50歳からは「炭水化物」をやめなさい。 ~「病まない」、「ボケない」、「老いない」体をつくる腸健康法~

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  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479782537

感想・レビュー・書評

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  • 1.20代ですが、色々な実験をして自分に合った健康法を探しています。そのなかで、会社に置いてあったので、読むことにしました。

    2.50歳からは人間の生理機能が変化してくるため、若い時の食習慣と変えなくてはなりません。糖質を控えることはもちろんのこと、肉も控えていきます。
    人間の寿命を決めるのはミトコンドリア・テロメア・長寿遺伝子・腸内細菌です。これらを機能させるために、著書では「腸内環境を良くすること」を焦点を置いて話しております。

    3.50歳というのは1つ良い指標でした。そしてやはり大切なのは糖質を減らすことです。私の場合、米や小麦系の食事は昼だけに心がけているのですが、甘いものを欲しがって、食べてしまう習慣があります。これをもう一度断ち切っていきたいと思いました。
    また、食習慣を変えない限り健康はないということも改めて確信しました。よく、蕎麦だけで生活したり、ヴィーガンが流行し、偏った食生活が日常化していますが、私の場合は、糖質を気にして、いろんなものを食べてみるというのがいまのところ最善の答えだと思っています。偏った食事をすれば腸内の細菌数は減ってしまうだろうし、デブのもとです。色々なものを食べてみて、体にいろいろな菌を住まわせるということが良いのではないかと思いました。

  • 著者の「清潔はビョーキだ」という本をおもしろく読んだことがあったので読んでみた。

    50歳から人間の生理機能が大きく変わり、ミトコンドリアエンジンになる、ということなんだけど、うーんそうなの?という感じ。テロメアが大切、というのも…

    最後の章はわりと参考になった。

    人が幸福感を覚えるのはドーパミンとセロトニンの作用のおかげである。それのもとになるのは必須アミノ酸であり、そのためタンパク質の豊富な食べ物をとらなければならない。摂取された食べ物はドーパミンやセロトニンの前駆体に姿を変えるが、それらを合成し、脳内に送り込んでいるのが腸内細菌である。(148)

    防腐剤は腸内細菌にとっても毒(160)

    0-157は清潔な場所でしか生きられない(168)

    焼きバナナ(158)はやってみようかな。

    肉食をすすめているのはどうなのかな、と思わなくはない。
    お酒はよくて甘いものはだめなのか…とか疑問を感じるところはあるし、炭水化物がどうしてダメなのかを完全に納得したわけではないけど、

    炭水化物を控えめにして
    みそ汁など発酵食品をとるようにして
    アルカリ性の水を飲むようにして
    活性酸素の発生を抑えるような食生活
    をとにかく心がければいいのかなぁ

  • 妻への感謝が寿命を決めると自覚する。

  • 執筆当時(2012年)でオン年73歳。毎夏、インドネシアのカリマンタン島へ医療調査に行かれるお元気なカイチュウ博士。でも「酒と女は2合(号)まで」とは、今日びセクハラですぞ。
    50歳前後で、解糖エンジンとミトコンドリアエンジンが入れ替わる?サーチュイン遺伝子スイッチも50歳を過ぎないと入らない?じゃあ、若者の糖質制限って、宜しくない?…まあ、50過ぎの私には関係ありませんけど。
    「焼きバナナで」オリゴ糖タップリ、「サツマイモとリンゴの重ね煮」で便秘解消は覚えておこう★

  • ふむ

  • 50代で若い頃よりも基礎代謝が落ちることで、糖体質からの変化という視点は、非常に腑に落ちました。
    事実私も40代後半ですが、夜遅くの飲酒・炭水化物中心の暴食が原因で、急激に血糖値が上昇しましたので。
    とにかく、血管に気をつけて今後の人生を送っていきたいと、この書籍を読んで決断しました。

  • ミトコンドリアイブ=20万年前のアフリカ女性の遺伝子が生きている。
    ラドン温泉=ホルミシス効果。
    放射能=もらい泣き現象=隣の細胞も死ぬこと。
    味噌蔵から取り寄せた生きた味噌=抗酸化作用がある
    フィトケミカルの細胞膜を壊す=熱を加える。味噌汁など。

    もっと食べたい、はいっときの満足。テロメアの回数券を使っていいか、考えること。

    酒と女は2合まで。

    カルシウム・パラドックス=カルシウムが減ると、血中カルシウムが過剰になる。
    硬水でカルシウムを補う。
     四国カルスト天然水ぞっこん、
     命のみず
     浅虫温泉水専任のわすれ水
     マグナ1800

