地球のためにわたしができること―What we can do to save the Earth.
- 大和書房 (2007年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479781578
感想・レビュー・書評
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「地球のためにわたしができること」、
一人ひとりがこれを意識して実践していったら、地球環境は良き方向に変わると思います。以下、私は3つ選びました。
風で織るタオル
タオルはナチュラルなイメージですが、実はそうでもないところも。
まず、世界中の農薬の四分の一ぐらい、たくさん農薬を使っています。防虫剤に、除草剤、殺虫剤に、化学肥料。
綿の実を刈り入れる前には、じゃまな葉や茎を人工的に枯らすために、飛行機から枯葉剤をまくところも(人間にとっても有毒)。(略)
もっと人や地球にやさしいタオルはないのかなあ?
ええ、あります。オーガニックタオル。
化学肥料や農薬を使わないで、自然の力を生かして綿花を栽培。糸がきれないように、機械のスピードを半分ぐらいに落とす。化学染料や柔軟仕上げ剤などの、化学薬剤を使わずに仕上げます。
(略)
風力発電で機械を動かしているオーガニックタオル工場もあります。その名も「風で織るタオル」。
自然の風にゆらゆらと、優しく揺れる綿花を原料に、自然の風による電力でタオルを織る。わたしの大好きな、心までほっと包んでくれるタオルです。
わりばし・マイはし
今、日本では、一年間に二五0億膳のわりばしを使っているそうです。平均すると、一人、年間二00億以上?
けっこういっぱい使っている。(略)
えんぴつで時間をつくる
えんぴつ一本の芯を使い切ると、約五0キロメートルの線が引けます。マラソンより長距離、というわけ。ボールペンだったら一・五キロ。シャープペンだったら一ケース四0の芯が全部で一0キロ。えんぴつって、ダントツで長持ち選手なのです。(略)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
身の回りにある、肩肘を張らないエコロジー。
水、食べ物、調味料、紙、文具、布団、タオル、雨、乗り物、買い物……。表題のとおり、筆者自らが行っていればこそのエピソードが、こんな簡単なことからも地球環境の保全、低炭素社会への貢献ができますよ、という30編の提言として淡々と綴られている。
『地球のなおし方』などの著書、『不都合な真実』などの訳書をはじめ、数々の環境関係の著述で有名な枝廣淳子氏だが、本書はそれらのイメージとはまったく異なるソフトなエッセイ集としてまとめられている。 -
エコライフは
なにか特別なことをしないといけないような
ちょっと面倒くさいような
ちょっと格好悪いような
そういう印象を与えるけれど、
ここに書いてあることは、
エコ+じぶんらしさ
とっても簡単なことばかりが書いてある。
すべてはできなくても
まず一番気に入ったひとつから初めてみたら
いいと思う。
地球にやさしいことは自分にも優しい。
それがやってみようという気にさせる。 -
枝広さんは、小さい頃作家になりたかったと読んだことがある。
そんな一面をかいま見れる一冊な気がした。 -
『不都合な真実』の翻訳者でもある枝廣淳子が、自身の心掛けているエコライフの工夫や、地球環境に関する基礎知識を紹介した「エコ・エッセイ」です。私たちが普段使っているものや食べているもののルーツを学び、より自然を身近なものとして感じることが出来ます。私たちが捨てたゴミがどのような形でリサイクルされているのかも解り易く紹介されています。詩のような優しいテンポで、自然を守ることの大切さを語りかけてくれる1冊です。
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「子どもを本好きにする10の秘訣」>「科学」で紹介された本。
「子どもを本好きにする10の秘訣」>「世界・社会」で紹介された本。
あれ?ジャンルまたぐのはいいんだけど、この本が被ると選書数が減るのでは??? -
↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00034264 -
自分が生活する上で地球のために簡単にできる
ことを簡単に読みやすくまとめた本です。
地球のために自分が簡単にできることはあまりないんじゃないかと思うかもしれませんが、意外といろいろなことができると知りました。是非読んでみてください。 -
思想としては理解できるが、感覚的にはまだまだ共感しきれない。認識も必要だし、受容も必要だ。