兄と弟、あるいは書物と燃える石

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著者 : 長野まゆみ
  • 大和書房 (2015年6月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479650119

兄と弟、あるいは書物と燃える石の感想・レビュー・書評

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  • 現実の世界か、清三五という作家が書いた本の中の出来事なのか…登場人物も本当にいるのかいないのか…読んでいるこちら側も登場人物達に翻弄される。はっきりとした真実は分からないままといった感じが、この物語に合っていてとても良かった。

  • 話が入りまじっているのかな?
    なので、わかったようなわからなかったよな。
    でも、気分は悪くない。

  • 長野まゆみの最新作は虚実入り交じるミステリタッチの幻想小説。
    どうも近年の作品は合う、合わないがはっきりしていたが、本作は面白かった。作中の雰囲気も好み。
    来月も新刊が出るようなので、そちらもアタリだといいなぁ。

  • だまし絵の世界に迷い込んだ感じ。

    階段を登っているのに、ぐるぐると同じ所をまわっていて、一瞬混乱するようなあの感覚。

    ある作家が、ある兄弟の名前を借りて作品にしたけれど…読んでいくとどうも一筋縄ではいかない感じ。

  • 久々に長野先生の作品読んだな~~。
    相変わらずどう足掻いてもいい大人同士のやおいネタが絡んできやがる・・・でも兄弟BLかと思いきや、そこは違いました。
    いつものオチが不明瞭なミステリ?幻想?小説。
    う~ん、いつもの長野まゆみだ・・・。

  • 文教大学図書館の所蔵情報はこちらです: https://opac.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=554480&test=t

  • 宇宙の膨張がはじまる直前の真空状態を共有しているのは、読者も同じ。
    2~3ページで区切られる小さなエピソードが目の前に整然と並べられていくけれど、読んでいくうちにそれらの内容はまったく整列なんかしていなくて、現実と虚構をたゆたう混沌が曖昧につながっているものだとわかる。比喩的に表現するならそんなお話。

    結局のところ並べられたエピソードのなかの現実はどれなのか。実在したのは誰なのか。読了時点の彼らの現在は――? 行間から考察を重ねていけるタイプの読者にはたまらなく面白いのではないかな。
    自分は読み初めのエピソードの区切り具合があまり時間のないときに合間合間で読んでいくのにちょうどいいと思ってしまったもので、日にちばかりかけて上辺を撫でるだけのような読み方をしてしまい、あまり頭に入らず随分と翻弄された。

  • 面白かった。
    短い、2、3ページほどの話の集まりみたいな書き方で、こんな話の書き方もあるんだとおもった。
    兄と弟の話かと思って読んでいたら、次第に語り手がいることがわかり、最後の章までに語り手は誰なのか、というような推理要素が存在する。私の予想は外れた。時軸がいったりきたりで混乱しそうだったけど、別に混乱することなんて何もなかった。
    誰が誰で、何がなんなのか。ミステリじゃないのに想像して辻褄を合わせるのが面白かった。
    設定が深く作られてるのかなと思ったり、なぁんだそういうことだったのかと思ったり、つまりどういうことだったのと思ったり。
    まあ、何を言ってもネタバレになりそうなので何もいえそうにないって感じ。
    もう一度読み返したほうがいいのかなとは思うけど、深読みするべきなのかとも。真相を誰か教えて欲しい。
    面白かった。
    フォントがやけにぬるぬるしてた。
    装丁・デザインかわいい。

  • 不思議なタイトルに惹かれて手に取った。
    最初の何章かまで読んで、読むのをやめようかと思ったけど、途中まで行くと先が気になってやめられなくなった。
    途中から、語り手が誰であるかが気るようになり、これは現実なのか小説の中なのか、ドラマの中なのか混乱していく。

    最後にあー!っとすっきりはしなかった。もう一度読むべきか…

    2017.3.18…8

  • 最後の最後まで読み手を混乱させる作品でした。理解しかけていた物語が、ある一文でひっくり返されるの繰り返し。作品中に出てくる「目に見えるものはいつもほかのなにかを隠している」「書かれたことはいつもほかの謎を隠す」といった言葉は、まさにこの作品を表しているように感じました。結局、誰が本当に実在して、それぞれがどのような関係にあるのか理解できずに読み終えてしまいましたが、だからこそ物語に引き込まれました。混乱してばかりだったけれど、読みやすくて雰囲気も好きでした。

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兄と弟、あるいは書物と燃える石の作品紹介

現実と虚構、嘘と真実、過去と未来-さまざまな二重写しの出来事が複雑なモザイク画のように描きだす謎に満たち物語。

兄と弟、あるいは書物と燃える石はこんな本です

兄と弟、あるいは書物と燃える石のKindle版

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