    空腹ではなく腹八分目。食べる間隔が開くとフィトケミカルが不足する怖れ。

    油は常温で固まらない油。

    水溶性と不水溶性の食物繊維

    焼きバナナのスイーツ。

  • 面白かったけど「50歳からは肉を食べ始めなさい」とほぼ同じ内容ですね。

  • 寄生虫とか細菌を殺菌しない方が健康的だと主張されているが、間違ったことは言ってないと思うけど、科学的根拠が貧弱なのが玉に瑕。安保徹とも関係がおありのようなので、それで似たような主張をされているのかと頷けた。

  • 腸内環境の重要性を再認識しました。
    良い本です。

  • 確かに、炭水化物の過剰摂取ね。
    おいしいものは、糖と脂で出来ている。かな!

  • うまいなぁ。本の編集のしかたが。
    73歳と言う 歳で、これだけの明晰で、
    組み立てられた 本を作り上げるのが すばらしい。

    文章の長さとそれを要約する キャッチフレーズが
    まるで、コピーライターのごとく 巧みである。
    読んでいても 気持ちがいい 文の運び方。

    50歳になったら 食べ方を変える。
    人間の寿命は もともと 100歳に設定されている。
    それをどう全うするのか、
    そしてさらに125歳までたどり着くのか?
    それも、寝たきりにならないで ピンころりと逝くには。
    という 大前提の仮説が なんともいえず、
    気宇で 気持ちがいいなぁ。

    人体は 『解糖エンジン』で 前半を動かし、
    折り返しから『ミトコンドリアエンジン』で動かす。
    『解糖エンジン』は、32〜36℃で 低温で、低酸素で、
    『ミトコンドリアエンジン』は、酸素があり、37℃以上の高温で活発に動く。

    若い時は 炭水化物が 重要なエネルギー。
    50歳以上は 糖質が栄養にならない。持続的なエネルギー。
    老化や病気になるのは 活性酸素の働き。
    それを、活性酸素を どうとどめるのか?
    がポイントである。

    解糖エンジンに邪魔をされて、ミトコンドリアエンジンが支障を来すと
    とりこんだ 大量の酸素が 活性酸素にかわってしまう。
    50歳を過ぎたら、主食を食べなくていい。

    がん 心筋梗塞 脳卒中 糖尿病は 活性酸素が関与している。
    糖分をおさえる、コレステロールは高い方がいい、カロリーをおさえても意味がない。
    多すぎる糖質は 脳もぼける。
    ラドン温泉は 効果がある。微量の放射線。
    放射能が多すぎた時には みそ汁が効果がある。

    長寿には テロメア に効果があるようにする。
    『神経系』『内分泌系』『免疫系』の三つの制御。
    早死には リスク遺伝子をもっているわけではない。

    テロメアに影響のあるもの。
    人間のテロメアは、1万塩基あり、年50塩基づつ減って行く。
    電磁波、塩素、トリハロメタン、食品添加物、防腐剤。
    フィトケミカル、香り、苦み、辛味、
    つける、茹でこぼす、アクをとる。
    オラック値 活性酸素吸収能力。
    →スパイス類、マメ類、クランベリーやブルーベリー。
    よく噛むこと。
    フレンチパラドックス。
    ビタミンE がポイント。
    硬水、アルカリ水は 意外といいのだ。
    水素水が 活性酸素を打ち消す。
    プロポリス。

    長寿遺伝子をオンにする。
    カロリー制限と運動。

    マーガリンには 気をつけよう。

    最後は 『うんこ』の話になるが
    藤田紘一郎の 専門分野となる。
    でっかい おおきなうんこをしよう。

    いいな。そのまとめ方も。
    彼が 100歳を超えても 健在であれば
    さらに楽しいなぁ。

  • 食べ過ぎない 炭水化物 少なめに!

