ワーキングプアは自己責任か

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著者 : 門倉貴史
  • 大和書房 (2008年3月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479771050

ワーキングプアは自己責任かの感想・レビュー・書評

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  • 結論から言うと、「ワーキングプアが生まれる主要な要因は、『自己責任』ではなく、『社会的構造』である」というのが、筆者の意見です。

    僕自身、日本の労使関係の問題に関しては、ほとんど知識がないので、本書は問題の概要やキーワードの定義を知る「入門書」として、非常に役に立ったと思います。

    ただ、本来ならばもっとページを割いて説明されるべき問題をさらっと説明しているのが気になりました。

    かなり幅広い事柄をカバーしているので、仕方がないと言えば、そうなのですが、個人的には、イジメとニートの因果関係はもっと詳細な統計を使って論じるべきだと思うし、「ベーシック・インカム」導入にあたっての短所に関しても説明が不十分だと感じました。また、本書を読んで非常に興味深かった「支出税」についても、もう少し詳しく説明して欲しかったです。

    ワーキングプアの問題は、社会の構造的な問題に起因したものであるというのは、僕もその通りだと思います。また、ミクロで見ると合理的なことが、マクロで見ると不合理だという、企業の人件費削減の問題は、解決にあたって、国を動かすことが極めて重要だと改めて思いました。

    自分にとって身近な問題なので、もう少し勉強してみます。

  • 12084.

  • 11月25日 第7回日比谷図書館チャンプルでお借りしました。

    メディアで言葉は知っていたけど、実態があまりわからなかったワーキングプアという存在。その正体と現在日本が抱えている経済の問題を書き綴っています。
    誰でもワーキングプアに陥る危険性を身に感じ、何をしなければならないか考えさせる一冊でした。
    Toshi

  • 全体的に浅く広く、入門というか概要というか最初に読む本としては良い。これ一冊では何ともならない本だけど、導入になる。最後の「子供をワーキングプアにしないために」みたいなところを除けば内容は悪くない。

  • エコノミストが書いたらしいが、高校生の夏休みレポートレベル。
    言いたいことを書き散らかしているが、根拠がない。
    データもなしに、「・・・と思う」とか「言われている」なんて、説得力ゼロ。
    こんなレポートじゃ、赤点になっちゃいますよ(笑)。

  • ワーキングプア問題が表だってきた2008年の本。
    さすがに情報が古い感は否めず、論旨も不利益を受けているワーキングプア層に寄り添いすぎているように見えるものの、この問題に関して、一般的に考えられている原因を良く説明している。
    もう3年以上たっているので、問題ももっと深いところまで見えていると思うので、筆者の新著があったら読んでみたい。
    門倉貴史は社会問題と経済をうまく結びつけてくれる、時代にビビットな経済学者なので好きだ。

  • ● そもそも、新自由主義は、「敗者」の救済とは矛盾する思想である。「敗者」の救済には税金が使われるが、その税金は競争の結果、「勝者」となった者から徴収するのであり、これは、新自由主義が信奉する自由な競争を阻害していることになるからだ。

  • 不安定な雇用で薄給どん底生活…。毎日働きづめで、先のことが考えられない日々はもう限界だ。戦うエコノミストが、「努力しても報われない社会」をメッタ斬り!「ワーキングプア」を救う確かな戦略を練る。(TRC MARCより)

  • この不況でいつ自分もそうなることか、明日はわが身でしょうか。これまでは格差が拡大しても徐々に縮小していく、という法則どおりに動いていたものが、グローバル化により格差が縮小していくという自然法則が効かなくなっている、ということで何か対策を取らない事には緩和の方向には進んでいかないんだろうな、と思いました。日本在住の外国人が最低賃金以下の時給で働いている、というのもショックでした。

  • 8月?

    ワーキングプアに関して
    興味を持ち本書を読む。
    著者は、BRICsに関する研究で有名。

    全体的に、データを豊富に検討している印象。

    諸外国と比較しつつ、
    ワーキングプアの問題点を俯瞰するには
    いいかもしれない。

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ワーキングプアは自己責任かの作品紹介

不安定な雇用で薄給どん底生活…、毎日働きづめで、先のことなんて考えられない…もう限界だ!!戦うエコノミストが「努力しても報われない社会」をメッタ斬り!「働く貧困層」を救う確かな戦略を練る。

ワーキングプアは自己責任かはこんな本です

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