自分の居場所のみつけかた

著者 :
  • 大和書房
3.77
  • (7)
  • (7)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479791614

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/45881

  • 生きづらさもまた自分の生き方と説く本。
    ・主婦の多くは「毎日毎日飯をつくって私の人生何なんだ」とは考えないよう。一度考えてみるとよい
    ・修正に役立つのは知性。まず他人の話に耳を傾ける。それから興味のある分野の本を読む。
    ・人が死ぬとき、惚れた分だけその人はハッピーだったという計算法
    ・人はだいたい、自分が信じ込んでいる方向に落着するもの
    ・その人に「愛(関心)」を注いだ人には「責任」が生じる

  • 斎藤学先生の著書を読むと心の中にモヤモヤとしていたものがすっきり言語化されていく爽快感を感じる。独特なユーモアとあっさりしたテイストがやっぱり魅力的だ。

  • 146
    症例がたくさん

  • この本は私の地元の図書館ではYAの棚にあります。
    読み始めると、主婦をはじめとした大人の方の症例が続いていた為、若いコには難しいのでは……?と思ったのですが、後半は引きこもりに関する話が多く、親世代や、私の様なおばさん(笑)よりも若いコ達にこれからの人生を歩んで行く上で心得たい事、心の持ち方に気をつける事を身につけるのに相応しい内容だと思いました。
    なんでYAの所にあるのか分かったよ……。

    しかし多くの症例の中で当事者が自分と同世代の女性のケースでは身につまされる物があり、特に失恋をきっかけに鬱になった女性の話には胸を打たれました。
    自分も、もっと早くこの女性と同じ考え方に気づきたかった。

  • 最初読んでいて、「あれ?ただの症例紹介じゃん」って思って、自分の求めている本じゃないと思ったのですが、読み進めていくうちに、自分の求めている居場所って自分に起因しているんだって気づきました。
    また自分の中に自分の居場所を持てば自ずと居場所ができるということに気付かされました。

    その居場所を見つけるために、まずは自分を好きにならなければならなくって、それは、他者の言う悪い部分、自分で思っている悪い部分、全てひっくるめて好きになるということです。

    このことに気付けたのはとても大きかったです。

    ぜひ、自分に自信がないとか、自分のこと大嫌いって思っている人に読んでいただきたいです。

  • 4ヶ所泣いた。自分が欲しくて仕方がなかったのに与えてもらえなかったものがよくわかった。与える能力を持ち合わせていなかったことも。頭だけではなく理屈ではなくガツンとわかった。

  • 読み飛ばすと何がなんだか分からなくなりそうなそれぞれに混み入った状況の方々が登場するので、結局じっくり読んでしまった。

  • 【著者】 斉藤 学 (依存症研究の第一人者)

    メンタルが弱い人の居場所の見つけ方の本。

    【購入日】 不明

    【よみやすさ】 フツー 238ページ。
    精神病の人によっては苦しい。

    【購入意図】
    精神病が苦しかったので、
    そこから抜け出すために。

    【私が再読する時】
    健康なうちはない。

    【お薦めの人】
    精神病を持った人の身内、や同僚。

  • 家族問題についてクリニックを開設している著者のクライアントを紹介しながら居場所の見つけ方を紹介していますボーダーラインとか家庭内暴力とかいろいろ問題はいっぱいありますね〜

  • 『私たちの居場所は愛という「関心」を注いでくれる相手の心の中、そう思ってくれているという「信念」ないし「幻想」の中にある。』

     自分の根幹となるものが、自分ではどうしようもない相手の中にある。自分の存在のためには、他人の心というスペースが必ず必要になってくる。人間とは本当に完成度の高い、良くできた生物だ。
     愛の存在を相手に求めた場合、それは「幻想」になり、自分に求めた場合、それは「信念」になる。
    「幻想」を幻じゃないと思いたいがゆえに、さらに愛の存在を他人に確かめてしまう。
     僕たちから創造力を奪うのは、秩序と安定の感覚であり、ゆえに僕たちは安らぎを求めながらも悩み続けなければならない生物なのだ。

  • 心の病気で苦しんでいる人達が多い事を知った。ちょっとしたきっかけで、苦しみから脱出できる事もあれば、永い間、ゴールを目指して、彷徨わなければならない場合もある。平凡が良いといっても、あまりにも、多種多様化している現代では、普通を見つけて、生きるのが難しいと思う。

  • 一言でいえば心を病んでる人の本。実際の例を出して話は進む。心の問題はむずかしい。実例を出されたからと言って、それが自分に当てはまるかと言えばそうでもなく、ヒントにはなるが解決には届かない。

  • 衝動買いです。なるべく早くよむつもり。

全15件中 1 - 15件を表示

著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斎藤学の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×