  • 試行あるのみ

  • 炭水化物は、一切ダメ!
    健康の為とは言え、厳しい!
    少しづつ、減らす努力から始めてみよう。

  • 説得力あったので、試してみる価値あり。

  • 糖質制限を始めて一ヶ月あまり。体重の減は少しだけど、お腹は確実に凹んできた。何人かの医学関係者が同じことを主張し始めている。これは無視できないことだと思う。

  • ローソンで、雑誌コーナーの前に小さいカゴをつけていて、その中に入っていた。2012年の本だけど、「糖質制限ダイエット」がブームで、売れるということで置かれたのだろうか。

    体はエネルギーをつくりださなければいけないが、50歳までは、普通に炭水化物をとってもかまわない。それを「解糖エンジン」と言っている。

    しかし、50歳をすぎると糖分を燃やす必要がなく、細胞のミトコンドリアによる「ミトコンドリアエンジン」切り替える必要があるという説。「ミトコンドリアエンジン」は、「解糖エンジン」が邪魔しなければ、キチンと酸素があれば働く。
    そうすると寿命の回数券、テロメアにも影響する。

    筆者は昼に玄米を少し食べる程度というから徹底している。糖質制限ダイエットの特徴は、カロリーは気にしなくていい。したがって、炭水化物によるカロリー不足はタンパク質で補うことになる。筆者はステーキは週に2枚食べるそうだ。

    それは健康上は問題ないとしても、庶民には無理です。

    おおむね正しい気がするのだが、糖質制限ダイエットには反対意見もりあり、主食、おやつを一切抜くというのは、ちょっと過激すぎる感がある。極端な食生活は何かのバランスを崩しそうで、どこまで取り入れかだと思う。

    後は、野菜をとる、よく噛む、食品添加物は取らないなど常識的話が並んでいる。

    コーヒーについてくるフレッシュミルクが、マーガリンと一緒のトランス脂肪酸だというところがややショックでした。だいぶ飲んでしまったぞ。

    意見は2ページにまとめ、大事なところはゴチックにし、最後の行にまとめを入れる。字は大きく年寄り向きにできています。

  • 炭水化物ダイエットで減量ができた、一方で、炭水化物をしっかり食べないと糖分が減って頭脳労働に悪影響を及ぼす、体が成長しない等の意見があり、ダイエット本を何冊も読んでいた私は混乱していました。

    そんな私(今年の誕生日で50になります)に明確な指針を与えてくれたのが、この本でした。50歳までは(若いうちは)糖質を食べて細胞を大きくする、活性化するのが大事だが、50歳からは逆に、その糖質が細胞の老化を、活性酸素がでることで加速させるそうです。

    今年の正月(2014)に34年以上振りに中学の同期と飲み会をやりました、かつて野球部や陸上部でスポーツマンだった彼等の体型をみてビックリ、最近手術を行った人もいました。甘いモノや炭水化物の過剰摂取(お酒も含む)が一因のようですね。

    私も苦しみながら、昨年(2013)、3キロ程度落としました。糖質をできる限り抑えて、タンパク質や魚、野菜を食べるように心がけています。この本にはお奨めのおかずも載っていますので、これから新年会等でお酒や料理を食べる機会が多くなるときに参考にしたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・50歳を超えたら、寿命を決めている「ミトコンドリア」「テロメア」「長寿遺伝子」「腸内細菌」を日々の生活の中でうまく活性化させることで、病まない・ボケない・老いない長寿人生を誰でも実現できる(p4)

    ・若い時には「解糖エンジン:低温で活発化」がメインだが、やがて「ミトコンドリアエンジン:高温(37度以上)で活発化」へと移行する、その切り替わりがだいたい50歳前後(p19)

    ・若い時に体を動かす燃料となるのは「糖=炭水化物を分解して作られる」、他の栄養をとってもエネルギーが湧かないのは当然(p20)

    ・ミトコンドリアは糖ではなく酸素を使ってエネルギーを生成する、50歳以上の人は体を冷やさないようにして、できるだけ体温を高温に保ち酸素をたくさん吸い込むような体を動かし方が良い(p22)

    ・50歳を超えたら必要以上の糖質は控える、50歳を過ぎたら主食はとらなくてよい、そうして解糖エンジンの動きを抑えて、ミトコンドリアエンジンを動かす(p25)

    ・解糖エンジンは、高糖質・低体温・低酸素の三拍子がそろうと活発化する、50歳からのがん予防は、第一に糖質の豊富な食品を控えて「解糖エンジン」の働きを抑える(p28

    ・糖尿病を克服してからは、朝と夜は主食を抜き、昼食はお楽しみ程度に、五穀米や玄米を少量食べる、白米・うどん・パン等、白く精製された食品は避ける(p37)

    ・染色体の末端には、テロメアと呼ばれる構造体が鞘のようにぶらさがっている、誕生時には、約10000塩基対があり、年50基ずつ短くなっていく。これが5000程度になると細胞の寿命が尽きる(p51)

