僕らの仕事は応援団。 ~心をゆさぶられた8つの物語~

  • 大和書房
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本棚登録 : 157
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479392309

作品紹介・あらすじ

会社を辞めてまで作った日本で唯一のプロ応援団、実話にもとづく感動ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 河野通和さんの書評で知り手に取ったもの。
    私自身は、どちらかと言えば、冷静というか合理的というか、あまり簡単に心を動かされないタイプだと思っている。だから、河野さんが、書評でウルウルきたと書いてあったのも、眉に唾をつけながらよんでいたが、ウルウルきてしまいました。
    作者は、プロの応援団、「我武者羅応援団」(本当は旧漢字です)を結成し、依頼に応じて、全国、時に海外にも応援に駆けつける。応援にあたっては、その人の何をどのように応援すべきなのかを決めるために、応援される人自身にも会って話を聞く。
    そうして出来上がった応援は、一人ひとりに対してのカスタムメイドの応援となる。応援を依頼する人と応援される人の想いが交錯するところに大きな感情の動きが起こり、その動きを我武者羅応援団が、更にあからさまにする。
    そういった感情の大きな動きに、ウルウル来る。

  • 初っ端の「ずっと、息子のことが心配だった ーお父さん涙の結婚式」から8編...不覚にもウルウルしてしまった。
    年を取って涙腺が緩みがちなのもあるかもしれませんが、久しぶりに感動的な本を読みました。

  • つい先日平昌オリンピックが終わった。メダルを取った選手たちの映像があっちこっちで流れ、それに尾鰭がつくかのように、待ってましたとばかりに各テレビ局が用意した盛り上げストーリーが紹介されていく。
    そして総理までが、「国民栄誉賞」云々と言い出している。
    私もアスリートが試合後に語るコメントは大好きで、自分には見えない(領域で)自己と闘っていることは容易に想像できる実績を引っさげての言葉には力がある。でも、彼、彼女らはまだ若い。人生のまだまだ入口に立ったばかり、そんな彼らの長い将来を見据えると、ここからの大変さの方が目に映る。この「国民栄誉賞」は荷が重すぎないか、あるいは、そんなに軽くて良いものなのか?

    一方で、我武者羅応援団の応援(相手に向き合う)姿勢は真剣だ。途中「約束」という言葉が出てくるが、相手を応援するというのは、応援する側の信頼度がないと言葉の威力がない。そのために我武者羅応援団は「我らが必死に生きる」ことを約束している。
    この約束、言葉の上だけだから地に足が着いてないように思うかもしれないけど、彼等の選ぶ言葉、依頼者に応える応援スタイルは考えに考え抜かれている。そして、それを伝えるための訓練も入念だ。
    だから、伝わる。

    この本でも、何度もポロリときたけれど、YouTubeで動画を見ると更にポロポロになる。

    “熱い”という言葉はカッコワルイという覚めた空気感があちこちに蔓延しているけど、カッコイイ、カッコワルイなんてかとばかり気にしていると、納得や満足、充実というものを自分のなかから感じることを見失ってしまう。金の亡者ならぬ人目の亡者になっちまう。

    いろいろ意見はあろうが私は純粋に我武者羅応援団を応援したくてしょうがなくなった。だって私が生きている日々に自分がかけている言葉と同じ世界の言葉を彼らも使っているから。
    『自分を信じるかぎり、進み続けることができる。
    だから、ビビって足がすくんでも、「WE. ARE BEAUTIFUL」という思いを胸に、震えながらまた一歩踏み出すのです。
    それが、僕らが美しいと思う、僕らの生きざまだから。』

    話題になってくると我らの信念を見失いがちになるから気を引き締めねばね。

  • 新書・「考える人」は本を読む、から。この応援団の存在は知らなかったんだけど、ユニークな発想は素敵。親子のエピソードは、どうしても我が事と重なるから、それはもう、感動しちゃいます。本書でも、2つはそんなエピソードが綴られていて、そのラストでは、やっぱウルっと来ましたわな。でもその他、全体としてはへーって感じ。

  • 我武者羅応援団。
    高校1年生で応援団に入部するも2週間で退部。
    その時の悔しい想いを胸に、大人になって応援団を結成する。
    様々な依頼を受け応援するも、色々な困難や葛藤が飾らず書いてあるのが、
    好感を持てる。
    特に震災の話しなど共感持てる。

  • ひたむきに頑張っている姿は素晴らしいと思う。
    ただ、レビューにあるほどには感動しなかった。

  • 平成24年11月発行のYAだよりで紹介された本です。

  • いくつになっても、やりたかったことをやればいい。応援団、中々良いです。

  • 通勤電車で読んで、涙が溢れ出た。恥づかしかったが、止まらなかった。@特に1話

  • 第14回ビブリオバトルinいこま テーマ「応援」で紹介した本です。

    http://ikomabiblio.jimdo.com/記録/第14回2014年4月27日/

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