老いのシンプル節約生活

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 63
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479782247

作品紹介・あらすじ

小さなお金のムダを省いて、コツコツ貯める。でも必要なものには、ゆったり使う。お金を使う優先順位がハッキリすれば、もっとシンプルに生きられる。老いの不安がなくなる本。

感想・レビュー・書評

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  • 10年以上前の本なので、節約して貯金...という提案はちょっと時代遅れ感はあるものの、必要のないもの、無駄なものにお金を使わないという意味での節約は今でもまっとうな価値観だと思うし、なるほどなと思ったところをメモ。

    ・何にお金を使うかの判断は日頃の訓練が必要。
    ・老後の不安の正体は自分の頭で勝手に想像して作り上げたもの。やみくもに怖がってもしかたがない。
    ・自分の身になにかあった時の「願い書」(遺言の覚書のようなもの)を作成しておくと安心。
    ・おひとりさまの老後は終の住処をどうするか問題が。賃貸契約ができない・ローンが組めないなどを想定してそなえる。

    自分の老後のために読んだのですが、なんなら母のほうが現役老人なので、「願い書」を書いておいてもらおうかなと思いました。「遺言」ってワードは強いから「願い書」はいいかも。

  • あっという間、一気に読めます。
    著者の歯に衣着せぬ物言いに好感を持ちます。
    昨今、ミニマムとか断捨離とか、節約とか色々たくさん出版されてますが60半ばの著者が書くとリアルでよく伝わります。
    仕事を持つ独身女子の老後...
    サバサバしていてこんな生き方もいいかなぁ〜と思います。

    改めて健康第一!
    本の最後の章には「食材使い切りのコツ」と題して美味しそうな料理のレシピが載ってます。
    使い切りじゃなくわざわざ食材を買ってきて作りました。
    美味しかったですよ(笑い

  • ハウツー本。小さな幸せや満足、エコ、節約、手抜きなどがテーマ。著者66歳での執筆なので、空想ではなく実践的なのがいい。お金、健康、よりどころ、自分の軸など、確固たる信念が力強い。元気な高齢者を目指すのが楽しみと思えるのがよかった。

  • 今はまだ若いと思っていますが、あと10年もすれば「老いた生活」についても考えなければなりません。あと10年ほどは子供の生活費が多くかかることが予想されますが、その後はシンプルな生活を考える必要があります。

    この本の著者は「ひとり暮らし」を考えているようですが、夫婦二人になっても同じ考え方が適用できるでしょう、特に最後(p187-191)に掲載されている「旬な野菜を使ったメニュー」については健康的な献立だと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・家計簿を、食費・光熱費・交通費・交際費・通信費・医療費・図書費・消耗費・調査費・被服費にわけて管理する(p57)

    ・靴は履きやすいウォーキングシューズ、色を2種類にして4足程度用意する(p86)

    ・ひとり力の4つのポイント、1)一人で1日部屋にいられる、2)ひとりで旅行ができる、3)休日もひとりでいられる、4)お金がなくてもひとりで楽しめる、である(p92)

    ・3つの保険を利用、1)入院、手術時に大きな保障があるもの、2)老齢年金保険、積立分が70歳になったら年金が払われるもの、3)死亡時に支払われる生命保険、である(p100)

    ・保険の契約書や担当者の名刺等をひとまとめにして、願い書ファイルを作成しておく(p101)

    ・願い書には、1)病について(すべての治療を拒否する等)、2)生活管理について(公的後継人の選定等)、3)葬儀について、4)書類・書籍等の処分について、でまとめる(p103)

    ・ひとりで暮らしやすい場所は、駅から歩いて帰れる、日常の買い物が歩いてできる、和菓子・洋菓子屋・パン屋が近くにあること(p115)

    ・スペース持ちになるために、整理整頓に心がけてきれいに見えるようにする(p141)

    ・食材を美味しく食べるには、1)食べ切れる量を選ぶ、2)美味しい食材を選ぶ、3)美味しく仕上げる料理法を身につける、である(p148)

    ・旬のものとして、冬:白菜、大根、レンコン、カブ、春:キャベツ、タケノコ、夏:ソラマメ、枝豆、キュウリ、ナス、トマト、バジル、秋:キノコ、ナス、青菜類、イモである(p162)

    2011/3/19作成

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著者プロフィール

阿部絢子(あべ・あやこ)
1945年、新潟県生まれ。共立薬科大学卒業。薬剤師の資格を持ち、洗剤メーカーに勤務した後、消費生活アドバイザーの経験を生かして、科学的かつ合理的な生活提案をしている。食品の安全性や家事全般の専門家として、テレビ、新聞、雑誌等で幅広く活躍。また、世界各国の家庭にホームステイをしながら、その国の暮らしや環境問題を研究している。主な著書に『キッチンに一冊 食べものくすり箱』(講談社+α文庫)、『「やさしくて小さな暮らし」を自分でつくる』(家の光協会)、『始末な暮らし』(幻冬舎)、『老いのシンプルひとり暮らし』『老いのシンプル節約生活』(大和書房)他多数。


「2022年 『ひとりサイズで、きままに暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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