雨よりせつなく

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著者 : 吉元由美
  • 大和書房 (2005年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479681625

雨よりせつなくの感想・レビュー・書評

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  • 6篇あり。

    1.星屑海岸
      編集プロダクションに勤める既婚者のいく子が、
      仕事を通じて知り合ったカメラマンに恋心を抱くが。。。

    2.ボーイフレンド再び
      大学時代にすれ違ってしまった同級生との再会。
      私は不倫の恋を経て、ビジネスを立ち上げていた。

    3.雨よりせつなく

    映画「雨よりもせつなく」を見ていた。
    それを知らずに、読んだ訳だが
    映画独自のエピソード(カップヌードル他)が
    いっぱいだったことを知った。

    4.遠い夏のオマージュ
      大学四年の私が出会った彼の友人、トーソンとの
      社会に出るまでの記憶

    5.サーフブレイク・ハイウェイ
      別れの予感を秘めた私が婚約者を誘ったのは
      ドライブだった

    6.最後の嘘
      仕事の独立とともにすれ違ってしまった恋人との再会

  • 話が結構好き。

  • <font color="999999">「何してるの?」<BR>「見てごらん」<BR> 水際に、ほのかな緑色の光の粒が浮かび上がる。また手で水を叩くと、光の粒が揺れていた。蛍のように。<BR>「夜光虫だよ。星屑が海に落ちて夜光虫になったんだ」<BR> その美しさに、私は何度も何度も叩いた。ぼうっといくつもの光が放たれては、消えていく。寄せる波に微かな光の余韻を残しながら。私は海に入っていった。そして、胸くらいの深さで、両手を広げて仰向けに浮かんだ。ワンピースと背中の間に海の水が流れ込む。<BR>「伊久子!」<BR> 黒崎が驚いて私の名を呼ぶ。呼び捨てにされて、泣きたくなった。星空が落ちてきそう。私も星屑のひとつだった。<BR> 黒崎も同じように海に仰向けになった。何も言わずに、言おうとしていることを胸の奥に引き戻そうとしているのがよくわかった。そして、私たちは海の中で抱きあった。選べるのよ、選べるのよ、何度も自分に言い聞かせながら。</font><BR><BR>マミーセレクト第2段。これよかったなぁーなかなか。恋愛の本質は「切なさ」なんじゃないかと。思うぐらい、切なかった。恋愛ねー・・・(何)人生と人生の関わり合いですか。人恋しくなりますなぁ。ふはは。ちょっと違うか(笑)”すれ違ったからこそ、確かに繋がり合える”とか、”自分が求めているものを持っている男女は、惹かれ合うんだけど、このメカニズムは罠があって、そもそも求めるものが歪んでるから、幸福になれない”とか、この著者、ぜったい恋愛偏差値高そうw そんな、6つの短編。最初の「星屑海岸」が綺麗で好きかな。何か、「喪失感」とか、そういうのテーマにしてる作品って結構引っ掛かちゃうんだよな。(20060523)

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雨よりせつなくの作品紹介

もしかしたら、明日、彼はいないかもしれない、かつて恋に傷つき愛を失った二人の男女が出会ったとき、静かに生まれた新しいときめき。その繊細な切ない想いの先にあるものは…?透明な悲しみに満ちた、極上の恋愛小説。

雨よりせつなくはこんな本です

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