    ・一日30品目は難しいが、一日7色(赤・だいだい・黄・緑・紫・黒・白)の野菜や果物をたべるというのは可能(p70)

    ・ビタミンEは、テロメアの長さを保つ作用がある、玄米・アーモンド・落花生・緑黄色野菜等に豊富(p86)

    ・牛や豚肉を食べるならば、脂身の少ない、ヒレ肉やもも肉にする(p122)
    ・コーヒーフレッシュはトランス脂肪酸の固まり、クリームや牛乳は全く入っていなくて、主成分はサラダ油で他に、乳化剤や増粘剤、カラメル色素(p129)

    ・腸内細菌を増やすには、水溶性の食物繊維がよい。海藻類・全粒穀物、豆類、ゴボウ、ニンニク、アボガド、納豆、モロヘイヤ、里芋等(p152)

    ・O-157が猛威を振るうは、隅々まで除菌してある、最近ゼロを目指すところ(p169)

    2014年1月19日作成

  • 50歳を超えると、
    基本的な体の生理機能が変わります。

    そのため、50歳を超えてからの食習慣は
    見直す必要があります。


    本日ご紹介する本は、

    50歳を超えて変化した体のための
    健康法を伝える1冊。


    ポイントは
    「エンジン」

    車は、ガソリンを燃料にして、
    エンジンでエネルギーに変えて動きます。

    人間の燃料は食べ物。

    そして人間のエンジンは2種類あります

    ”解糖エンジン”と”ミトコンドリアエンジン”


    ”解糖エンジン”は炭水化物(糖質)からエネルギーを作るエンジン。
    ”ミトコンドリアエンジン”は酸素からエネルギーを作るエンジンです。

    若い時は解糖エンジンが主に働きますが、
    50歳以上の人はミトコンドリアエンジンがメインとなります。


    「活性酸素」

    50歳以上の人が炭水化物を大量に食べると、
    解糖エンジンが活性化し、
    必要なミトコンドリアエンジンが動かなくなります。

    そのため、酸素が活性酸素に変わってしまいます。

    活性酸素は、細胞を酸化させ、傷つけ、
    これが老化や病気につながります。

    白米、パン、うどん などは
    50歳以上の人は控えめにしましょう。


    「フィトケミカル」

    植物は、自分自身を守るため、フィトケミカルという
    抗酸化物質を大量にもっています。

    これが、活性酸素の生成を抑えます。

    特に、色が濃く、香り、辛み、苦みの強い野菜、
    海草類、キノコ類に多く含まれます。

    食べ物は、白いものを避け、色の濃いものを
    選ぶようにしましょう。


    「腐らない食べ物」

    体に良いのは、できるだけ加工していない生の食べ物。

    加工食品は、元々あった栄養素が抜け、
    いろいろな不純物が入っています。

    そして、栄養素がなく、カロリーだけがあるような
    恐い食べ物である可能性があります。

    生きた食べ物は常温で放置しておくと腐るはず。
    腐らないのは不自然です。

    長い間おいていても腐らないものは
    できるだけ食べないようにしましょう。


    歳をとってくると人一倍健康に気を使う必要があります。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    このジャンルの文章の目的は、読者を説得し、自分の主張を広めることだ
    文章を書く作業の出発点は、メッセージの明確化である
    「チャンスは心構えのあるものを好む」「偶然は、準備の整った実験室を好む」
    文章は初め方と終わり方が難しい「始め」=読者を引きつける 「終わり」=読後に残る印象
    抽象的な概念をわかりやすく伝えるための方法=①比喩 ②具体例 ③引用
    「とにかく書いて、あとで直す」=あまり気をつかわず一応書き上げ、あとでチェックする
    「始めなくてはできない」=完全でなくてもよい。そこから文章は成長していく
    新しい発想は「考え続けることによって生まれる」
    自分自信との対話を通じて、文章を成長させることができる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1 メッセージこそ重要だ
    2 骨組みを作る1-内容面のプロット
    3 骨組みを作る2-形式面の構成
    4 筋力増強―説得力を強める
    5 化粧する1-わかりにくい文章と闘う
    6 化粧する2-100回でも推敲する
    7 始めればできる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
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著者プロフィール

東京医科歯科大学名誉教授 ・ 人間総合科学大学

「2010年 『未来コンパス 13歳からの大学授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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