沈黙の闘い―もの言わぬ双子の少女の物語

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制作 : 島 浩二  島 式子 
  • 大和書房 (1990年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479570042

沈黙の闘い―もの言わぬ双子の少女の物語の感想・レビュー・書評

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  • マニックスの曲『Tsunami』の題材となった 『The Silent Twins』の訳本。

    心理学を学ぶ自分にとっては、自分の学んだ事への確認となる物語だった。乳幼児期の彼女達の保守的な性格や環境、そして何より双子であるということ、様々な偶然で、表現する方法を失ってしまったのかな。自分達双子にしかわからない言葉で他者に対しては沈黙を通して犯罪を繰り返す。

    しかし言葉を失った訳ではない。むしろ作家として成功できるかも知れない程の文才を持つ。笑わない沈黙→攻撃的→サイコパス→分離治療? 生活報告書しかろくに読まなかった心理療法家のとった治療法は違うと思う。二人の日記からは家族愛・社会性・恋など、ごく普通の少女の内面が簡単に読み取れるというのに。ただ表現する術を知らないということ。

    人間である以上、その本能の一つである”集団欲”があることを忘れてはならない。他人を拒否する精神病患者も、本能では誰かと繋がって居たいと思うってこと。 だからと言ってどうすればいいのか。 頑なに沈黙するこの双子の場合は、自分たちが感じているように遅すぎたということなのでしょうか。 「生きている限り遅過ぎるということはない」と言える心理学を研究したい気持ちにさせられた。

  • 反社会的な行為をする人が強いわけではなく、無愛想な人がカッコイイわけでもないということに気づかないで成長してしまうほど双子の視野が狭いのは、いろんな世界を見せなかった親の責任、だけではないのかもしれない。

    それにしても、この翻訳の読みづらさは何。

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沈黙の闘い―もの言わぬ双子の少女の物語はこんな本です

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