- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479392477
作品紹介・あらすじ
人気理系作家による、思索に「深み」を与えるヒント。
感想・レビュー・書評
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●明日死ぬと思って行動し、永遠に生きられると思って考える
●歩き始める前が、一番疲れている。
●人工よりも自然を観察する方が、オリジナルが得られる
●春は暖かさが楽しく、秋は涼しさが嬉しい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初にタイトルを100個決めて、全部決まってから本文を書き始めるというスタイルで書かれたそうで、共感したり、言葉遊びに笑っちゃったり、なるほどな~なんて思わされたり、良くも悪くも100個分のエッセィを十分過ぎるほど堪能させて頂きました。
正直、これだけで結構おなか一杯になりました。他にも100シリーズ何冊かありますが、しばらくは小説の方を楽しませてもらおうと思います。
森さんの創作のネタは自然から得ているというのに驚きました。この辺りはもうちょっと詳しく知りたかったです。他の著作に書かれているならば、それを真っ先に読みたいくらいです。
あとは、ガイドブックに載っている風景とかグルメを目当てに出かける事を「確認作業」という言葉で表現していたのが個人的にツボでした。 -
そーだよねー、ふーん、へー、という感じ.
どういう感じかは、読む人次第だな.そんなこと言ったらどんな本でもそうやけど.今の私には大きな感動はなかったけど、昔の自分が読んだらためになったと思う. -
この世にはいろんな考えを持ったいろんな人がぎゅうぎゅうしてる。
別に全てを分かり合えなくていいから、そうゆう人がいるってことを知っとけばいい。
あとはシンプルに、ただシンプルに生きたい。 -
土を買ったってとこ、吹き出してしまった。
森氏いいなぁ。 -
森博嗣という人は、常に客観的であり、物事を達観視している。
世の中に対して可能な範囲の現実的な希望を持っているし、同じく絶望も感じている。いつか死ぬときがくるだろうし、それまでにいかに有意義に好きな時間を過ごすか理論的に考えている人だ。
このエッセーは、そんな森さんの個人的だったり皆に伝えたいというような色々な考えを100のエッセーにまとめたものらしい。
読むと、「あたりまえのことを言っているだけだ」なんて思う人がいるかもしれないけれど、こんな当たり前のことが出来ていない人が多いと思う。森さんは当たり前のことを当たり前にやることで、いつでも色々な物を無限の可能性を持ちながら想像して、たくさんの作品を生み出しているんだなぁと思った。
読んでみて、共感できるところや、「こういう発想は今までもっていなかったけれどおもしろい」というところを、読んだ人それぞれが見つけてくれればなぁと思う。
森さんの、ドライというか冷たくも感じるけれど、冷静さとユーモアもある文章が、本に使われているイラストの雰囲気ととても合っていて良いと感じた。 -
誰かがなにかに不平不満を言っている場面というのはとても学びが多くて、この著者さんはそのなかにある「種」の分類が鮮やか。
「思考停止」というのはどういうことかが、31番目のトピック「感情的になるな、というのではなく、感情で観察を遮断するな、である。」に書かれています。
感動の魔法の半分以上は自分が持っているということを、あの手この手で述べられる。この100本ノックが気持ちよくてたまりません。 -
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