- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479392217
感想・レビュー・書評
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2023.8.13 読了。
六つの章に分け、禅の言葉を紹介。ひとつひとつの意味を分かりやすく説明した一冊。
茶道に興味を持ち、その流れでこの一冊を読んでみた。普段日常的に使っている熟語も禅語では意味が変わってくるのを初めて知り勉強になった。とても易しい文章だったので入門書としても良いかもと思った。
宗教的な本や自己啓発本は「この考え方こそが全てで正しい」と言い切るものもあるが、この本は「受け入れられないこともある、できないこともある」というように他の考え方も尊重し、読者の気持ちも尊重した清らかで分かりやすいところがとても魅力的に感じられた。
読む人によっては「この教えはさっきも読んだ」と思う人もいるかもしれない。けれど違う禅語を繰り返し繰り返し押し付けがましくない優しい文章で書かれることで柔らかい気持ちになれた気がする。
著書が書かれ、発売されたのが東北大震災の年だったためもあると思うが、著書の「とにかく生きてほしい」という気持ちがひしひしと伝わってきて「おわりに」を読んでいたら自然と涙が零れた。
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寝る前にすこしずつ
1週間かけて じっくり読みました
心に染みる言葉がたくさんありました
シンプルに心のままに
感謝して 生きる -
和顔愛語:笑顔を出し惜しみしない
喫茶喫飯:今していることに集中する
前後際断:今日を生き切る
露:こころを開ける場を大切にする
任運自在:どうしようもないことは流れに身をまかせる -
今流行の禅の言葉
一志不退⇒志をしっかりともつこと
安閑無地⇒日に一度感謝の気持ちをもつこと
無心風来吹⇒人のためにいきる
面壁九年⇒とにかく続けることが成功の近道
無一物中無尽蔵⇒済んだことはしかたない
日々是好日⇒毎日を淡々と生きる
人間到処有青山⇒どこにいても幸せはみつかる -
いつも手元においておきたい本。日々小さなことに幸せに感じる。普段の普通の暮らしの中に幸せがある。今を懸命に生きよう。未来につながるはずだから。
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先日訪れた京都のお寺で聞いた説法のなかに「和顔愛語」という言葉をお話しされ、その言葉を探してこの本に出会う。自分自身は曹洞宗ではないけれど、言葉一つ一つが心に響き、考えさせられる。
[2013年9月1日購入] -
2013.8.24
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怒り。一旦腹に落とし込むべし。
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「禅、シンプル生活のすすめ」の続編的本です。
言葉がこころにしみます。 -
日々を流されるように生きている私にとって、
枡野さんの本に書かれている言葉はふと立ち止まって自分のことを考えてあげる機会をくれます。