シャネルの服の素晴らしさはフィッティングにあり。服の着心地がよければよいほど、それを着る女性がエレガントに見えるという信念から。

    ⚫︎たくさんの色を使えば使うほど、醜くなる。
    リトルブラックドレスを40代のはじめで売り出した。黒はすべての色に勝る。

    ⚫︎所有することは醜い。執着することはもっと醜い。
    メセナ(芸術支援)として人(天才)に莫大な投資をするお金の使い方。芸術家と夜な夜な豪華パーティをすることで、当時の上流階級へデザイナーの地位を押し上げた。

    ⚫︎どんなにつまらない本でも必ず言いたいことがあり、何かしらの真実がある。
    シャネルは小説で人生を学んだという。
    ただ読んでいたのではなく、学んでいた。

    ⚫︎人が何を残せるのかといえば、人生のなかで何を考え、何を愛してきたかということだけ。
    「魂は離れる。試練はもう充分長く続いた。魂は神に委ねよ、私はこの表現が好き」

    ⚫︎私は確かな「嫌悪の精神」をもっている。
    嫌いなものをなくすことに全ての才能を使いきった。独創的なクリエイションは嫌いという彼女の強い感情が原動力。

著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』『彼女たちの20代』。著者累計60万部を超える。

「2024年 『私を救った言葉たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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