フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
- 大和書房 (2014年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479782995
感想・レビュー・書評
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フランス人のシンプルで自分らしい生き方というのが、まさに自分の考えていた日頃の違和感を溶かしてくれた。元の素材に一心不乱に着飾るよりも、元の素材を丁寧に愛でていくような生き方。自分の人生は他でもなく自分のものであり、流行にも惑わされず自分が良いと思ったものを、自分の感性を信じて生きようと思わせてくれた。
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「幸せとは欲しい物を手に入れることではなく、持っている物で満足すること」
という言葉が紹介されていた。ドキッとした。買い物って楽しいし、買い物自体に満足しているのかも。
マダム・シックのように余裕を持って生活したい。 -
著者はアメリカでモデルや執筆の仕事をしている女性。20代の時にパリの元貴族のアパルトマンに6ヶ月ホームステイをした。その時の体験を描いたもの。
食べることと着るものを大切にしたいと思った。一度に二つのことをやるのは辞めよう。一つに集中しよう。ワードローブに気に入った10着しか入れないというコンセプトは、まさにシンプルで奥深い生活に通じるものがある。いま、まさに読みたかった本だ。パリで暮らしてみたくなった。
シックな暮らしとは。末尾で、筆者はあるフランス人哲学者の言葉を引用している。何をするかではなく、どのようにするかが重要だと。いい人生へ、一歩を踏み出そう。そんな読後の感想を持てる一冊である。 -
よくある断捨離本と違うのは、フランスへのホームステイの経験から、アメリカとフランスの生活の違いを軸に生活の質について語っている点である。
断捨離したい人だけでなく、同じことの繰り返しの日々に飽きてきた方にもオススメ出来る本だ。
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なによりも「Lessons from MADAME CHIC」の邦題を「フランス人は10着しか服を持たない」としたのが、本書のすごいところだと思う。
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フランスのワードローブは各シーズン10着程度
良質のものを繰り返し着る
マダムシックの冬のワードローブは
ウールのスカート 3〜4着
カシミアのセーター 4枚
シルクのブラウス 3枚
(パンツは滅多に履かなかった) -
質のいいものを長く大切に使う方が、安いけどいらないものやあまり気に入ってないものを使うよりも気持ちも良いし周りからもよく見えるなら、そっちの方がいいなと思った。良いものを買うのは少しもったいないと感じるけど、気に入ったものを大切に使える方が幸せになれるような気がするからそうしてみたい。日々も忙しくて大変な時もあるけど、ささやかな幸せを大切に情熱を持って生きたいと思った。教養やロマンチックさも忘れずに豊かに過ごしたい。
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自堕落な生活してるなあと思ったときに読むリストの中の一冊。
このシリーズはこの一冊だけ読めば事足りる気がしている。